今日は、いわゆる巾木の内、一般的には「木製巾木」と呼ばれることが多いけど、木製ではない「木質系巾木」の「MDF巾木」の種類の調べ方について、お話します。
なぜなら・・・
この投稿は、「巾木の補修01:コーナーキャップ編」という投稿の補足記事でして、この「巾木コーナーキャップ」なるものが、「MDF巾木」だけの専用部材だからです。😅
実際には、補修するだけでしたら、巾木の種類はあまり関係ないのですが、巾木コーナーキャップを交換しようと思うと必要な知識になりますし、実際に取り付いている、既存の巾木種類を特定する作業は、意外と面倒な印象があると思いますので、そんな意味合いもあって、ご紹介しておくことにしました。
MDF巾木でない一般的な巾木の種類をお調べになられている方がいらっしゃいましたら、また別の投稿になるのですが「巾木とは?[完全版]」のこの辺りでまとめていますので、大変お手数なのですが、ご参照頂ければと思います。🙏
MDF巾木とは?
実際に「MDF巾木」と表現する方も少ないかな、とは思うのですが、「MDF」という樹脂系の素材に木目調シートを貼った、何となく木製に見える巾木を指します。☝
もちろん、既製品です。
具体的には、こんな👇巾木が「MDF巾木」ということになります。
話はちょっと逸れるのですが、昨今は「木製建具」と呼ばれる、つまり「内装ドア」に関しても、この「MDF」によるものが氾濫していまして、木製ではないのに、一般的には「木製建具」や「木製巾木」などと呼ばれてしまっていることが多い現実があります。🥴
この現実に対して、どうこう言うつもりもありませんし、木製じゃないものを「木製」と呼んでいる業界自体に文句があるという話でもなく、補足しようとしている「巾木コーナーキャップ」が「木製巾木」と呼ばれている「木質系巾木」の中の「MDF巾木」の専用部材であるという点です。
要するに、今回は「木質系巾木」全般に対する「巾木コーナーキャップ」にはなりえず、先の通り「木質系巾木」の内、あまり聞きなれないと思われる「MDF巾木」だけの種類の話になるんですよ・・・ということがお伝えしたいだけです。😅
MDF巾木についての詳細については、別の投稿「巾木とは?[完全版]」のこの辺りでご紹介しました、「木質系巾木」の中の「MDF巾木」ということでご説明していますので、大変お手数なのですが、そちらをご参照ください。
巾木種類の調べ方:MDF巾木編
だいぶ不親切に前章を終えたところですが、今回は簡潔で短い記事を目標としていますので、このまま急ぎ足で進めていきます。👊
上述の通り、巾木コーナーキャップは、巾木ごとの専用部材になりますので、仮にコーナーキャップだけを交換したいんだ!とした場合、交換しようとしているキャップが取り付いていた巾木が、どこのメーカーの何という品名(シリーズ名)で、何という色名なのか?を知らずには交換はできません。
もちろん、注文することもできませんよね・・・ 😞💧
なのですが、この巾木の種類を把握するのが、一般の方には意外と厄介なのではないかと思います。😩
これ👆は筆者の建売マイホームのリビング周りのMDF巾木になります。
ここで使われている巾木は、「住友林業クレスト」というメーカーさんの「ベリッシュ」というシリーズになるのですが、メーカー名と品名(シリーズ名)が分かれば色名まで分からなくても、形状については、カタログで把握することができます。
メーカーさんにも拠るのですが、シリーズ名が変わったり、廃番になってしまったりすることが、5~10年ほどの周期であったりしますので、カタログ自体が存在しないような場合もあります。
その場合は、メーカーまでは限定して、そのメーカーさんから過去の資料を出してもらったりする必要があったりするのですが・・・
実際に使われている巾木の種類が把握できたところで、部材の販売が終了していて、どこのお店にも在庫が残っていないような場合は、どうしようもなくなってしまいますので、この点についてはご理解頂ければと思います。
今回は、この「住友林業クレスト」さんの巾木種類と、種類のバリエーションが最も多いと思われる「リクシル」さんの巾木を例にとって、カタログを見ながら、具体的にご説明していくことにします。😉
以下で引用しているカタログ画像は、2021年1月現在の内容になります。
住林クレスト ベリッシュの巾木種類
まずは住友林業クレストさんのカタログの該当箇所を見てみますと・・・
字が小さくて見づらいと思うのですが、ちょっとだけ拡大できますので、必要に応じて拡大して見てください。
