今日は、ハトメパンチの使い方としまして、市販のハトメパンチを使用したハトメの付け方の解説をします。🙋
これもコツが分かってしまえば、何てことない作業なのですが、筆者はちょっと勘違いしていたこともあって、前半はやや往生してしまいましたので、整理しておくことにした次第です。
コツが分からないと中々上手くいきませんし、お困りの方がいらっしゃいましたら、参考にしてください。😉
三年ほど前に作った、勝手口外部ウッドデッキの屋根に取り付ける予定の、DIYでの屋外用カーテンとして、下準備のためにビニールシートを購入したのですが、そこに新たなハトメ金具を付ける(追加する)ための作業を元に、ハトメパンチの使い方を含めてのハトメの付け方をご説明していきます。😊
ハトメパンチでハトメを付けることになった経緯
すぐ上でザッと触れましたが、ハトメパンチを使用してハトメ金具を付けることになった経緯としては・・・
要するに、屋外で使用するカーテン用として、以下👇のような建築系の仮設用ビニール系のシートを購入したわけなのですが、

(モリリン 採光シート 1.8MX2.7M)
カーテンとして使用するには、元々付いているハトメが少なすぎることより、新たなハトメ金具を追加する必要があったということです。☝
この👆写真の右下👇部分に、元から付いている既存のハトメの配置が掲載されていますが、巾2.8mの間に4つしかハトメがありませんので、これではカーテンにはできませんものね。😟

ハトメ(鳩目)個数表示箇所:近景
ま、そもそもがあくまでも仮設用の「シート」ですので、工事現場の足場などで使うような用途と考えれば、妥当な数量ということにはなるのですが。😓
ハトメの付け方とハトメパンチの使い方
では、前掲のビニール系シートに、ハトメパンチを使用して、ハトメ金具を追加する付け方の具体的なお話に移っていきます。👊
ハトメの付け方とハトメパンチの使い方解説で使うモノ
まずは、使用するハトメパンチとハトメ金具をご紹介してから、実際のハトメの付け方・・・と具合で進めさせていただきます。🙋
ハトメ加工に使うハトメパンチ
本当はもっと本格的なハトメパンチを使った方が、キッチリしたハトメ加工ができるのだろうと思うのですが、今回はなるべくお手頃なもの・・・という意向がありましたので、Amazonさんで以下👇の超お手頃😘なハトメパンチを購入しました。

(SK11 両面ハトメパンチ ハトメ穴径8.0mm No.900)
Amazonさんの商品リンク画像で言うと、以下👇のハトメパンチです。
このハトメパンチを用いて、ハトメパンチの使い方(ハトメの付け方)をご説明していきます。🙂

(SK11 両面ハトメパンチ ハトメ穴径8.0mm No.900)
呼称8mm用のハトメパンチになりまして、ハトメ金具(20組)も入っていますし、シートに穴加工をするためのポンチ(写真中の黒い印鑑みたいなモノ)や、ご丁寧にポンチを使用するときに使う下敷き(写真中の白い四角)まで、ハトメ加工に必要な一式が全て同梱されている・・という、とても便利なハトメパンチセットです。👍
ハトメの呼称と実際のハトメ金具の穴径については、つい先日、先立ってUPした、こちら「実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の関係」で解説していますので、必要に応じて参考にしてください。🤗
何よりお手頃ですので、耐久性は気になるところですが・・・ 😳
今回のハトメ加工で使えただけで、十分元が取れた気がしますので、お勧めできる逸品かと思います。👌
先の通り、適応ハトメ径は8mmのハトメパンチなのですが、シートに孔いている既存のハトメ径は、実は12mmです。🤨
本来は同じ大きさで揃えるべきだと思うのですが、これについては、大した意味もなく、あまり細かいチェックをしないで購入してしまったため、結果的に、正直な所ちょっと小さすぎました。😫

付いているハトメより気持ち小さめのイメージでしたので、本当は呼称10mm用のハトメパンチにすべきだったなぁ・・・と今は思うのですが、時すでに遅し・・・ということで、8mmのハトメで甘んじることにした次第です。😅
※屋外用カーテンとしては機能しますので問題ありませんし。
ちなみに、呼称10mm用で、同じシリーズのハトメパンチは以下👇のリンクになります。
SK11 両面ハトメパンチ ハトメ穴径約10.0mm No.1200
また、シートに予め付いている呼称12mmと合わせたい場合は、こちら👇のリンクが同じシリーズのハトメパンチセットですので、必要に応じてご検討ください。
SK11 両面ハトメパンチ ハトメ穴径12.0mm No.950
一般の皆さんもお使いになられる、いわゆる「ブルーシート」はハトメ径12mmの場合がほとんどですので、ブルーシートを普通に使う前提のハトメ加工については、呼称12mm用のハトメパンチがいいのかもしれませんね。👌
その他、色んなハトメパンチがありますので、使い方自体はさほど変わらないと思いますので・・・
お持ちでない方は、必要に応じて、こちら👆で探してみて頂ければと思います。🤗
ハトメ加工に使うハトメ金具
では次に、ハトメパンチで取り付けるハトメ金具の方のご紹介に移ります。🤗
先の通り、ハトメパンチのセットの方に含まれているのですが・・・
購入時には、まだシートに孔ける穴の数が決められていなかったため、予備のつもりで以下👇の呼称8mmのアルミ製ハトメ金具を購入しています。

