今日は、実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の関係を、備忘録も兼ねまして整理します。🙋
知ってしまえば何てことないのですが、呼称で、例えば「呼称12mmのハトメ(鳩目)」のどこが12mmなのか?を実際に計ってみたというニュアンスのお話です。☝
後半では、4パターンのハトメサイズ(鳩目サイズ)のおすすめハトメをご紹介します。🤗
そもそもハトメとは?
念のためですが、そもそも「ハトメ(鳩目)」とは?、例えば、ブルーシートの穴に付いている以下👇のようなリング穴のことです。
あまり聞きなれないと思うのですが、「アイレット」とも呼ばれています。🤔
建築や土木で使われるような、足場シートや養生シートなども同様で、この手のシートなどに孔いている穴を総称して、ハトメ(鳩目)と呼んでいます。
もちろん使われているのはシートだけではありませんで、カフェカーテンや、カバンや靴などの革製品や布製品などでもよく使われていますよね。😉
何でこんな話をするのか?と申しますと、購入予定のシートに新たなハトメ(鳩目)を追加しようと思って、丁度いいサイズのハトメ金具(鳩目金具)を購入しようと思ったところ・・・
そもそもどこの寸法を指して「12mm」などと謳っているのか、さっぱり分かりませんで、だいぶ右往左往してしまったためです。😓
そんな訳で、改めて、購入したハトメ(鳩目)のサイズを計測してみた結果を整理しておこうという意図になります。😅
実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の関係
では、実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の関係の具体的な検証に入っていきましょう。🤗
今回は、既述の屋外用カーテン用シートに、元々付いている「呼称12mm」のハトメ(鳩目)のサイズと、
このシートに新たなハトメ(鳩目)を追加するために購入した、単品で20個入りの「呼称8mm」のハトメ(鳩目)を、ノギスを使って計測してみます。
ちなみに、今回はハトメサイズ(鳩目サイズ)のお話ですので、あんまり関係ないのですが・・・
屋外使用を前提としている部分になるため、素材としましては、アルミ製のハトメ(鳩目)サイズとなりますこと、予めご了解ください。
※他の素材のハトメ(鳩目)サイズでも基本的に大きな違いはありません。😅
なお、計測に使用するノギスについては・・・
ピンボケの商品リンクで恐縮なのですが😓、他の記事でもたびたびご紹介している、こちら👇のお手頃な樹脂製のノギスを使用します。
当ブログではよくご紹介している、いつも使っているノギスになりますので、もうおなじみかも知れませんが、シンワ測定さんの「19515」という品番のノギスになります。
※以下の計測写真ではピントはほぼ合ってます👍
高い精度を要求される場合などは不向きなのですが、何より樹脂製ですので、ポケットに刺しておいても、少し引っ掛かたくらいでは痛い思いをすることもない、お手軽なおすすめノギスです。😘
屋外用カーテン用シートのハトメサイズ(鳩目サイズ)
屋外用カーテン用シートと書いていますが、要は現場でも使えるようなシートの透明なタイプのモノになりまして、皆さんもご存じのいわゆるブルーシートなどに比べれば、だいぶ厚めのしっかりした、こんな👇感じのシートです。
※最も厚手のブルーシートよりはやや薄めでしょうかね。
ここ👆👇にはハトメ(鳩目)の個数しか書かれていないように見えましたので、メーカーさんに問い合わせてみましたら、「呼称12mm」のハトメ(鳩目)だということでした。
呼称「12mm」のハトメ(鳩目)が10個孔いている・・ということですので、開封して、この実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)を計測します。
呼称12mmの実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)1:外径
では早速なのですが、まずは呼称12mmの、このハトメ(鳩目)の外径を計測してみましょう。🤗
いつものノギス「19515」で計ってみますと、目盛上は「23.5mm」ですね。
今、ここ👆に貼り付けて気付いたのですが・・・ 😰
よくよく見ますと、ノギスの左側がハトメ(鳩目)外周に当たっていなかった💧ようですので、図中には「23.5mm」と入れてしまいましたが、この呼称12mmハトメ(鳩目)の外径は、厳密には「23mmほど」ということになりそうです。
呼称は「12mm」でしたので、差し当たって、実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)は外径ではないことが分かりました。🙂
呼称12mmの実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)2:内径
次に計測できるとすれば、内径くらいしかないですね。😅
さっそく内径を同じく、いつものノギス「19515」で計測してみますと、ほぼキッカリ「12mm」でした。
つまり、呼称12mmの実際の外径のハトメサイズ(鳩目サイズ)は「12mm」ということですから、ハトメ(鳩目)の実際の内径サイズが、呼称として使われる数字だということですよね。☝
