こんにちは!
今日は他の投稿でお話しました、意外と便利な突っ張り棚のお話の続編、問題の改善策、つまり補強方法をご紹介していこうと思います。
全投稿でもザッと書きましたが、おそらく、この類の「突っ張り棚」をお使いの方は心当たりがある方もいらっしゃるのではないかと思いつつなのですが、発生する問題点としましては、たまに棚が落ちてくる・・・という症状です 😞
これをちょっとした工夫によって、落ちなくしよう!というのが、この投稿のテーマになります。
「落ちない工夫」としては確かにちょっとしたレベルなのですが、DIYの作業としては、場合によってはちょっと骨が折れるようなケースもありますので、ご注意頂ければと思います。
なぜ落ちてしまうのか?
この症状の原因として考えられるのは、色んな原因があると思うのですが、建築士的な観点でなるべく客観的に考えてみますと、主に以下のような点じゃないかな、と踏んでいます。
ちなみに、そもそもは両サイドの壁に突っ張っているだけですので、個人的には、物理的に考えれば落ちてきて当たり前だと思っています 😲
①突っ張りが足りてなかった(突っ張り切れていなかった)
②負担させる荷重が重すぎた(耐荷重の数値を超えていた)
③壁面自体の耐荷重が棚の耐荷重よりも劣っていた
原因①については、他社さんの製品は良く知らないのですが、少なくとも筆者の愛用している「平安伸銅工業」さんの製品の場合は、基本的に取扱説明書に従って適切に設置しなおせば、それだけで治るはずです。
主に「突っ張り棒」の突っ張り方の話になるのですが、今回使用している「突っ張り棚」の製造メーカー「平安伸銅工業」さんの、「取付けのコツ」を解説してくれている、パッと見だと一瞬引いてしまうかもしれない?気さく😄な記事も参考にしてみてください。
※右の画像からも入れます。
筆者は、正直なところ一瞬引いてしまいましたが・・・😰、非常に分かりやすく的を得た「取付けのコツ」を解説してくれています。👍
②については、仮に突っ張り棚の耐荷重を越えたものを載せてしまうと、棚自体が破損してしまうような気もしますし、そもそも筆者は耐荷重を超えない範囲のモノしか載せていませんので、我が家の症状から見ますとちょっと考えにくいです。
次に原因③。実はこれがもっとも濃厚😒です。
前の投稿でご紹介した写真ですが、棚が落ちてしまったため、取り付け直したときの写真が以下のものです。
写真内にも書き込んでおいた通り、突っ張り棚が突っ張っていた壁の仕上に当たるビニールクロスが剥がれてしまっているのが、お分かりになられるのではないかと思います。
明らかに、何かの瞬間に、この棚が滑り落ちた痕跡ですよね・・・ 😒
ちなみに、他の収納内部でも同じ症状が起こっています。
少し話は逸れるのですが、実はこの「突っ張り棚」、事務所の方でも4~5個ほど愛用しています。
事務所の方は、築30年ほどのいわゆる「ワンルームマンション」ですので、「収納」の内部の仕上げは、当然のようにビニールクロスなどといった洒落た(?)モノは貼られておらず、ベニヤがそのまま剥き出しになっているのですが、ここに4年前に設置した「突っ張り棚」については、まだ落ちてきたことはありません。
例によって長くなってきてしまいましたので、まとめます。
結論を書きますと、要するに・・・、
壁面の仕上材(ここではビニールクロス)表面の耐荷重が、「突っ張り棚」の耐荷重を下回っているため、いずれか(ここではビニールクロス)の耐荷重を上回った、荷重が掛かった時に落ちてしまう・・・ということなのではないかな、と考えられます。
改善の方法
もちろん、布製のクロスなどであれば、またニュアンスが違ってくるような気もしますので、ここだけクロスを張り替えてみる、というのもひとつの手法として「あり」なのかも知れませんが、クロスを貼り付ける「糊」の強度も関係しそうな気もしますし、何より二度手間になってしまう可能性がありますので、ここでは物理的に落ちてくることがないような措置を講ずる方向にしてみることにします。
具体的には、右下スケッチのような形で「突っ張り棚」が取り付く壁面のすぐ下に、赤で表示してある、「長押(ナゲシ)的な補強材」を貼り付ける作戦です。
元々は古来日本の伝統的構法の中で、柱と柱を床から1800mm(180センチ)程度の高さで、補強的な意味合いでつなぐ水平材を「長押(ナゲシ)」と呼んでいました。
現在は構法自体が(ぜんぜん)変わってきてしまっていますので、厳密にはこの「長押(ナゲシ)」は存在しなくなってしまって、「在来和室」と呼ばれる「昔の和室みたいに見える和室」などにおいて、装飾的に使われているのがほとんどです。
