今日は、ご自宅等でシロアリが発生した場合、自分でやるDIYでのシロアリ駆除が可能か?というお話です。☝
失敗だった可能性も示唆されている所なのですが、筆者が実際に9/13(日)にその場凌ぎで施工した、DIYによるシロアリ駆除作業(薬剤散布)の様子の一コマの動画や、大量発生時のシロアリ写真なども掲載しつつ、その可能性について考察して参りますので、ご興味ありましたら、ぜひご覧になってみて頂ければと思います。😌
くれぐれも、そのままマネはしないよう、お願い致します。🙏
[21.09/14追記]
昨年(2020年)9/12に勃発した、このシロアリ大量発生騒動より、丸1年が経過したことになります。😑
その場凌ぎの場当たり的なシロアリDIY駆除だったわけで、失敗だった可能性が非常に高かったのですが・・・
昨年(2020年)9/27の最終確認後、引続き、日々の点検は怠っていないのですが、シロアリの残存兵も見当たらず、新たな被害も見つからず・・・
シロアリ再発が疑われる兆候も一切見つかっておりませんので、結果論に過ぎないのですが、DIYシロアリ駆除は結果的に成功に終わっていたようです。😆
色々と四苦八苦しましたので、今となっては懐かしく思える今日この頃ですが、ここに終戦の旨ご報告させていただきます。🙌
ま、また数年後に慌てふためくことになる可能性はあるのですが。💧
シロアリのお話シリーズ目次
準備が整い次第、時系列で順番にご紹介している流れになりますが、現状で整理できているお話までの目録になります。
- 第一弾:デッキにシロアリが!!!
- 第二弾:シロアリにキンチョールを掛けてみた
- 第三弾:シロアリ大行進♪
- 第四弾:自分でDIYシロアリ駆除は可能? 👈今回
- 第五弾:シロアリの種類を見分ける
- 第六弾:シロアリの生態と驚くべき生殖システム
- 第七弾:シロアリの巣はどこだっ?
- 第八弾:DIYシロアリ駆除の結果報告(終章)
- おまけ:シロアリ画像(写真)と動画ギャラリー
膨大な時間を費やしての調査や検証の結果をまとめたお話になりますので、お時間が許されるようでしたら、ぜひ別のエピソードの方にもお立ち寄りください。🤗
DIYシロアリ駆除の経緯(いきさつ)
シロアリのお話シリーズ前半でご説明してきました通り、筆者の建売マイホームで、去る2020年9/12(土)に、シロアリ発生が確認されました。😢
慌てた筆者は、その直後に、第二段でご紹介した(超)取急ぎのキンチョール散布!
さらに・・・
翌日の9/13(日)に、キンチョール散布の成果確認のため、現地を調査したところ、数千匹にも及ぶ大量のシロアリの大行進に遭遇したため、またもやだいぶ肝を冷やしてしまって、すぐさま今一度も取急ぎの薬剤散布・・・という具合に、ある意味で反射的かつ全く無計画にDIYシロアリ駆除をやってしました。😅
その結果報告を含めまして、自らの手によるDIYでのシロアリ駆除の可能性について考えていきたいと思います。👍
DIYシロアリ駆除は可能か?
