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木材腐朽菌とは何ぞや?

投稿2717腐朽菌とは何ぞや?のアイキャッチ 未分類

こんばんは!
今日は、一年ほど放置してしまっていた投稿を書き上げようと思います。🙋

昨年の同時期(2019年6月頃)に書き始めてはいたのですが、途中で話がややこしくなってしまったり、本業が繁忙期に陥ってしまったり、台風騒ぎの調査にハマってしまったりで、放置状態になってしまっていた・・・、
 
やや専門外に当たります、とある命題「木材腐朽期とは何ぞや?」についてまとめます。👊

 
なぜなら
 

昨年の今頃は特に気にもならなかった、筆者の建売マイホームの木製デッキ(ウッドデッキ)に多用しているウエスタンレッドシダー(米杉)に良からぬ変化が目立ち始めてしまい、のんびり構えていられるほどの悠長な状況ではないことに気づいたためです。😑💧

どこかの投稿でも書いた気がするのですが、この建売マイホームに移り住むまでの45年間は、ほぼ鉄筋コンクリート造の建物に住んでいましたし、本業の方でも鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物ばかり設計していたため、あまり木材や自然素材に触れる機会自体が少なかったこともあって、一応建築士ではあるものの、恥ずかしながら正直なところ木材の扱いについては疎い方です。😓

そんな筆者ですので、腐朽や菌などのご専門の方々からすれば、戯言(たわごと)レベルになってしまうものと思うのですが、勉強不足な、とある建築士の備忘録的な意味合いもある投稿になりますので、どうか快くお付き合い頂けると有難く思います。 🙏

では、早速スタートさせて頂きます。💨
 

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そもそも「菌」って何よ?

このお話は筆者のようなレベルの建築士にとっては、調べれば調べるほど、どんどん専門から遠ざかっていってしまいますので、正直なところ、調べているだけで頭が痛くなってきてしまいます。😩

そんな訳で変に知ったかぶりをすることなく、素直に、ご専門の方が書かれていると思われる記事を引用させていただきながら、建築に関連ありそうな部分のみを抜粋して軽くまとめさせて頂きます。

いつもお世話になっているウィキペディアさんでは「」について以下👇のように書かれておりました。(2020年7/6現在)

(きん) とは、元来、キノコを意味した。なお、漢字「」の訓は「きのこ」である。
近代には、類、つまり、キノコに似ていると考えられた生物の雑多なグループを指すようになった。この意味での「」は、学名の「‐mycota」「‐mycetes」など (ギリシア語で「キノコ」) の訳語であることが多い。
菌類には、互いに類縁関係の乏しい多くの系統が含まれる。その中で代表的なのは、キノコ・カビ・酵母などを含む真で、類という言葉で真を指すこともある。たとえば、「界」は真の分類群である。
さらに、後になって発見された微小な生物であるBacteria(バクテリア)にも細という単語が当てられた。一般に耳にする○○(結核や乳酸など)のほとんどは細に属する。という漢字が使われているが、狭義の類ではない。
また、1990年になってBacteriaから切り離されたArchaea(アーキア)にも古細という単語が当てられている。これもや細という漢字が使われているが、狭義の類でも細でもない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/菌

 
・・・筆者には意味がよく分かりません 😭
 

ま、でも一つ言えることは、ここで書かれている内容だけだと、「菌」ではないものに対しても「菌」という文字が当て嵌められてしまっている・・・ということのようですので、要するに定まっていない、ということなのだと思います。

とは言え、そんなことを言っていても話が進みませんし、個人的には「きのこ」系の話をしたいと思ってますので、冒頭に書かれている元来の意味、「菌=きのこ」、と仮定しまして、筆を進めてみようと思います。
 

「きのこ」の、とある分類

とある資料に拠りますと、菌が生きるための栄養の摂取の仕方から大別すると、「菌根菌(きんこんきん)」と「腐生菌(ふせいきん)」という大きく二つに分けられるそうです。

ちなみに、つい先日、筆者の建売マイホームのウッドデッキ部材にみられた、別の投稿でもご紹介しているツノマタタケは後者の腐生菌(ふせいきん)」に分類されます。

ここではまだ「腐生菌(ふせいきん)」ですので「腐朽菌(ふきゅうきん)」とはニュアンスが異なります。
念のためですが、ご注意をお願いします。

「菌根菌(きんこんきん)」とは?