また、現在は洋室などでも「ハンガーを掛ける」という用途と、装飾の意味で、以下の写真のような形で壁面に取り付けられる部材を、この「長押(ナゲシ)」という言葉で呼んでいます。
特に「収納」スペースの少ないアパートなどの壁に、収納のプラス要因として施工されることが多くなっている気がします。
※実務では不動産屋さんなどから要望が出るケースが多いです 😐
「突っ張り棚」は、この「長押(ナゲシ)的な補強材」の上に載せて突っ張らせ、何かの拍子に下にズレ落ちようとする時には補強材に支えられるため、この「補強材」や「突っ張り棚」自体が破損することがない限りは、物理的に落ちることがない、という形。
拡大しても見づらいかもしれないのですが、見ためは枕棚の前框の高さの範囲で納まった方がすっきりします。
我が家では前框は60mm(6センチ)ほどの高さで、「突っ張り棚」の棚板部分の厚みが25mm(2.5センチ)ほどですので、この「長押(ナゲシ)的な補強材」の高さ寸法としては、30~35mm(3~3.5センチ)。
前框が75mmほどのお宅でしたら、単純に45~50mm程度の高さの部材を用意することになります。
ちょっとした問題
この「長押(ナゲシ)的な補強材」を、例えば、クロスをこの部分だけ剥がして、「強力接着剤」や「強力両面テープ」などで貼ってしまう・・・という簡易な方法も取れるのですが、これらの強度的な問題が大きく影響するため、物理的に落ちてこない!と言い切るには、少々無理があります。
一般の方々は、これらの「強力接着剤」や「強力両面テープ」などを試してみてもいいのかな・・・と思います。
・・・が、筆者は(一応)建築士ですので、初歩的な失敗する訳にもいきません😰ので、堅い方法、つまり下地にビスで固定する方向で進めることにします。
パッと見、簡単そうに見えるかもしれないのですが、実はちょっとした問題があります。
DIY慣れしていらっしゃる方にとっては当たり前の話かもしれないのですが、ビスで壁面に何かを固定しようとしても、このクロスが貼られている面は、石膏ボードですので、基本的にビスは効きません・・・
そうですね!😉
ボード面にビスを打とうとする場合は、下地がないといけない訳で、この下地に対してしかビスは効かない訳ですが、右の図に示したように、先端側はまだ可能性があるとしても、枕棚側には、残念ながら下地が入っている可能性はほぼありません。😓
※水色の縦線の部分が、通常は下地が入っている可能性が高い部分です。
つまり、適当な位置に下地が本当に見つからない場合は、壁の内部に新たな下地を挿入する必要がある・・・ということになります。😓
ちなみに、この作業は少々骨が折れる作業になってしまいますので、別の投稿でご紹介することにします。
ご興味のある方は、そちらも見てみてください 😪
使うもの
壁内に下地を挿入する話は別の投稿でさせて頂きますので、その他の範囲で実際に使うものを以下にご紹介していきます。
ここも補強だけですので大したモノは使いません。
また、例によって、他の投稿で紹介しているものと重複している部分がある場合は、似たようなことを書いていますので、読み飛ばしていただいても大丈夫だと思います。
補強材(長押的な材料)
この補強に使う長押的な材料は、選定が少々難しいです・・・
厚みが10~20mm(1~2センチ)、高さは枕棚の前框の高さにも拠るのですが、30~50mm(3~5センチ)程度の「化粧枠材」もしくは「化粧造作材」と呼ばれる材料で、長さの長すぎないものがあればいいのですが・・・
中々見つかりません・・・ 😣
要するに、最初っから仕上げが施されている材料のことです。
結局、筆者は手持ちの「化粧棚板材」をカットして無理やり作ってしまいましたが・・・
綺麗にまっすぐカットするのは、中々上手くいきませんので、あまり綺麗にな仕上りにはなりませんでした 😝
そもそも収納の内部の話で、普段はあまり目に付かない部分ですので、美しさについてはあまり気にしないでもいいような気もするんですけど。
筆者が実際に使った手持ちの「化粧棚板材」も、(一応)ご紹介しておきます。
・アイリスオーヤマさん:LBC-930S |
この「棚板」はサイズは色々とあるのですが、カラーボックスの棚板追加用にいつも在庫しているのはこの製品なので、これをカットして使いました。
製品寸法としては、幅300mm×厚み9mm×長さ900mm(30×0.9×90センチ)。
素材的には「MDF」という材料が芯材として使われていまして、これに(薄い)紙のような仕上シートが貼られて、厚みの9mm部分の4面に、樹脂製の木口テープが貼られている製品です。