15年ほど前までは、まだまだ分厚い本のようなタイプの、紙のカタログが主流だったのですが、最近は、どこのメーカーさんもWEBでカタログが閲覧できるようになっていますので、基本的にメーカーさんのサイトでご覧いただけます。
細かい品番などはあんまり関係ありませんので、無視するとして、左側に断面形状が記載されていますので、そこだけをさらに抜粋して拡大したのが以下👇の画像です。
(C)と(D)については、コーナー部材のようですので、巾木の種類としては(A)と(B)、(E)の三種類だけであることが分かります。
(A)と(B)が高さ60mmで、(A)がスタンダード、(B)がクッション付き、(E)が高さ35mmのシンプル巾木となっています。
細かい寸法まで記載がありますし、そもそも三種類しかありませんので、実際に壁に付いている巾木の寸法を測れば、どの巾木がご自宅で使われているのかを把握するのは、このシリーズであれば簡単ですよね。😙
筆者の建売マイホームの巾木を外すと、こんな👆形状ですので、定規を当てなくとも、正面に溝があること、下にクッションが付いてないことより、(A)のスタンダードというタイプの巾木種類だということを把握することができます。👍
※もちろん、「住林クレストのベリッシュ」であることが特定できている場合の話です。☝
シリーズ内の巾木形状の種類が限定できたら、次は色名の確認です。
今一度、「ベリッシュ」カタログに立ち戻りますと、色のバリエーションとしては、以下の六種類になっていることが分かります。
※下段にある12色は床見切りのものですので、今回は関係ありません。
印刷した色ですので、100%の限定はできないとは言え、先の写真上の色味でみますと、右から二番目の「ウォルナット柄」と、三番目の「チェリー柄」の辺りが怪しい感じです・・・。🤨
周知の通り、写真だと光の具合で色味が違って見えますから、念のため、冒頭の写真👇に立ち戻りますと・・・
この👆写真でも、やや明るめの色味には見えるのですが、実際に肉眼で見ますと、もっと黒っぽいですし、少なくとも、右から三番目の「チェリー柄」ではないことは明らかですので、結果的に「ウォルナット柄」であることが認識できる、ということになります。🤔
色名も基本的にカタログの色で概ねの確認はできるのですが、実際には、面材サンプルをメーカーから取り寄せた方が、より正確に調べることができますので、微妙な色味が存在する場合は、面倒でも面材サンプルを取り寄せましょう!
大抵は、メーカーさんのサイトのカタログ請求の窓口などから請求ができます。👌
これは簡単な例ですので、お次は少々ややこしい方の例に移っていきます。😅
リクシル ラシッサの巾木種類
お次は、バリエーションが多めの、リクシルさんの「ラシッサ」というシリーズの巾木を見てみます。
案の定、だいぶ多めで、どこからどこまでを抜粋すればいいか迷うくらいでした。😓
まずはカタログより一般的な巾木の部分を抜粋しますと、以下👇の部分が該当するようですので、八種類ということになりますかね・・・。😰
さらにページをめくりますと、「その他の巾木」として、以下👇のようなやや特殊な巾木が五種類ほど掲載されていますので、この「ラシッサ」というシリーズだけでも、全部で13種類も巾木の種類があるということになります。😱
これを見るだけで、イヤになってしまう方もいらっしゃると思うのですが、ここで諦めては前に進みませんので、冷静になって、よく見てみることにしましょう!😅
三枚目の画像の左下に、「その他の幅木には・・・」との記載があります。
巾木の種類を調べる!という意味では、この13種類の断面形状を確認していくことになるのですが、今回は巾木コーナーキャップ交換のための調べ方になりますので、前半の八種類の巾木のみに着目させていただくことにさせてください。
紙面の関係もありますので、筆者の勝手な主観で恐縮なのですが、前半の八つの巾木種類のみについて、断面形状を拡大してそれぞれを確認してみます。🧐
■リクシル「ラシッサ」カタログの巾木断面の種類抜粋
(LixilサイトWEBカタログから引用)
先の住林クレストさんのカタログと違って、溝の位置についての表記が見られませんので、やや紛らわしい感はありますが、下側にクッション材が付いていない標準的なタイプで見ると四種類、付いていないタイプで四種類と、大きくは二通りに分類することができます。
小さくて見づらいと思いますので、クッション付とナシの違いを拡大してご説明しますと・・・
写真がなくて申し訳ないのですが、この👆ような違いです。
実際に取り付いている時は、巾木の下面と床面に挟まれているため、ちょっと認識しにくいかもしれないのですが、よく見ていただくしかないですね。
