今日は、近日中にUP予定の、超おすすめフローリングリフォームに「重ね張り」に関する記事、「イチ押し!フローリング重ね張り」の補足としまして、このフローリング重ね張りを実際に施工する場合の、リフォーム費用がいくらくらい掛かりそうか?を試算します。🙂
建築士である筆者がリフォーム相場を試算してみるコーナーの、「フローリング重ね張り版」のご紹介になります。🙌
計算がメインになりますので、計算コーナーは画像が少なく文字だらけになるのですが、ご容赦ください。🙏
フローリング重ね張り:リフォーム相場の試算コーナー
では、さっそく本題ですが・・・
フローリング重ね張りが、どの程度コスト的にメリットがあるのか?という点について、フローリング張替えの場合と比較して、試算してみようと思います。👌
筆者は施工経験はありますが、施工屋ではありませんので、専門分野が違います。
当コーナーの数字を参考にされる場合は、以下のページでお書きしている「おことわり」をご理解頂いた上で、参考にして頂きますようお願い致します。🙏
※たくさん書いてあるので大変恐縮なのですが・・・
では、さっそく試算に入っていきます。👊
リフォーム相場の試算に使うフローリング
フローリングもピンからキリまでありますが、筆者の建売マイホームのフローリング重ね張りで使用している、東洋テックスというメーカーさんの「ダイヤモンドフロア HA15」というフローリングで試算してみます。
今、各モール👆で、念のため検索してみたのですが、Amazonさんでは見つかりませんでしたので、もしかすると取扱いがないかもしれません。
ちなみに、他の記事でもお話ししています通り、東洋テックスさんは、筆者の父の代から愛用している、絶大な信頼を持っているフローリングメーカーさんです。😤
いわゆる「合板フローリング」と呼ばれる類のフローリングなのですが、商品ページを見ていただくと、他にもキレイな色がありますので、おすすめフローリングをお探しの方はぜひご検討ください。👍
父の代からですので、そこから換算しますと、東洋テックスさんがフローリング事業に参入した、30年ほど前から使用していることになります。😱
好みはあるかと思うのですが、少なくとも筆者はイチ押し👊のおすすめフローリングです。👌
現物サンプルを取ると、東洋テックスさんのこだわりを垣間見ることができますので、まさか着払いで送ってこないでしょうから、ぜひ試しに請求してみて下さい。🙌
論点がややズレてしまいましたが、東洋テックスさんの話になるとどうしてもアドレナリンが出てしまいます・・・。😅
お許しください。🙏
肝心なお値段としては、お安いショップさんで、本日(2021年6月)現在、坪当たり10000前後+運賃1000円ほどのようですので、税抜きで「10000円/坪」を見ておくことにします。
リフォーム相場の試算に使う 張り面積
フローリングなどの張りモノは、職人さんも張り進めていく内にコツを掴んで、ペースが上がっていきますし、狭い部屋でチョコチョコ作業するよりは、当たり前に、㎡数が広ければ広いだけ、単価は下がっていきます。😐
・・・が、この👇手の刊行物に示されているような「150㎡」や「200㎡」などの面積では、リフォーム相場の試算としては、現実的ではありませんので
現実的な広さとして「十畳間」ほど、つまり「16.5㎡」ほどの面積を想定してみることにします。☝
この👆手の刊行物は、一般的(?)な施工単価情報を得るのに便利ではあるのですが、施工者観点や消費者サイドの観点で見てしまうと、実際にその数値で注文できるとは、ぜんぜん限りませんので、一般の方にはあまり向いていないと思います。😕
ただ、一般的な全ての工事に関する単価情報が出ていますので、何となくの参考にはなりますよ。😁
リフォーム相場の試算のその他の前提
このリフォーム相場を試算する上での、その他の前提については、主に絡みのある部分についてです。
実際の算出はもっと複雑になるのですが、計算を単純化するため、以下のような形を想定して、算出させていただきます。😉
- 巾木は既存のものを利用できるものとみる
- 見切り材は大きな金額ではないため無視する
- 掃き出し窓との絡みはないものとする