ちょっとした「棚板」として使用する分には、加工性も良いので、手ノコでも簡単にカットできて非常に便利なのですが、こういう部分に施工する場合、今のところ不具合などは出ていないものの・・・、芯材に使われている「MDF」という素材は、何よりビスの効きが良くはないため、正直なところあまりお勧めはできません。
ビスの効きについては、一発で決めるのでしたら、問題はありません。
一度抜いたり、抜けてきたりして、もう一度同じ箇所に打ち直して固定しようとすると、一般的な木材と比べて、効きは悪くなってしまいますので、もし使われる場合は、注意なさった方が賢明です 😪
場越の材料を、強いてご紹介するとしますと、化粧材ではないのですが、気になる方は塗装でもしてしまえばいいかな・・・という意味で、イメージに近いものは以下の商品です。
※2点、ご紹介します。
①オカモク楽天市場店:アガチス工作材 10x30x600 |
最近はあまり聞かなくなりましたが、アガチス材は少なくとも25年くらい前までは、よく枠材や造作材、家具や建具などに使われていた木材ですし、軽めの材料ではあるのですが、 載せられる荷重も大した重さではありませんので、強度的には問題ないと思います。
厚みが厚くはありませんし、高さもさほど高くはありませんので、取り付け時には、予め下穴を開けてから、丁寧にビスを打ち込んで固定するように注意した方がいいかもしれません。
商品説明の欄に仕上げについての記載が見られませんが、クチコミを見ますと広い面の仕上げはされているようですので、少しヤスリ掛けしてあげる必要はありそうです。
我が家では350mm(35センチ)ほどの長さのものを、両サイドで使いますので、購入本数は2本になります。
もうひとつの二点目にご紹介するのは以下の商品。
同じく、「オカモク楽天市場店」さんの米栂(ベイツガ)材です。
②オカモク楽天市場店:米栂材 21x50x950 |
米栂(ベイツガ)ですので強度的には問題ありませんし、できれば15mmくらいの厚みのものがいいのにな・・・とは思うのですが、長さも950mm(95センチ)と長めではある割りに、送料も良心的です。
実際に使うのは、我が家では長さ「350mm(35センチ)」を両側で使いますので、700mm(70センチ)ほどあれば用が足ります。
「枠材」との記載がありますし、WEBページの商品詳細説明の箇所によれば、「三面節なし・三面超仕上げ」とのことですので、収納内部に取り付ける部材と考えれば、塗装ナシで使用しても大丈夫かもしれません。
高さは50mm(5センチ)ありますので、枕棚の前框が大きめの収納ですと違和感なく設置できるはずです。
※前框より高くなってしまうと体裁が変になるという意味。
数量としては、上述のように1本で足りますので、購入本数は1本です。
念のためですが、右上の商品画像は二点とも「代表商品」のもので、実際の商品の写真とは違うようです。
一点目については、おそらく一番上に写っている細い部材が該当商品の寸法。
二点目については厚みは合っていそうな印象ですが、巾が今回使う50mmではなく、180~200程度の商品の写真だと思われますので、念のため補足しておきます。
インパクトドライバー
今回の補強だけでしたら、ここまでの製品は必要ないのですが、インパクトドライバーも種類が色々とあって、一般の方々には中々、何を選べばいいのか良く分からないのではないかと思いますし、このためにわざわざお手ごろなインパクトを別に購入するのはナンセンスですので、他の投稿と重複してしまうのですが、筆者が愛用している、いつものインパクトをここでもご紹介しておきます。
・日立工機さん:FWH14DGL(2LEGK) |
プロの方には笑われてしまうレベルのインパクトドライバーだとは思うのですが、もちろんコードレスですし、DIYで使うものとしては、トルク140Nとハイパワーですので、この👇位で十分です。👌
実際、何をするにもものすごぉ~く重宝していますよ。😉
充電時間は短いに越したことないのは言うまでもない中で、二個セットで付いてくるバッテリーは、カタログ値の数字だと「35分」とやや長めな印象・・・。🤨
とは言え、筆者はさほど使用頻度は高くはないとは思うのですが、4年以上使っていて、充電時間は未だに30~40分程度で済みますし、何しろバッテリーが2個付いています!😘
HiKOKI インパクトドライバー FWH14DGL (2LEGK) 最大締め付けトルク:140N
ですので、片方が切れても、もう片方を予め充電して準備しておけば、付け替えればいいだけの話ですし、実用上はまったく問題ありません。
※段取り前に充電を開始すれば、作業を始める頃までには満タンになってますので。😏
最近の機種は充電時間がもっと短いインパクトドライバーも出てきてはいるのも事実なのですが、例えば、「3分で充電完了!」などというレベルには程遠い現実ですので、二個セットであることによって、実用上は十分カバーできます。