筆者の建売マイホームの巾木種類は、先の通り、この「リクシルさんの「ラシッサ」の巾木ではないのですが、例えば、筆者の建売マイホームの巾木のような形状のモノを、この「ラシッサ」巾木の中から探すとしますと・・・
こんな👆形状で、クッション付でないことは明らかですから、残り四種類の内から探せばいいということになりますよね。😉
クッション付きでないタイプ四種類をさらに見ますと、右下の「ライン幅木(木質)」は正面に溝が入っていませんのでボツ、上段の右から二番目は「二段幅木」となっていますので、これもボツ。
残るは、上段左側のこの👇二種類だけということになりますので・・・
この絵を見る限り、溝の位置も違いそうですが、分かりやすい相違点としては、高さと厚みになりますので、あとは、実際に壁に付いている既存の巾木に、定規を当てて計って頂ければ、巾木形状の種類は特定できた!ということになると思います。🤗
・・・ということですので、カタログを見て、「うわっ!こんなにぃ?🥶」と思っても、落ち着いて見てみることで、意外と難なく巾木の種類が分かるケースが割と多いです。
ぜひ、チャレンジしてみていただければと思います。👍
最後に色名の確認です。
色名については、前項の住林クレストの「ベリッシュ」と似たようなものです。
またカタログから引用しますと、リクシルの「ラシッサ」の色味のバリエーションは以下の通り、六種類でした。(2021年1月現在)
ここも、筆者の建売マイホームの巾木の色味の比較で見てみますと、「M/クリエモカ」と「D/クリエダーク」の中間くらいのイメージでしたよね?
メーカーが違うと、基本的に使っている面材も異なりますので、似たような色味であっても結構違うものです。
ですので、巾木コーナーキャップ交換という観点で言うと、仮に他のメーカーさんの巾木の種類で、形状が合いそうなものがあったとしても、色味は確実に違ってきてしまいますので、代用は基本的にできないものとお考えいただいた方が間違いありません。
メーカーが違いますので、色が合う訳ないのですが、このように微妙な色味になってしまって判定が難しい場合は、前項でも書きました通り、面材サンプルを取り寄せて、比較した上で決定することになります。🧐
面材サンプルについては、各メーカーさん共、A4見開きくらいの大きさイメージで作っているもので、昔ほどホイホイ出してくれなくなりましたが・・・ 😓
請求すれば、送ってくれるはずですので、少し面倒なのですが、カタログ請求のページから請求できない場合は、「お問合せ」リンクなどから、入ってその旨のコメントを入れれば、数日で送ってくれるはずです。👌
数日前に、事務所名義でなく、個人名義でLIXILさんの「お問合せ」からメールでその旨の連絡を入れてみました所、中3~4日ほどで届きましたので、大丈夫なはずです。👌
なお、話のニュアンスは逸れるのですが・・・
カタログ閲覧やカタログ請求の際に、商品カテゴリーなどの選択肢があって、よく分らず進めない場合、巾木については「インテリア建材」や「造作材」、「内装建材」などの選択肢になります。
念のため、補足しておきます。😌
巾木のメーカーや品名(シリーズ名)が分からない場合
大きめの住宅メーカーさんや、親切な工務店さんなどであれば、引渡しの際に、「仕様書」や「仕上表」等ということで、一覧表にしてくれている場合がありますが、筆者の建売マイホームのように不親切な建売屋さん等、そうでない場合で、そもそも巾木のメーカーや品名(シリーズ名)が分からない場合の対処法です。☝
巾木がMDF巾木かどうか自体が分からない場合、別の投稿「巾木とは?[完全版]」のこの辺りを見てみて下さい。
巾木メーカーの調べ方:Step1
100%の正攻法ではないのですが、まず調べてみる箇所は、巾木の種類とは関係なさそうな、内装ドア(木製建具)の吊元、上の蝶番の辺りのドアの木口です。
通常の場合、内装部材は同じメーカーの同じシリーズになることが多いため、ヒントが残っていやすい内装ドアに着目する、という意味です。
もちろん、違うケースもありますので、その場合は通用しません・・・。
以下👇は筆者の建売マイホームの洗面所のドアですが、製品管理用っぽいシールが貼られていることがお分かりになられると思います。
「貼られている」と言うよりは、「剥がされることなく、たまたま残っている」という表現の方が適切かもしれませんね。😅
案の定、シールが残っているのは、1/3くらいの建具でしたので。
バーコードが読み込めれば一発なのかもしれないのですが、書かれている文字列の内、前半に着目します。