- 下地の腐食(腐朽)などはないものとする
フローリングリフォーム相場の試算
では実際に試算してみましょう!🤗
先ほど事前にご一読いただいたページにて、ご了解いただいているものとして、手間や読みにくい項目については、筆者の主観で進めさせていただきます。👊
※計算内容を示す関係で文字だらけのパートになりますこと、ご容赦願えると有難く思います。😓
フローリングリフォーム費用①:重ね張りの場合の
まず、用意するフローリングの材料費を計算すると・・
1)フローリング材:10000 × 5坪 =50000
次の張り手間については、大工の能力にも拠りますし、諸条件に拠るため、ケースバイケースなのですが・・
2)張り手間:2000 × 16.5㎡ =33000
※合板フローリングの12x303x1818タイプ
あとは、巾木は既存のモノを再利用する前提ですので、取り外して一時保管して、再度貼り付けたりする雑務分と、ザックリですが接着剤や釘などの補足材分として・・
3)巾木取り外し取付等:25000 × 1人工 =25000
4)接着剤・釘など(概算):500 × 16.5㎡ =8250
その他、事前の周囲の養生、片付け、残材処分がありますが、これも主観だけを頼りに、ザックリになりますが、一人工分を見ておきます・・
5)養生・片付け・残材処分:25000 × 1人工分 =25000
という感じになります。😑
これら👆の合計を計算してみますと、「141250円」になりますよね。
これが、今回のリフォーム相場(工事費)の原価になりますから、これに中間業者と下請け業者(専門業者:ここでは大工)、元請け業者(工務店さん)の経費を、規模も小さいことから40%ほどとして載せますと・・・
・141250 × 1.4=197750円(税抜き)
になりますので、筆者の思う今回のフローリング重ね張りリフォーム相場は、20万ほど!となります。😌
工期としては、問題が何も生じなかったとすると長くて3~4日です。
いつも筆者は、工務店さんから「予算組みが厳しすぎる!」と言われますので、少し余力を見ていますが、概ねこの位の数字になる気がします。
正しいかどうかは分かりませんよ!😅
引続きまして、似たような考え方に基づき、フローリングを重ね張りするのではなく、フローリングを張り替えるとした場合のリフォーム費用の相場の試算をしてみます。👍
フローリングリフォーム費用②:張り替えの場合
重ね張りとフローリング張り替えで大きく違う点は、言うまでもないのですが、既存フローリングの剥しがある点ですよね。🤔
これによって、片付けがちょっと大変になったりしますので、養生も少し大げさにしておいた方が間違いないかな・・・
あとは処分量が増えますので、処分費は余計に掛かってくることになります。
では行きましょう!👊
まず、重ね張りで見た、1)~4)は基本的に変わりませんので、そのまま計上します。
1)フローリング材:10000 × 5坪 =50000
2)張り手間:2000 × 16.5㎡ =33000
3)巾木取り外し取付等:25000 × 1人工 =25000
4)接着剤・釘など(概算):500 × 16.5㎡ =8250
次に、工程としては順不同になりますが、肝心な既存フローリングの撤去費用です。
ここは微妙なのですが、リフォームの場合はお客さんが住まわれている状態での作業になることが多いですし、下地を傷める訳にはいきませんので、解体屋でなく、大工がやる前提で考えることにします。🤔
解体屋さんの解体は、我々から見ると、やや荒っぽく見えることがありますので、そもそも丁寧な解体を頼むこと自体、個人的にはちょっと筋違いな気がするため。😅
実際には二日も掛かりませんが、木材の腐食(腐朽)は無視するとしても、下地の一部調整が必要になる可能性が大きいため、下地材を別途調達する分も含めて、2人工をみておくことにします。
5)既存フロア剥がし他:25000 × 2人工 =50000
最後に・・・
その他の細々した項目ですが、最近は処分費がべらぼうに上がったと聞きますし、既存の床材を剥がすと膨大な埃が舞い上がったりもしますので、主観的で恐縮なのですが、養生:+5000、片付け:+10000弱、残材処分:+10000強とみまして・・