いきなり結論に触れますが、ご自身でのDIYシロアリ駆除は、軽微なものについては、的確な段取りさえできれば、おそらく可能だと思います。👍
ただ、さほど容易いものではなく、技術量や経験値、性格、及び根気の有無、加害箇所の位置などによって、この可能性は限りなくゼロにも近付いてしまいますので、例えば、筆者のように無計画な方、面倒なことが嫌いな方、勉強が嫌い、もしくは時間のない方、お忙しい方、ガサツな方、乱暴な方などには、そもそもお勧めはできません。☝
失敗すると被害拡大に繋がりますので、そのような方は、くれぐれもDIYによるシロアリ駆除は避けていただき、専門の駆除業者さん等にお願いするようにして頂きたく思います。👊
このシロアリのお話シリーズを全てお読みいただければ、この意味が伝わるかな・・・と思うのですが、まだ、この第四弾の段階ですので、とりあえずは筆者の施工したDIYによるシロアリ駆除を、失敗例(?)のひとつとしてご紹介していきます。😅
※まだ失敗だったとは確定していないのですが・・・
筆者のDIYによるシロアリ駆除(薬剤散布)
さて、では筆者が建売マイホームで9/13(日)に自分でおこなった、DIYによるシロアリ駆除を具体的にご紹介します。
しつこいようですが、おそらく成功例ではなく、失敗例になると思いますので、この点についてはご留意頂き、くれぐれも、これだけの措置で満足することのないよう、お願い致します。
失敗すると、シロアリ達に逃げられて、別の個所に住み着かれたりして、逆に被害を広げてしまう結果に繋がる場合もありますので、業者さんではないので脅すわけではないのですが、くれぐれもご注意ください。🙏
DIYでシロアリ駆除をやる大前提
今回は、シロアリ被害箇所が見つかったわけでなく、先にアリ道(蟻道)が見つかり、これをほじくり返したことで、シロアリ自体の発見に至っています。
おそらく一般の方には判定が難しいような気もするのですが・・・
被害箇所が見つかっただけで、シロアリ自体の存在が確認できない場合は、先にシロアリの存在を確認する必要があります。
DIYシロアリ駆除で事前に準備すること
筆者は発見直後にやってしまっていますので、基本的に、何の準備もしていないのですが、アリ道(蟻道)やシロアリ自体が見つかった場合、DIYによる駆除に入る前に、どこからどこの範囲にシロアリがいるのか?くらいは把握しておかないと、どうしようもないと思います。😕
アリ道(蟻道)での判定は、個人的には非常に有効な手段だと思っていますので、このアリ道チェックは必要最低限です。☝
図面などをコピーして、見つかった現場付近をくまなくチェックしながらマーキングして、生息範囲を見極め、作業範囲をしっかり限定しておきましょう。😉
また、筆者の建売マイホームでは、こんな👇箇所(車庫の後方のウッドデッキ下)がシロアリの発生現場でした。
※この撮影直、放置してある残材の下に大量のシロアリが・・・!
発見時の動画はこちら👉「数千に及ぶシロアリ大行進」
ここ👆の場合は、基本的にコンクリートで囲われた部分ですので、駆除中にシロアリに逃げられたとしても、範囲は限定されますが、お庭周りなどですと、色々と隠れやすいものが置かれている状況の場合が多いと思いますので、片付けられるものは全て片付けておいた方が間違いありません。
ちなみに、シロアリ駆除の基本は一日で完璧に終える!ということのようです。☝
※DIYでやるにしても、この基本は同じです。😤
シロアリのDIY駆除(薬剤散布)に用意するもの
実際には、発見箇所の状態によって変わってくるものと思うのですが、筆者の場合は以下の二点とゴミ袋(45L)を用意しました。
※ゴミ袋は密封できるビニールのモノが必要。
散布する薬剤(シロアリ駆除剤)
前日は(超)取急ぎ💦でしたので、自宅にあったキンチョールで対応してしまったのですが、専用のモノの方が間違いないと思いましたので、翌日の9/13用に、この👉シロアリ専用の薬剤(シロアリ駆除剤)を用意しました。
フマキラーさんが出されている、シロアリ ジェットプロ450mlという製品です。
※「専用」といいつつ、他の虫にも使えるようですが・・・
基本的に慌てておりましたので、効果などはあまり気にせず購入してしまったのですが、近所のドラッグストアやホームセンターでも取り扱いがありましたので、おそらくご近所のお店にも売っていると思います。
ただ、今見るとやっぱりAmazonさんの方が、だいぶお安いみたいですね・・・ 😓
レビュー記事も書きました!👇[201207追記]
おすすめDIYシロアリ駆除剤(薬剤):シロアリジェット プロ!