ここに書かれているのが、品番である可能性が高いのですが、品番を丸々打ち込んでWEB検索しても、的を得た検索結果が表示されることは、まずありませんので、前半の3~5文字くらいに着目した方がいいです。
ここでは切が良さそうな前半の6文字に着目し、「DBAC01」とWEB検索画面で入力して検索すると、以下の画面が表示されました。
赤矢視を入れた上側のリンク先はこのページが表示されますし、下側のリンク先は以下👇のPDF(抜粋)が勝手にダウンロードされて表示されますので・・・
「ベリッシュ」である所まで把握することができたことになりますよね。😊
あとは、「ベリッシュ」をキーワードとして再検索すれば、「住林クレスト」さんのシリーズであることが分かります。👍
巾木メーカーの調べ方:Step2
前項のようなシールが見つからない場合、次は下駄箱のドアの裏の吊元付近を確認します。
また、筆者の建売マイホームの下駄箱(下足入れ)の写真ですが、以下👇のようなシールが残っている場合が多いです。
下足入れについても、巾木などの造作材と同じシリーズが使われることが多いのですが、これも100%ではありませんので、違う場合は、別の作戦を取るしかありません。
メーカーによっては、シールの貼られている位置が違う場合がありますので、吊元だけでなく、全体的に見てみるようにした方がいいのは言うまでもありませんよね。😉
WEBでの調べ方は、前項の内装ドアの場合と基本的に同じです。
品番っぽい文字列を見つけて、前半3~5文字だけで検索を掛けて、ヒントを探すわけなのですが、今回はよくよく見ますと・・・ 🧐
メーカー名も品番も書いてありましたね。😅
この場合は、住林クレストさんのサイトに行って、WEBカタログに入って検索すれば、容易にシリーズ名が把握できることになりますので、超カンタンです。👌
但し、先の内装ドアの場合と同様、巾木が同じメーカーの同じシリーズであるかどうかは、100%ではありませんので、シリーズ名から、巾木の種類が掲載されているページを探して、形状を確認・・・。
既存の巾木も定規で可能な限り正確に計って、断面形状などを比較することで、巾木の種類が特定できる場合が多い、ということですので、違う場合はご容赦頂ければと思います。🙏
巾木メーカーの調べ方:Step3
通常のケースでしたら、これら👆で把握できてしまうのですが、上手くいかなかった場合の次なる調べ方です。
その他の調べ方としましては・・・、
単刀直入に、工務店さんや建てられたメーカーさんに聞いてみる!という方法もありますよね。🙂
ただ、小さめの工務店さんなどで、物件ごとに資材を発注しているような形であれば、工務店さんでも過去の納品書などから追うことができるのですが、得てして、建材メーカーと直接交渉をして、まとめ買いをした在庫を、小出しにして使っているような工務店さんもありますので、この場合は、工務店さん側では追い切れない場合もあります。😟
建材メーカーを棟数契約だけして、物件ごとに格安に納入してもらうようなパターンも、大手住宅メーカーさんではあるようです。🤔
この場合は追えるはずですよね。タイムリーな伝票が残ることになるという意味で。
特に建売ですと、大量のまとめ買いをした在庫を、保管していた倉庫から持ってきて・・・という流れもあるようで、中々あとからは追いきれなかったりします。😟
・・・ですので、周知の通りかと思うのですが、建売にお住まいの方は注意が必要です。☝
巾木メーカーの調べ方:Step4
最後に、「Step4」とは書きましたが、前項までの流れでも、巾木のメーカーやシリーズ名が特定できず、巾木種類が相変わらず想像すらできない・・・などという場合の、最終手段としての対処法ですので、可能性が低めの、今、思いつく限りの作戦です。😓
※順不同ですので、①が可能性が高いということではありません。
その他の調べ方【案】①
筆者は実際にはやったことがないのですが、下足入れのドアの裏と似たような箇所という意味では、クローゼットなど収納系のドアも既製品の場合は、裏側にシールが残っている可能性があります。
一般的な部屋のドアと違い、収納系のドアについては、普段は裏側は目につかない面になりますので、シールがあるとすれば裏面です。
さほど難しい作業ではありませんので、Step③までの過程で、巾木種類が特定できていない場合は、チェックポイントの一つとして、確認してみてください。👌
その他の調べ方【案】②
だんだん面倒な調べ方になってきてしまいましたが・・・ 💧
メーカーや品名が分からない、既存の巾木の寸法を正確に計って、先ほどのカタログ画像のような断面スケッチ描いてみて、主要な各メーカーのカタログに掲載された断面図と比較してみる・・・というのも、ちょっと地道にはなるのですが、手法としては有り得ますよね。😉