6)養生・片付け・残材処分:25000 × 2人工分 =50000
やや多めに見すぎかな・・🙄という感もあるのですが、80%になることはあっても半分にはなることはありませんので、そのまま合計を計算してみますと、「216250円」になります。☝
重ね張りの場合と同様、これが今回のリフォーム相場(工事費)の原価になりますから、同じようにこれに経費率を掛けるのですが・・・
規模としてはあまり変わらないとしても、解体分が入ることで金額がやや大きくなりましたので、経費率を35%ほどと仮定します。
・216250 × 1.35=291938円(税抜き)
つまり、今回のフローリング重ね張りを張り替えと見た場合の、リフォーム相場は、30万ほど!となりました。😌
工期としては、重ね張りの場合の「長くて3~4日」にプラス2日と見ていただければ大丈夫です。👌
※何も問題がなく、先の条件通りに進んだ場合ですが。
フローリングリフォーム相場試算のまとめ
今回のリフォーム相場試算では、10帖のフローリング重ね張りの場合で20万ほど。
同面積のフローリング張り替えの場合で30万ほど、との結果になりました。😐
この試算結果が正しいとすれば、フローリングは重ね張りの方が1.5倍ほどお得😘ということになりますね。😅
ただ、実際のリフォーム工事の場合、出入口ドアとの取り合い👇がありますし、この試算では巾木は再利用で見ていますが、接着剤併用で固定されていますから、現実的にはよっぽど丁寧に剥がさないと、再利用はできない部分が出てきます。
また、10帖もあれば掃き出しサッシくらいはありますから、この取合い処理👇も出てきてしまいます。
さらに、築年数が古め(25~30年)の、1Fの日当たりの悪いお部屋でのリフォーム(張り替え)となれば、下地材の腐食(腐朽)👇も見られるでしょうし、そもそも特にリフォーム費用はケースバイケースですので、実際には中々この通りにはいきません・・・。😓
腐朽についてご興味ある方は、こちら👉「木材腐朽菌とは何ぞや?」をご覧になってください。
要は、木材の腐食なのですが、木材腐朽菌という菌類によってもたらされる症状で、築年数の古いお宅で、湿気の高くなりがちな浴室や洗面所、トイレ周りの床下でよく見られます。
このウッドデッキの腐朽は、屋外ということもありますが、ノーメンテナンスで放置してしまっていたことで、6年目ほどで出てしまいました。😥
今回は、筆者おすすめの東洋テックスさんのHA15を使用する前提で、フローリング重ね張り費用と張り替え費用を試算して、比較してきました。
現実的には中々ピッタリの数字にはならないとは言え、ご希望のフローリングの金額を、Yahooさんや楽天さんなどで調べて数字を入れ替えていただければ、「重ね張り」も「張り替え」も、何となくの費用感は掴めることになると思います。😊
「おことわり」については、キチンとご理解頂かないといけませんが、必要に応じて、フローリング重ね張り、もしくは張り替えといった、フローリングリフォームのご計画にお役立ていただければ幸いです。🙏
今日のまとめ
本日は、本稿「イチ押し!フローリング重ね張り」の補足としまして、コスパ抜群のフローリングリフォームに当たる「フローリング重ね張り」と、通常の「フローリング張り替え」リフォームの費用を、ある仮定の元に試算し、比較して参りました。
ここでご提示した金額が、実際のリフォーム見積もり金額と一致することは少ないと思われますし、リフォーム相場と呼べる数字かどうかは何とも言いがたい所ではあるのですが・・・
少なくとも、フローリングリフォームの費用感や、金額の考え方はお伝えできたかな・・と思います。😉
また、筆者イチ押し!のフローリングリフォームに当たる、フローリング重ね張りの方がコスト的にお得であることもお伝えできたはずです。🙌
本当におすすめですので、筆者に何の利益が発生するものでもないのですが、ぜひご検討いただければと思います。🤗
本稿に戻られる方はこちら👇
今日も最後まで、お読みいただき、どうも有難うございました。🙏
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