最初は一本だけ買ったのですが、足りなくなってしまって、もう一本買いに走ることになりましたので、駆除が必要な範囲にも拠ると思うのですが、仮に実際に、自分でシロアリのDIY駆除をやられるなら、2~3本あった方がいいのかな、と個人的には思います。
肝心な駆除効果といいますか、殺虫能力につきましては、後半でご紹介することになりますので、しばしお待ちを!👍
汚染材をカットする手ノコ
これは、普通の手ノコがあれば何でもいいのですが、いわゆる万能刃と呼ばれるタイプの、何でも切れるような手ノコがいいです。👌
筆者は他の投稿でもご紹介している、いつも使っているこの👆手ノコ、TAJIMAさんのジーソーGK-G210を使用しました。
この👆リンク先は、筆者が愛用している、(初心者)DIY用おすすめ鋸のご紹介ページです。
今回は、前掲の写真に写っている、コンパネ下が色々と侵されていましたので、シロアリ薬剤を散布した後、ゴミ袋に入れて処分するために、結果的に、コンパネや端材のカットが必要になりました。
ケースバイケースかと思いますが、薬剤を散布してそのまま放置・・・という訳にもいかないと思いますので、どっちにしてもカットできる何かが必要になります。👌
DIYでのシロアリ駆除作業の着手までの流れ
他の投稿でもご紹介していますが、筆者の場合は、出勤前で時間がなかったこともあって、次のような感じでした。
まずこの👇一枚目の写真の個所で1本目のアり道(蟻道)が見つかり・・・
この👆反対側の以下👇の個所で二本目のアリ道(蟻道)が見つかりまして・・・
今思えば、もっと冷静に付近をチェックして、ちゃんと考えればすぐ分かる話なのですが、この二本だけと判断し、たまたま自宅にあったキンチョールを散布・・・😫
その翌日になって、成果を確認するために現地を眺めていたら、もう一本の以下👇のアリ道を発見。😲
・・・と言う流れで、今からご紹介するDIYによるシロアリ駆除へ繋がることになりました。😩
この三本目のアリ道は、二本目から40センチほどしか離れていませんでしたので、9/12の時点でよく見ておけば、もっとスマートで適切な進め方があったはずです。😞💧
ちなみに、この👆三本目のアリ道を見つけた直後(10秒後くらい)に、新たなシロアリ大量発生騒ぎに繋がるのですが、先ほどもリンクを貼ったのですが、この騒ぎを撮影した動画があります。
拙い(つたない)動画で恐縮なのですが、渦を巻くかの如くうごめく数千のシロアリの大群を収めた、大変ショッキングなお勧め動画になりまして、別の投稿[シロアリ大行進♪]のこの辺りにて、ご紹介していますので、お時間がありましたら、ぜひお立ち寄り頂ければと思います。🤗
ぜひ、ご覧いただきたい、超おすすめのシロアリ動画になりますので。😚
DIYで自分でやった実際のシロアリ駆除のご紹介
では、この時に筆者が自分で行なった、DIYによる実際のシロアリ駆除作業のご紹介に入っていきます。🤗
実際のDIYでのシロアリ駆除作業は、本来はおそらく、先に逃げ場を塞いでからの薬剤散布が基本ということになるはずです。☝
・・・が、筆者は構わず、侵された端材やコンパネに蔓延りまくっているシロアリ達に、薬剤(シロアリ駆除剤)を散布していきました。😅
あと、今回使用した、シロアリ ジェットプロ450mlはスプレー式なのですが、特に最初の内は噴射具合の調整が難しく、シロアリ達が風圧で吹っ飛んでしまう場面が多々ありましたので、噴射具合を調整できるようなタイプ、もしくは、垂らすようなタイプか、霧吹きレベルのモノがあるといいような気がしました。
これ以降は主に動画で、実際のDIYシロアリ駆除作業をご紹介していきます。
とにかく薬剤を散布しまくっているだけ・・・に見えるかもしれませんが、筆者も初めての試みですので、不慣れな中での臨機応変な対応になりますので、ご容赦いただければと思います。
また、動画については、数日前に初めて動画を編集してみた・・・という、初心者レベルの拙い動画になりますので、申し訳ないのですが、見苦しい点などが少なからずあります。