バッテリーの「持ち」は、さすがにちょっと落ちてきている感はあるものの、5~6時間くらいのDIY作業であっても、バッテリーを2回交換することなどはまずありません。
【注意】打つ本数には拠りますので、ご注意ください。
パワーについても、さすがに構造材を120mmや150mmの長さのビスで止めようとした時などは、若干、力不足感はないこともないのですが、かと言って、打ち込めないことなどはありませんので、今のところは十分です。
カタログ値としては、(上記リンクを開いて頂ければ書いてあるはずですが・・・)以下の通り。
重量:1.3kg 、最大トルク:140N 、電圧:14.4V 、バッテリー容量:1.3AH
もちろん、樹脂性の収納ケースも付いていて、バッテリー2個ともすっきり収納できますので、そういう意味でもお勧めの一品です 😄
コーススレッド(ビス)
今回は内装材の固定になりますので、基本的に素材にこだわる必要もない(ステンレスにする必要もない)のですが、1本単位では購入できないため、その他のDIYや屋外作業などでも使いまわせるように、という意味で以下の製品を選定します。
・トラスコ中山:軸細コーススレッドM3.3×40 (フレキ付) |
径3.3mm×長さ40mm、素材としてはステンレス410。
フレキ付き、先割れ加工の入った軸細コーススレッド、「TKS-S40JH」です。
「フレキ付」を選択するか/しないかについては、正直なところ、筆者のような素人に毛が生えた(?)レベルでは、あまり気にしても意味がないのですが、今回は内装材の固定ですので・・、ビス頭を長押材に食い込ませた方がきれいに納まるという意味で、「フレキ付」を選択しています。
ちなみに、筆者は屋外でのDIY作業の方が多いので、手持ちのビスのほとんどステンレス製のものなのですが、ここでは内装材の固定ですので、このステンレスにこだわる必要はありません。
フレキ付は打込む際に、ビス頭が固定する材料にめり込みすぎないよう、ちょっと注意しながら打ち込んでいく必要があります。☝
長さについては、40mmを選定していますが、お手持ちの40mmほどのビスがあれば、それでも代用可能かと思います。
・・・が☝、この40mmという長さは、取り付ける長押材の厚みに拠りますので、例えば先ほど👆ご紹介した、後者の米ツガ材の場合、厚みが21mmですので、ボード厚を考慮しますと、「40-21-12.5」で下地材に6.5mmしか打ち込めないことになってしまいますので、これを使われる場合は、ビス長さは50mm程度のモノにする必要があります。
※12.5は通常の石膏ボードの厚みです。準耐火の木造の場合は15mmの場合もあります。
何ミリを下地材に打ち込めばいいのか・・・という点については悩ましいところなのですが、今回の補強に使う長押材は、突っ張り棚の耐荷重を超えるような大きな荷重は掛からない前提になりますので、とりあえず今回については、15mmほどが下地材に打ち込まれるように選定して頂ければ大丈夫です。
また、他の投稿でも書いていますが、代用する場合は、あまり長すぎると施工性が悪くなりますので、50mm程度までにしておいた方が無難かな・・・、と思います。
(←あくまでも直感です)
TRUSCO/トラスコ中山 軸細コーススレッドスクリューステン M3.3X40 50本入 TKS-S40JH
また、この「TKS-S40JH」は通常のコーススレッドより若干細めで、先端に「先割れ加工」が施されておりますので、板割れを起こしにくい(と言われている)タイプのビスに当たります。
スムーズな打込みができますので、下穴を開けなくても打ち込めるのですが、筆者は固い性格ですので、念のため、下穴を開けてから打ち込むようにしています 😉
実際に使用するのは4本。入数は50本入になります。
※フレキ有無、ステンレス410については以下を展開してみてください。
上記、「フレキ付」とは何ぞや?を簡単に解説しておきます。
まず、ここで言う「フレキ」とは、ビスの頭部の首周りに入れられた「座ぐり刃」を差し、打込んだ時にビスの頭がきれいに木材表面に食い込むように配慮されたもので、これが付いているタイプを「フレキ付」、逆に付いていないタイプを「フレキ無」と呼んでいます。
いわゆる「堅木」や「アイアンウッド」などと呼ばれる堅い木材ですと、この「フレキ付」の方が間違いなく、きれいに打ち込めるのですが、例えば、今回使用するような内装仕上材などの硬くはない部材で使用しますと、インパクトドライバーの力加減によっては、逆にめり込みすぎてしまって、体裁を悪くし、さらに耐久性を損ねる原因ともなってしまう場合がありますので、施工の際には注意が必要です。