「主要メーカー」というのも難しいかもしれませんので、筆者の主観で例示するとしますと、以下のようなメーカー名が思い付きます。
※右に貼ったのは、参考巾木の楽天さんの商品リンクです。
- リクシル :ファミリー 9×60mm
- パナソニック:幅木2型 7×51mm
- ウッドワン :P型 7×60mm
- エイダイ :楽天では見つかりませんでした😩
- 大建 :
溝付(MDF基材) 9×50mm
※住林クレストさんは筆者の建売マイホームでしか見たことがありません。😅
221204追記
ここの👆「5」番の大建さんの巾木は、リンクを貼っていたのですが、取り扱いがなくなってしまったようです。😓
最新カタログを見る限り、大建さん自体が巾木の取り扱いをやめてしまったわけではないようですが、楽天さんやAmazonさんで検索しても中々引っ掛かってきませんので、最近はさほどのシェアではないのかもしれません。(←あくまでも個人的見解です)
各社各様ですので、これらのカタログを参照して比較し、一件に絞れれば決定になりますし・・・
近いモノが二件くらいに絞れたとすれば、各メーカーサイトの「お問合せ」から、スケッチと写真を送付することが可能なら、おそらく判定してもらえるものと思います。
ちなみに・・・
MDF巾木を販売しているメーカーはもっと沢山ありますので、近そうな巾木種類が上記五社から見つからない場合は、もう少し調査範囲を広げなくてはならなくなってしまいます。🥵
その他の調べ方【案】③
最後は、さらにだいぶ面倒なのですが、巾木を一度、数枚剥がしてみる・・・というのもありかなと思います。😑
巾木はいわゆる仕上げ材ですので、巾木種類を特定できる何かしらの表示があるとすれば、「普段は見えない箇所」になりますから、巾木の裏側に表示があるかどうかを確認してみるというやり方です。
ただ、昔の記憶では品番かどうかは分からないとしても、何かしらの印刷があった記憶があるのですが、筆者の建売マイホームでは数枚剥がしたくらいでは、何も書かれていませんでしたので、正直なところ何とも言えません・・・。😞
自分で書いておいて、無責任で申し訳ないのですが、自己責任ということでお願いします。🙏
巾木の剥がし方については、別の投稿「巾木の外し方(剥がし方)」でご説明はしていますので、あくまでも、どうしようもない場合の最終手段として、ご検討いただければと思います。
MDF巾木種類の調べ方まとめ
ご紹介する順番が逆になりましたので、MDF巾木の種類を調べる大まかな流れをまとめておきます。
- 巾木のメーカーを調べる
- 巾木の品名(シリーズ名)を調べる
- 巾木形状を確認して種類を見極める
- 巾木の色名を調べる
・・・という感じになります。
でも、こう書くとすごく単純な流れなんですけどね。😓
既述の通り、巾木の形状を確認するのは、バリエーションが多いと腰が重くなってしまう気持ちも痛いほど分かるのですが、メーカー名や品名(シリーズ名)が分かっていれば、実際にやってみると、大したエネルギーは要しませんし、意外とスパッと決まるものですので、試してみてもバチは当たらないと思います。😅
とは言え、面倒は面倒ですので、巾木コーナーキャップだけの話でしたら、そもそも交換せずに補修で済ませてしまってもいいような気が、個人的にはしています。
この巾木コーナーキャップの補修については、こちら👉「巾木の補修01:コーナーキャップ編」を参考にしていただければと思います。👍
今日のまとめ
本日は、巾木コーナーキャップを補修するだけでなく、どうしても交換したい!とした場合の、巾木種類の調べ方(特定の仕方)について、解説してきました。😐
巾木コーナーキャップだけでしたら、基本的に補修だけで十分なはずですので、本稿「巾木の補修01:コーナーキャップ編」の方をご参照頂ければいいのですが、
例えば、巾木コーナーキャップだけの交換に留まらず、部分的に破損してしまった巾木自体を交換したい場合にも、巾木種類を特定する必要は出てきますので、そんな時にも応用して頂き、お役に立てていただければいいかなと思っています。👍
手短に!を心がけて、急ぎ足で進めたつもりですが、やっぱり長くなってしまいましたね・・・ 😓
性分なのでしょうか・・・ 😢
例によって長くなってしまって申し訳ございませんでしたが、最後までお読みいただき、どうも有難うございました。🙏
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