恐縮ながら、合わせてご容赦をお願いします。😖
あと・・・、薬剤散布中は、右手で薬剤を散布しながら、左手で撮影したりしているため、手ブレがありますので、この点につきましても、ご容赦いただくと共に、ご理解いただけると有難く思います。🙏
前置きが長くすぎてもいけませんので、この辺りで切り上げて、シロアリ駆除動画のご紹介に入ります。😉
自分でやったDIYでのシロアリ駆除作業の動画①
まず一本目、DIYでのシロアリ駆除作業の動画①は、以下👇の写真の左端の端材に蔓延っている数千のシロアリに、自分で薬剤を散布した時の動画になります。
ちなみに、念のためですが、写真中👇クリーム色っぽい米粒が、数千にも及ぶシロアリ達です。😖
拡大した写真もありますので、詳しくは「シロアリ写真とシロアリ動画ギャラリー」のこの辺りをご覧になってください。
既述のシロアリ達が、スプレーの風圧で吹っ飛びまくってしまう様子はこの👇動画でご覧いただけます。
一番最初の作業ですので、あまり手際よく動けていません。
3本目辺りになるとだいぶ慣れてきているのですが・・・ 😅
自分でやったDIYでのシロアリ駆除作業の動画②
次の二本目の、自分でやったシロアリ駆除作業の動画②は、引続き筆者の拙いDIYにて、前項で薬剤(シロアリ駆除剤)散布した端材の裏側に、同様に散布していく様子を撮影した動画になります。
裏を捲った(めくった)瞬間、ものすごい数のシロアリ達がひしめき合っていた😱ため、撮影している暇はないと判断し、先に薬剤を少し散布してからの撮影となりました。
裏を捲った(めくった)瞬間は、シロアリの数のあまりの多さにだいぶ怯んでしまいました。😅
自分でやったDIYでのシロアリ駆除作業の動画③
お次は三本目の動画。
DIYでのシロアリ駆除作業の動画③は前掲のこの写真の二枚重なっている内、下側のコンパネへの薬剤散布の様子を撮影したものです。
シロアリ自体が発見された瞬間(DIY駆除前)は以下👇のような状態でした。
※数千のシロアリ大群の発見後、おそらく10秒ほど・・・。
ここ👆でも、クリーム色っぽい白い無数の米粒がシロアリになります。😰
前投稿、シロアリのお話シリーズ第三段の「シロアリ大行進♪」のこの辺りの動画でご紹介した、コンパネ上へのシロアリ駆除剤のDIYでの散布動画ということになります。
自分でやったDIYでのシロアリ駆除作業の動画④
最後になります四本目の、自分でやったDIYでのシロアリ駆除作業の動画④は・・・
前項のコンパネの処理がおおむね完了した後、動画①の部分でご紹介したこの写真の右側に写っている端材(2×2材)へ、引続き、自分で薬剤を散布した様子を撮影した、DIYによるシロアリ駆除動画になります。
このDIYシロアリ駆除動画④が、中でももっとも手ブレが酷いです。ご容赦ください。🙏
この端材は完全にシロアリ達が食い進んでいて、穴が孔いてしまっており、その穴を盛んに出入りするシロアリが、個人的にはちょっとキモかったです。🤮
でも、今思うと、この中に巣があったんじゃないかなぁ・・・と思います。
ぜんぜん違うかもしれませんが。😅
ブツ切りの短編ばかりになってしまって申し訳なかったのですが、ご紹介できる、筆者が自分で行なった、DIYによるシロアリ駆除に係る薬剤散布の動画は以上になります。😉
正直なところ・・・
3000~4000匹ほどのシロアリを目の前にして、呑気に撮影しているような状況でもありませんでしたので、動画の方は、見苦しい場面が多々あったと思いますが、そんな訳ですので、くれぐれもご容赦頂けると有難く思います。🙏
他にも、柱とCBの隙間や、基礎パッキン内、土台は一部食われているところがありましたのでその内部、土間コンクリートに堆積した泥と一体化しているアリ道などなど、実際にはもっと色々な箇所で散布作業はしていますので、ここでDIYシロアリ駆除動画として、ご紹介できたのは、ほんの一例になります。😓
動画だけをご覧になられて、簡単そうだから・・・🤪と、そのままマネするのは非常に危険で極めて軽率な判断です。☝