もちろんインパクトドライバーを使い慣れている方には不要な心配なのですが、めり込みすぎたりすることで材料を無駄にしたくない場合で、使用する木材が堅くはない材料の場合は、「フレキ無」のコーススレッドを使用した方が間違いは起こりにくい場合がありますので、念のため、補足しておきます。
ちなみに、話は反れますが、この「フレキ無」のタイプは「ラッパ頭」とも呼ばれているようです。
ステンレス「410」の部分もザックリ説明します。
一般的に、ステンレスのコーススレッドは、大きく分けてこの「410」と「304」という二通りに分けられます。
錆に対しては「304」の方が強く、金額はやや高めですが、硬さは「410」の方が上。
「304」と比べると「410」の方が錆には弱いと言われていますが、あくまでも4年ほど経過した屋外使用部分を見る限りではあるのですが、正直なところ、現状ではあまり変わらない気がします。
金額については、「410」の方がお安く、種類も豊富なようですので、筆者は通常は、「410」の方を愛用しています。
本数については、正直なところ、当初は筆者も「こんなにたくさん要らないのになぁ・・・😒」と思いながら、購入していましたが、筆者の場合は、結局、断続的に使い続けることになりましたので、4年ほど経過した今は、おそらく、この「TKS-S40JH」だけでも軽く10箱超は使ってしまっています。😌
入数は多少多めでも、数年使わなかったからと言って、基本的に錆びるものでも、耐力が落ちたりするものでもありませんし、なるべくたくさん入っているものの方がお勧めです。👍
施工結果
雑な施工結果の写真で申し訳ないのですが・・・ 😌
以下のような感じになります。
「長押(ナゲシ)的な補強材」は、上でお話しましたとおり、その場凌ぎの「化粧棚板」を手ノコでカットしたもので代用しています。
※写真で見ると、結構ひん曲がってるのがバレバレですね 😌
ちなみに、ビスを打込む際には、下地の位置を予め確認して、位置が決まったら、クロスの上に両面テープで貼ってしまって、それから下穴を開け、ビスを打ち込むような流れにした方が施工はしやすいです。
また、ビスについてはステンレスの(ある意味、フツーの)コーススレッドをご紹介しましたが、仕上りとしてはこの写真のようになりますので、ビスの頭が気になられる方は、右の画像のような製品も出回っているようですので、使ってみてもいいかも知れませんね 😲
筆者は使ったことがないので、適合の可否や良し悪しはくれぐれも自己判断でお願いしたいのですが、「ダンドリ」というメーカーさんの「ビスキャップ Sタイプ」という商品になります。
この👉商品リンクは黒色の製品のようなのですが、色としては、9色もあるようなので、使いようによっては綺麗に仕上がるような気もします。
※画像では白色系のキャップですが、上記リンクは「ブラック」の商品になります。
DANDORI VIS ダンドリビスビスキャップS ブラック S62C-SCX062-AX100個入 Abox
ビス頭のドライバーを当てる十字穴の部分に、後からはめ込むような形の製品のようですので、ビスが斜めに入ってしまっているような場合は、逆に見た目が悪くなってしまう場合もあると思いますので、この点については注意された方がいいかも知れません。🙏
今日のまとめ
今日は他の投稿でお話しました、意外と便利な「突っ張り棚」のお話の続編ということで、発生する可能性の高い不具合の原因究明から、これの改善策として、長押的な材料による補強方法をご紹介してきました。
突っ張り棚は非常に便利で設置も簡単ですので、DIYやリフォームとは呼びにくい一面もあるのですが、余剰空間を有効活用するための改善と考えれば、立派なリフォームになると思います。
さらに、ここでご紹介してきた補強を施すことで、突っ張り棚の耐用年数の範囲内で半永久的に使えることにもなります。 👍
ちなみに、筆者が使用している突っ張り棚は1200程度までが最大ですが、1700ほどの巾に対応できる製品も存在するようですので、幅が広いと耐荷重も下がってはきていますのですが、「クローゼット」や「収納」、「押入れ」などの有効活用をお考えの方は、ぜひ検討してみて頂ければと思います。
※金額的にも、とにかくお手頃価格ですので費用対効果は抜群です。😍
他の部分でも、この「突っ張り棚」は使っておりますので、また別の機会にご紹介できれば、と思っています。
相変わらずの長文に、長々とお付き合い頂き、有難うございました 😪
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