またウィキペディアさんから引用させて頂きますが、「菌根菌(きんこんきん)」については、以下👇のように書かれています。(2020年7/6現在)

菌根を作って植物と共生する菌類のことである。土壌中の糸状菌が、植物の根の表面または内部に着生したものを菌根と言う。
-中略-
菌根菌は、土壌中に張り巡らした菌糸から、主にリン酸や窒素を吸収して宿主植物に供給し、代わりにエネルギー源として共生主となる植物が光合成により生産した炭素化合物を得ることで、菌自身が成長する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/菌根菌

地中から養分を採取し、生きている植物に与え、その代わりに植物が生産した養分をもらって、生きている菌」ということでしょうか・・・
何だか使われている言葉が筆者には難しく感じられてしまうので、一瞬頭が痛くなってしまうのですが、そんな意味だと思います。

菌根」というのもポイントで、これを作るから「菌根菌(きんこんきん)」って呼ばれてるってわけですね。🧐
 

「腐生菌(ふせいきん)」とは?

ウィキペディアさんでは以下👇のように記載されています。

腐生菌(Saprobic fungi)というのは、生物遺体や老廃物など、生きていない有機物素材を栄養源として生活する菌類を指す言葉である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/腐生菌

何だか我々一般人には認識しづらい表現になっていますが、建築に関連する内容に限って表現するとすれば・・・
要するに、「生きていない木材などの有機物を分解し、それを栄養分として生きている菌類」ということなのではないかな、と思います。

ちなみに、当たり前なのですが、木材」は製材前の伐採された時点で「生きていないことになります。

共生しているだけで何も分解しないものが「菌根菌(きんこんきん)」、分解しなければ生きていけないのが「腐生菌(ふせいきん)」と覚えれば分かりやすいかもしれません。🤔
  

・・・でも、ということは、「腐生菌(ふせいきん)」に分類されている時点で、「ツノマタタケ」が生えてきた筆者の建売マイホームのウッドデッキを構成する、ウェスタンレッドシダーは分解され始めているということなのでしょうかね・・・😰
1Fのデッキだけならまだしも、2F建てにしてしまっていますので、耐久性が損なわれていく劣化だけは、なるべく先延ばしにしたいところです。


ところで、ウィキペディアさんでは、この「腐生菌」の定義本文中で別の分け方をしていましたので、ちょっとご紹介しますが、本論とは少しニュアンスが逸れますので、折りたたみで記載しておきます。

基本的には菌類は従属栄養生物であるから、他の有機物を栄養源として生活している。その栄養の摂り方を考えると、大きく2つに分けられる。
一つは生きた生物にくっついて、そこから栄養を吸収するもの、つまり寄生生活をするもので、これを寄生菌(Parasitic Fungi)という。これに対して、栄養源とする有機物が生きていない場合、つまり生物遺体や排泄物、あるいはそれらが分解して生じたデトリタスなどを栄養源として生活するものを腐生菌というのである。実際にはそのような有機物を酵素によって細胞外で分解し、それを吸収して生活しているわけである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/腐生菌

これを読んで、一見「菌根菌=寄生菌」なのかな?とも思ったのですが、英語表記は違いますし、「菌根菌」のページには特にこんな話は書いてなかった気がしますので、色んな分け方と言いますか、分類の仕方があるんだな・・・と認識した次第です。

ここでは「腐生菌」の話がメインですので、「菌根菌」やここの「寄生菌」は掘り下げることなく、進めさせて頂こうと思います。

 

じゃあ「腐朽菌(ふきゅうきん)」とは ?