これでほぼ結論でいいとも思うですが、万が一があってもいけませんので、次項にて、別のサイズのハトメ(鳩目)での計測結果を掲載しておきましょう。🤗
呼称8mmのハトメサイズ(鳩目サイズ)
お次は、このシートに新たなハトメ(鳩目)を孔けようと思って購入した、呼称「8mm」のハトメサイズ(鳩目サイズ)をバラの状態で計測してみます。🙋
大前提ですが、何にもハマっていないバラですので、こんな👇状態です。😱
左側が「裏座」という部品、右側が単に「ハトメ」と呼ばれたり、「ハトメ本体」と呼ばれたりする部材になります。
「裏座」は平たく言うとキャップみたいなものですので、今回は、この「ハトメ本体」の方で計測します。☝
呼称8mmの実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)1:外径
では、先ほどと同じく、外径の実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)から進めていきます。👊
・・・と書きつつ、そもそも「進める・・」と威張るほどの作業ではありませんので、さっそく計測結果をお伝えしますと、以下👇の通りキッカリ「15mm」でした。😐
今度はズレませんでしたので、実際の外径のハトメサイズ(鳩目サイズ)の計測結果は「15mm」ということになります。☝
呼称8mmの実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)2:凸部外径
お次は、これを裏返して凸部を上に向け、このハトメ(鳩目)凸部の外径を計測してみますと、「8.5mm」ほどでしょうかね・・
ちなみに、このハトメ(鳩目)はアルミ製でだいぶ薄っぺらいタイプなのですが、厚手のハトメ(鳩目)の場合は、もう少し違った数字になりそうな気がしますね。
呼称8mmの実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)3:内径
では最後に、この呼称「8mm」のハトメ(鳩目)の内径を計測してみます。
径が小さめでかつ不安定な状態でしたので、ちょっとピンボケ気味になってしまいましたが、目盛りを読みますと、ほぼキッカリ「8mm」でした。
つまり、先の呼称12mmのハトメ(鳩目)での計測結果と同様に・・・
実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)は「8mm」ということですので、やはりハトメ(鳩目)の実際の内径サイズが、呼称として使われる数字なんだ😲ということで結論付けることができた、ということになります。👍
ハトメサイズ(鳩目サイズ)のバリエーション
筆者が今回購入したのは、アルミ製のハトメ金具で呼称8mmというタイプです。
イチネンMTMさんというメーカーの、以下の20個入りセットを購入したのですが、ハトメサイズ(鳩目サイズ)のバリエーションとしては、他にも数種類あります。
AMAZONさんの商品ページでも、同じ仕様の別のサイズが選択できるようでしたが、一部不足している品番があるみたいでしたので、他のサイズのハトメ金具(鳩目金具)も含めて、一通りここで整理しておきます。
パッケージには「FamilyTool」と記載されていますが、メーカーとしては先の通りイチネンMTMさんという所になりまして、イチネンさん内の「ブランド」という位置づけです。
家庭での小物づくり関連のグッズとして、ハトメやリングホック、スナップ等の手芸&服飾関係の製作に使われるような道具や部品をまとめた製品群(シリーズ)が、「FamilyTool」と称されています。
そもそもAMAZONさんより、当サイトが上に表示されることはないと思うのですが・・・ 😓
同じハトメ(鳩目)をお探しで、たまたまこのページに辿り着かれた方がいらっしゃいましたら、何かの折にお役立ていただければと思います。
アルミ製ハトメ内径8mm20個入
まずは、上の方でも何回かご案内していますが、今回購入した、アルミ製ハトメ金具、内径8mm×20組入👇からです。
カタログ情報になりますが、以下👇に転記しておきますので、必要に応じて参考にしてください。
品番 | 型番 | 内径サイズ | 入数 | JANコード |
60140 | 64-31 | 8mm | 20組 | 4976463 60140 4 |
JANコードが分かると、さすがにAmazonさんでの検索でも一発で絞り込めますよね。😅
筆者の技術が足りないだけかもしれないのですが、逆に、JANコードが分からないと、中々絞り込めない場合が多い気がします・・ 😓
アルミ製ハトメ内径10mm30個入
次はひと回り大きいハトメサイズ、入り数も多めのアルミ製ハトメ金具、内径10mm×30組入👇の商品です。
なぜか型番の記載がなかったのですが💧、カタログ情報としては、以下👇の通りになります。
品番 | 型番 | 内径サイズ | 入数 | JANコード |
51251 | なし | 10mm | 30組 | 4976463 51251 9 |
話はちょっと逸れるのですが・・・
呼称が、ハトメの内径サイズとイコールになることが、最初っから分かっていれば、実はこの10mmのハトメサイズ(鳩目サイズ)がイメージには近かったんです。