決して、そのまま真似はしないで頂きますよう、くれぐれもお願い致します。😣
とにかく、可能性のある個所は全て・・・、見えているシロアリも全て・・・、という気持ちで臨んだ薬剤散布作業ではあったのですが、ここではご紹介しきれていない、別の化粧ベニヤの裏面に、以下のような・・・
生まれたばかりのシロアリの赤ん坊と思われる、肉眼ではほとんど見えないくらいの無数のうごめく点が見つかったりもしましたので、残念ながら、取りこぼしは多々あったものと思います。😞
※おそらく巾0.2mm×長さ0.5に満たない大きさ・・・😱
【230505追記】
ところで、この👆パートを書いた時、「シロアリの赤ん坊」だと思っていた「無数のうごめく点」については、シロアリの赤ん坊ではなかったようです。
以下👇が、昨年(2022年)、机上での撮影に成功したシロアリの卵のとシロアリの赤ちゃんなので、ご覧いただきたいのですが・・・
卵の長さが0.5~0.7mmほど、赤ちゃんの体長が1mmほどに見えますよね。
ですので、「無数のうごめく点」はシロアリの赤ちゃんではなく、おそらく「トビムシ」の一種だったのではないかな・・と推測されます。🤔
この化粧ベニヤも、最終的にはカットしてゴミ袋に放り込んだのですが、鼻息で飛んでしまうレベルの大きさでしたので、間違いなく取りこぼしてますよね・・・ 😰
薬剤散布後の作業
これらの散布作業を終えて、汚染されたコンパネはゴミ袋に入る大きさにカットし、小さめの端材関係と合わせてゴミ袋に詰めて密封。😣
コンパネ関係をカットする際は、取りこぼし分が残存している可能性に備え、陽の当たる広いスペースに移動して行いました。
※陽に当たると数分で死んでしまうという見解もあるため。
デッキ下については、ある程度きれいに片付けましたので、今はこんな👇状態になっています。
一見、何事もなかったようにも見えますが、取りこぼし分のシロアリ達がどこかに残っている可能性も大いにありますし、見えているシロアリばかりに気を取られてしまって、肝心なシロアリの巣を探すことをしていませんでしたので、現状では、完全なDIYシロアリ駆除とはほど遠いのかな・・・、と思います。😟
さらに調査を進め、取りこぼし分の駆除とシロアリの巣の根絶を目指して、引続き精進していかなければならない!ということになります。😩
自分でDIYによるシロアリ駆除をするために必要なこと
この失敗(?)を元に、自分でシロアリ駆除をDIYでやろうとした場合、何が必要で何をすべきなのか・・・という点について、筆者なりの考えをまとめます。
原則、駆除業者さんサイトに書かれていることが正解だとは思いますので、あくまでも建築士としての筆者の個人的見解となりますこと、ご留意頂ければと思います。
■必要な最低条件(絶対条件)
- シロアリの種類を限定し、巣の位置を常に意識する
※ヤマトシロアリは加害した木の中、イエシロアリは土中が基本みたいです - 仕掛ける(宣戦布告)前に、必ず予め入念な駆除計画を練っておく
- 駆除作業の際は、先に逃げ道を必ずシャットアウトする
※これはおそらく絶対条件です。 - 何を見ても怯むことなく、冷静に判断し、冷静に行動する
- 巣の根絶のため置き型の駆除剤の使用も検討する
※これについては後述します。
その他、今回の実際のDIYによるシロアリ駆除作業で、気付いた点などをメモしておきます。☝
順不同の箇条書きで恐縮なのですが、仮にご自分でのDIYシロアリ駆除の実施を試みる際は、必要に応じて参考にして頂ければと思います。
- 掃除機で吸ってしまえるなら、その方が良さそう
- スプレー式散布駆除剤は、力の入れ具合が難しい
- 隙間にも噴射できるよう、ノズルを付けられるタイプを採用する
- 霧吹き程度の駆除剤があれば採用した方がいい場合もありそう
- 薬剤を掛けずに済むものは掛けずに、そのままゴミ袋に詰めて密封する
※端材の場合は、無理に駆除せずともそのままゴミ袋に詰めてしまえば用が足りる - 屋外での駆除作業の場合、強風時はやめておく