さて・・・
前項で出てきた、別の投稿でご紹介した筆者の建売マイホームに生えてきた「ツノマタタケ」が該当するのが腐生菌(ふせいきん)なわけですが、
この呼び名と似た腐朽菌(ふきゅうきん)という呼び名が存在します。

 
この「腐朽菌(ふきゅうきん)」については、筆者も随分前から認識はしており、キチンとした定義までは調べてはいなかったのですが、平たく言うと「木材を腐らせる(腐食させる)菌」的な意味で理解しておりましたので、今回(5年半ほど前)のウッドデッキを増設する際にも、気にはしていた点になりまして、この「腐朽菌(ふきゅうきん)」の繁殖をなるべく抑えたい意図、他の投稿でご紹介してるウッドロングエコ」という木材保護塗料を用いた次第です。

ちなみに「ウッドロングエコ」を選択したのは、「腐朽菌(ふきゅうきん)」を繁殖させないための最強の保護塗料だから、という意味ではありませんで、当時は子供も小さく、家内も神経質な健康オタク系ですので、なるべく化学的な塗料ではなく、自然素材に近いようなもので保護できないものか?という観点で、散々調査し、コストの面など二次的な要素も考慮した結果の、総合的な選択です。
※ある意味、実験的な意図も含まれています。

 
では、この「腐朽菌(ふきゅうきん)」とは何ぞやというお話に入っていきます。👊
 
要するに、文字通り「腐朽」させる「」なのであろうとは認識しているのですが、(数年前に調べたときは引っ掛からなかった気もしつつ・・・🤨)今ほど検索してみたところ、ウィキペディアさんに木材腐朽菌として掲載がありましたので、引用させていただくことにします。

木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)とは、木材を腐朽(腐食による劣化)させる腐生菌のうち、特に、木材に含まれる難分解性のリグニン、セルロース、ヘミセルロースを分解する能力を持つもの。特にリグニンの分解は事実上この菌類のみに限られている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/木材腐朽菌

とのこと。🤔
 

引用文の前半「木材を腐朽させる腐生菌のうち」という部分に着目しますと、「腐朽菌」ではなく「腐生菌」との用語が用いられていますので、腐生菌(ふせいきん)に分類される菌類の中で、木材を腐朽させるモノのみが「木材腐朽菌(ふきゅうきん)と定義されていることが認識できますね。😉

木材腐朽菌の種類

前項のウィキペディアさんの引用にて、「木材腐朽菌」とは何かというところまでは、何となく限定できたところですが、今のところ抽象的で具体的にどんなモノを差すのかがよく分りませんよね。😑
もう少し詳しく具体的にご紹介しておいた方がいいはずですので、退屈かもしれませんので恐縮なのですが、この観点からちょっと補足しておきます。
 

ウィキペディアさんの先のページにも同じようなことが書いてあるのですが、筆者の認識の範囲でお話していきます。

この辺の話は建築士として、把握していてもおかしくないお話ですので。😝

まず、木材腐朽の種類としては、一般的に①褐色腐朽、②白色腐朽、③軟腐朽三通りがありまして、最も注意しなければならないのから順にあげますと、番号通りですが、①の褐色腐朽 → ②の白色腐朽 → ③の軟腐朽になるものと思われます。
 
順番通り、注意レベルの高い方から、ご説明していきます。👊

ご専門の方と思われる宮井 正彦様という方の「木材腐朽菌の多様性」というコラムに各腐朽が進行した樹木の認識しやすい写真が掲載されておりましたので、以下、各項目にて引用させて頂きます。
※たまたま見つけたのですが、コラム自体も面白かったです。👍
関東緑花株式会社」さんサイトのコラム紹介のコーナーより。

褐色腐朽

針葉樹に多く見られる腐朽になりまして、主に木材中の「セルロース」と「ヘミセルロース」が分解されると言われています。
「リグニン」については、これも分解されるとも言われることもあるのですが、ほとんど分解されないという見解の方が大多数ですので、分解されないものと考えていいような気もします。
実際のところは、筆者の口からは何とも言えません。😷
※筆者の建売マイホームのウェスタンレッドシダーは針葉樹ですので、特にこれに注意が必要。