今回は後の祭りになってしまいましたが。😫
アルミ製ハトメ内径12mm20個入(お得パック)
お次は、さらにひと回り大きい内径12mm👇なのですが、ブリスターパックに入っていない商品で、袋だけのため、だいぶお得なセットになっています。😘
ハトメサイズ(鳩目サイズ)としましては、前半でご紹介した、ブルーシートに代表される建築などに使われるシート系でよく見かけるサイズということになります。🤔
同じくアルミ製の20組入セットの製品になりまして、カタログ情報としては以下👇の通りです。
品番 | 型番 | 内径サイズ | 入数 | JANコード |
60136 | 64-19 | 12mm | 20組 | 4976463 60136 7 |
アルミ製ハトメ内径12mm20個入
次は・・・
前項のアルミ製ハトメ内径12mm×20個入と、サイズも入り数も同じなのですが、その他の商品と同様、ブリスターパックに入っている通常のタイプ👇です。
価格を見ますと、前項の型番「64-19」の方がだいぶお得ですので、ご購入される場合は、前項のタイプをご購入いただいた方がいいですね。
品番 | 型番 | 内径サイズ | 入数 | JANコード |
60138 | 64-19A | 12mm | 20組 | 4976463 60138 1 |
この👆ようにカタログ値としては違いが見られないのですが、メーカー(イチネンMTM)さんに問い合わせてみたら・・・
入っているものは同じもので、違うのはパッケージだけ・・・ということのようです。😬
アルミ製ハトメ内径15mm20個入
最後は、イチネンMTMさんの製品の中では最も大きいハトメサイズ(鳩目サイズ)で、以下👇内径15mm×10個入のセットです。
※仕様は同じくアルミ製です。
15mmとハトメサイズも大きいので、入り数は少なめ・・というところです。
でも、この15mmのハトメサイズは、筆者は見たことがないような気がしますね・・・ 🤔
同じくカタログ情報としては、以下の通りです。
品番 | 型番 | 内径サイズ | 入数 | JANコード |
60139 | 64-20A | 15mm | 10組 | 4976463 60139 8 |
FamilyTool アルミ製ハトメサイズ(鳩目サイズ)まとめ
最後に、これらのイチネンMTMさんのアルミ製ハトメ(鳩目)の情報の全てを一覧表にまとめますと、以下の通りです。
スマホ表示だと文字が小さくなってしまいますが😓、参考になれば幸いです。🤗
品番 | 型番 | ハトメサイズ | 入数 | JANコード | リンク |
60140 | 64-31 | 内径8mm | 20組 | 4976463 60140 4 | 8×20 |
51251 | なし | 内径10mm | 30組 | 4976463 51251 9 | 10×30 |
60136 | 64-19 | 内径12mm | 20組 | 4976463 60136 7 | 12×20 |
60138 | 64-19A | 内径12mm | 20組 | 4976463 60138 1 | 12Ax20 |
60139 | 64-20A | 内径15mm | 10組 | 4976463 60139 8 | 15Ax10 |
ハトメ(鳩目)は、特に建築系シートの場合、最低限の数量しか孔けられていない場合がほとんどですので、DIYなどで他の用途に転用する場合、自分で好き勝手に追加できると非常に便利です。👍
また、今回は「アルミ製」のみをご紹介しましたが、「真鍮製」や「ステンレス製」も製品として存在しますので、詳細についてはイチネンMTMさんサイトの方でご覧になってみてください。
TOPページから、「先端/作業/電動工具・照明/防犯」のカテゴリーに入って、左カラムから「先端/作業/電動工具・照明/防犯」内の「カタログページ」をクリックするとカタログが表示されます。
※カタログがダウンロードされてしまうかもしれませんので、スマホでご覧になる場合はご注意ください。☝
カタログの170ページ辺りからが、ハトメ(鳩目)関係になります。😊
なお、このハトメ(鳩目)の付け方(孔け方)については、別の記事「ハトメパンチの使い方(ハトメの付け方)」で準備していますので、そちらも参考にしていただければと思います。😌
※一週間以内でUPできると思いますので。👌
ちなみに、この👆ようなハトメパンチと呼ばれる工具を使用して、ハトメ金具(鳩目金具)を取り付けることになります。
今日のまとめ
本日は、実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の関係について、実際のハトメ(鳩目)の内径や外径サイズをノギスで計測した結果を元にご説明して参りました。
知ってしまえば何てことない話なのですが、ハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の数字は、ハトメ金具の内径を指していることが分かりました。
準備中のハトメ(鳩目)の付け方(孔け方)についての解説、「ハトメパンチの使い方(ハトメの付け方)」は近日(一週間ほど)中にUPできると思いますので、しばしお待ちいただければと思います。😌
※UPできましたら、この辺りにリンクを貼ります。🙂
本日も最後までお付き合いいただき、どうも有難うございました。🙏
コメント