- 逃げ道塞ぎのため外周を薬剤で囲う場合、蒸発を遅らせる必要があるため、カンカン照りの夏場などは避けるべきかもしれない
※ただ直射日光により撲滅できる可能性もあるかもしれません
こんな所かな・・🙄と思いますが、実際の運用には情報不足な項目もありますので、何点かピックアップしまして、以下👇でもう少し具体的に補足していきましょう。
逃げ道の塞ぎ方ついて
仕掛ける(宣戦布告)前の逃げ道の塞ぎ方については、現実的には中々難しいとは思うのですが、全体的に包括するようなイメージがベストです。
例えば、前掲の動画③の前半にて、筆者はコンパネ上からシロアリが脱げだすのを防ぐため、駆除しようとしているコンパネの外周に予め薬剤を散布している様子が写っています。
・・・が、個別に逃げ道を防ぐだけではなく、例えば、発見時に捲った(めくった)一枚目のコンパネを捲り切らずに、一度元の位置に戻し、放置されていた元の状態で外周を薬剤で囲ってしまうべきところだったと反省しています。
※図中👇オレンジの「元の外周」表示の範囲
※図中👆「ここの下」の位置にコンパネがあるとした場合
また、今回の場合で考えますと、デッキ下に置いたままでは薬剤散布もままなりませんので、元の位置で全体の外周を囲った上で、散布を実施するスペースまで、引き出すことになる訳ですが・・・、
この引き出すスペースの外周まで、予め囲ってしまうことができれば、あとは、薬剤の風圧で飛び散ってしまうことでしか取りこぼしが発生しないことになりますので、現実的には完璧には難しい場合もあるとは思うのですが、その位の覚悟で臨んだ方が筆者のような過ちを起こすこともありません。
※あくまでも理論上のお話なのですが・・・
シロアリ駆除剤の選定について
DIYによるシロアリ駆除を自分で行なう場合、片っ端から踏み潰して回るわけにもいきませんので・・・ 😓
ほぼ必ず必要になるのが、シロアリ駆除剤(薬剤)になります。
・・・ですので、この選定の仕方について、筆者の主観にはなるのですが、二通りの薬剤についてのポイントをまとめておきます。👌
👉散布式薬剤について
まずは、今回使用した、シロアリのDIY駆除用の散布式薬剤について。
人体の影響などはまだ調べていないのですが、説明を読む限り、シプロコナゾールと呼ばれる木材の防腐剤も入っている薬剤のようですので、腐朽を抑えるという意味では一石二鳥にもなります。
さらに、トラロメトリンというプロも使用している成分が含まれているとのことで、シロアリの長期予防の効果も期待できるそうです。
謡が事実であれば、一石三鳥くらいのお話にもなりますし、全般的に割と好印象を持ちました。
[201208追記]
この散布式薬剤の詳細については、こちら👉でレビュー記事も書きましたので、必要に応じて、合わせてご覧になってみてください。🙌
また、筆者が気付いた気の利いている点は、狭い隙間などへの散布が考慮された、ノズルと言いますか、外径2.5mmほどの以下👇のような樹脂製のストロー的なものが同梱されている点です。
これによって、以下👇のような隙間の奥の方への噴射も効率的、かつ容易に行うことができましたので、非常に便利な一品です。🤗
記載し忘れていますが、土台下端の食われて欠けてしまっている内部へも容易に噴射することができました。
実際にどこまで届いたのか?は分かりませんので、今後の調査に期待するしかないのですが・・・、
木材内部に潜んでいたシロアリ達も相当の数が、ノズルで過剰に流し込んだ薬剤と一緒に流れ出てきましたので、こういう加害部に対しても非常に有効な部材になります。👌
なお、殺虫力については、動画でご確認いただけていると思うのですが、ちゃんと掛かれば瞬殺できますので、この観点からもおすすめできるDIY用のシロアリ駆除剤かと思います。 😉
ただし、既述の通り、噴射の圧力が強すぎて、今回のような表面に巣食うシロアリを駆除するには、慣れるまでは、ちょっとしたコツは必要になります。
この点についてだけは、ご注意願えればと思います。👍
レビュー記事へのリンクです👇
おすすめDIYシロアリ駆除剤(薬剤):シロアリジェット プロ!