一般的には褐色腐朽が起こると、組織がズタズタにされてしまって、木材の表面だけで見るとさほどでもないように見えても、芯では強度がほとんどなくなってしまうと言われていますので、注意レベルの高い腐朽になります。

コラム「木材腐朽菌の多様性」からの引用させて頂いた写真画像①褐色腐朽
■コラム「木材腐朽菌の多様性」からの引用①

また、文字通りですが、色的には褐色っぽい色に変色してしまいます。
 

白色腐朽

白色腐朽菌は、上記3点すべてを分解するようですが、主には「リグニン」を分解する腐朽のようで、褐色腐朽とは逆に広葉樹を好むとされています。

一般的には、褐色腐朽に比べると、注意度は低いと言われていまして、表面的な強度低下はもたらすが、芯まで至ることは少ないと言われていますので、初期段階であれば、表面を削り取ったりすることで、ある程度は回避できる場合が多いようです。
 

コラム「木材腐朽菌の多様性」からの引用させて頂いた写真画像②白色腐朽
■コラム「木材腐朽菌の多様性」からの引用②

写真のように、白っぽく変色してしまう腐朽がこれに当たります。
 

軟腐朽

木材の含水率が100%以上を好むようです。
「リグニン」が分解された状態に入り込んで、「セルロース」と「ヘミセルロース」を分解すると言われていまして、木材を軟化することから「軟腐朽」と呼ばれています。
色的には黒っぽい感じになります。
 

コラム「木材腐朽菌の多様性」からの引用させて頂いた写真画像③軟腐朽
■コラム「木材腐朽菌の多様性」からの引用③

表面のみが軟化されることが多く、芯まで至ることは少ないようですので、著しい強度低下を起こすことは少ないと言われています。

 

補足

聞きなれない?訳ではないですが、一般的には認識が薄いと思われる点について、少し補足しておきます。

樹種によって若干の違いはあるのですが、木材の構成としては「セルロース」は約半分の50%ほど、残りの半分については「ヘミセルロース」が概ね15~25%程度で、「リグニン」が20~30%ほどになります。
「リグニン」については、広葉樹と針葉樹で多少の違いがあるようで、一般的には広葉樹の場合は20~25%、針葉樹では25~30%ほどと言われています。

それぞれの役割で見ますと、鉄筋コンクリートによく例えられるのですが、「リグニン」がコンクリート的な役割を持ち、「セルロース」と「ヘミセルロース」を覆って、保護しているようなイメージです。
ちなみに「リグニン」の色は褐色系。
また、「セルロース」は縦筋(縦方向に配される鉄筋)的な役割を持ち、「ヘミセルロース」については横筋、つまり横方向に配される鉄筋に例えられます。
※「セルロース」は白色系の色味になります。

ですので、主に「リグニン」を分解する腐朽が「褐色腐朽」と呼ばれ、「セルロース」を分解する腐朽が「白色腐朽」と呼ばれているということになると思います。

 

今日のまとめ

この「腐朽菌」については、まだまだ調査しなければならないことが沢山あるのですが、現状で把握できている内容としましては、以上となります。

昨年までは楽観視できていた、筆者の建売マイホームの木製デッキ(ウッドデッキ)を主に構成している、ウエスタンレッドシダーウッドロングエコ💀

あまりに無防備な仕上げ方でしたので、近々このような日を迎えることになることは、容易に予想できていたとは言え、完全に平和ボケしてしまっていた筆者でしたので、本年の、この梅雨に際し、少々急な展開で「腐朽菌」と向かい合うことになってしまい、正直なところ困惑しています・・・。😱

・・・と言っても、筆者の建売マイホームの木製デッキ(ウッドデッキ)周りに発生し始めたツノマタタケ」が、この腐朽菌に該当されるものなのかどうかは、現状(2020年7/7)では、まだ100%の限定ができている訳ではありません😑

 
差し当たって、この投稿はここで終わらせて頂きますが、今後の対策や情報についてもご紹介していくつもりですので、ご興味のある方は、しばしお待ちいただければと思います。

 
取急ぎとなりますが、ご拝読、どうも有難うございました。🙏

 
 

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