👉置き型の駆除剤について
ドラッグストアやホームセンターでは、シロアリ用の置き型のDIY駆除剤は見つかりませんでしたので、WEBで検索して、良さそうなモノがようやく見つかりました。😉
クロアリ用は色々と出回っているのですが、シロアリ対応でない製品が多いです。
筆者が見つけたのは、レインボー薬品(株)さんというメーカーさんのアンツハンタープロW置くだけというこの👇製品です。
筆者が調べた時は楽天さんやAmazonさんだと納期がだいぶ長そうでしたので、近所で購入してしまおうと考え、メーカーさんに卸先を確認してみました所、ホームセンターは直接取引だそうで限定はできるようなのですが、ドラッグストアは商社を介するとのことで、メーカー側では販売店舗の限定ができないみたいですね。🤔
※やや入手しにくいという意味です。
結局、筆者の近所のホームセンターでは取り扱いがない・・・という、メーカーさんからの残念な回答だったため、楽天さんで購入しました。😐
金額的に見ても、DIYシロアリ駆除用に販売されている商品だと思われます。👍
[24.11/14追記]
この置き型薬剤「アンツハンタープロW置くだけ」は、あんまり売れなかったのか・・・💧
残念ながら、すでに入手が難しくなってきているようです。😓
明後日、設置しようと思っているため、効果についてはまだ分からないのですが、言わば、「ゴキブリ用の毒餌」のシロアリバージョンという所ですので、取りこぼしたシロアリが、まださまよっている可能性がある場合は、これを設置しておくことで、巣にも打撃を与えることができますし、楽観的に見れば、巣ごとの駆除が可能かもしれません。😙
既述の通り、DIYによる薬剤散布の方は、さほど容易なものではないわけですが、この置き型の駆除剤が少なからず有効であるなら、これを併用することで、シロアリのDIYによる完全駆除の可能性が格段に上がることになりますので、頼りすぎは良くありませんが、バックアップ案として準備しておいた方が賢明です。👌
今日のまとめ
今日は、自分でやるDIYでのシロアリ駆除が可能か?という点について、筆者の建売マイホームでの実際のDIY駆除作業をご紹介しながら、その可能性とポイントについて、整理させて頂きました。
DIYによるシロアリ駆除は、おそらく可能です。
ただ、既述の通り、そうそう容易いものではなく、大変は大変ですし、本来はプロの駆除業者さんに任せるべき作業ですので、冷静にご判断いただき、仮にご自身で実施される場合は、くれぐれも心して臨むようにして頂きたく思います。👊
ちなみに、このまとめを書いている現在は9/25(金)です。
ご紹介してきたDIYシロアリ駆除を実施したのは、12日前の9/13(日)だった訳ですが、未だに色々と対応に追われている所・・・。
先ほども軽く触れましたが、明後日は、取りこぼし分の撲滅のため、先ほどの置き型駆除剤、アンツハンタープロW置くだけを試してみつつ、シロアリの巣探しを実施する予定でおります。😓
[21.09/14追記]
冒頭でも同じ内容を貼ったのですが、念のため今一度、同じ内容を貼り付けます。
昨年(2020年)9/12に勃発した、このシロアリ大量発生騒動より、丸1年が経過したことになります。😑
その場凌ぎの場当たり的なシロアリDIY駆除だったわけで、失敗だった可能性が非常に高かったのですが・・・
昨年(2020年)9/27の最終確認後、引続き、日々の点検は怠っていないのですが、シロアリの残存兵も見当たらず、新たな被害も見つからず・・・
シロアリ再発が疑われる兆候も一切見つかっておりませんので、結果論に過ぎないのですが、DIYシロアリ駆除は結果的に成功に終わっていたようです。😆
色々と四苦八苦しましたので、今となっては懐かしく思える今日この頃ですが、ここに終戦の旨ご報告させていただきます。🙌
ま、また数年後に慌てふためくことになる可能性はあるのですが。💧
また、話は逸れますが、冒頭から貼らせて頂いている、この👇シロアリ110番さんは、原則として現地調査までは無料になっています。
シロアリ駆除の料金設定も、だいぶ良心的ですし、実績も豊富ですので、必要に応じて相談してみて下さい。👌
今回のDIYシロアリ駆除が失敗だった場合は、筆者も相談してみようと思ってます。😅
長くなりましたが、何かしらのお役に立てると幸いでございます。
最後までお読みいただき、どうも有難うございました。🙏
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