カタログ情報を以下👇に転記しておきますが、このセットも20組入っていますので、さすがに40組も使うことはなかろうとは思いつつではあったのですが。
品番 | 型番 | 内径サイズ | 入数 | JANコード |
60140 | 64-31 | 8mm | 20組 | 4976463 60140 4 |
Amazonさんの商品リンク画像と同じようなモノですが、以下👇が今回購入したハトメ金具の現物です。

なお、このハトメ金具についても、数種類のサイズバリエーションがあります。☝
先ほどご案内した「実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の関係」で、これと同じシリーズのサイズ違いの一覧表を掲載しましたので、以下👇に貼り付けておきます。
品番 | 型番 | ハトメサイズ | 入数 | JANコード | リンク | |
① | 51251 | なし | 内径10mm | 30組 | 4976463 51251 9 | 10×30 |
② | 60136 | 64-19 | 内径12mm | 20組 | 4976463 60136 7 | 12×20 |
③ | 60138 | 64-19A | 内径12mm | 20組 | 4976463 60138 1 | 12×20 |
④ | 60139 | 64-20A | 内径15mm | 10組 | 4976463 60139 8 | 15×10 |
元記事の方で書いているのですが、②と③が同じ、呼称12mmのハトメ金具20個入になっています。
②の方が、全然お得な簡易包装バージョンですので、12mmを使われる方は、③ではなく②のリンク先のページをご覧になってください。
いずれも、先の「実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の関係」記事内へのリンクですので、安全ですし、スマホはよく分からないのですが、PCの場合は別のタブで開くようにしてあります。👍
実際のハトメの付け方とハトメパンチの使い方
お待たせしてしまって、申し訳ございませんでした🙏が、ハトメパンチの使い方を含めた、ハトメの付け方解説に入ります。👊
簡単にハトメを付ける作業フローをまとめるとしますと、以下👇のようになります。
こんな👆フローになるのですが、「裏座」という初めての用語が出てきてしまいましたし、先にハトメパンチの使い方の大切なポイントをお伝えしてから具体的な解説に入らせていただきます。
ハトメパンチの使い方のポイント など
前置きが長くて恐縮なのですが🙏、「裏座」とは何か?という観点でハトメ金具の構成をザッと解説し、ハトメパンチを使う上での非常に重要なポイントを先にお伝えしておきます。
ハトメ金具の構成
まずは「裏座」の用語解説です。☝
先の「実際のハトメサイズ(鳩目サイズ)と呼称の関係」のこの辺りでも解説しているのですが、ハトメ金具は以下👇のように二つの部材に分かれています。

左側が先のフロー内で出てきた「裏座」で、右側のシルクハットみたいな部材がハトメの本体になります。
裏座は加締める(かしめる)際のキャップのような役割で、ハトメ本体の方が潰れる方の部材ということになります。
ハトメパンチの使い方のポイント【重要】
ハトメパンチの使い方のポイントとしましては、当たり前と言えば当たり前なのですが、とにかく直感的にはやらない!、もしくは説明書をちゃんと読む!ということが、非常に重要です。😤
なぜなら、直観的にやってしまうと、裏座とハトメ本体の向きが反対になってしまうため、絶対に上手くいかないからです。☝


説明書をキチンと読んで、正しく理解した上で、脳ミソを使って現実に置き換えることが、とても大切です。☝
ハトメパンチの使い方【注意1】直感的にはやらない!
まずハトメパンチの先端を見ますと、以下👇のようになっています。

この形だけを見て、直感的にやってしまうと、上の凹部に裏座、特に下の凸部にハトメ本体を嵌めたくなるのが人情ではないかと思います。😑
・・・が、説明書をよくよく見ますと、完全に逆であることが分かります。
※筆者は直感だけでやりましたので5個ほど失敗しました。😅
ハトメパンチの使い方【注意2】説明書をちゃんと読む!
ハトメパンチのパッケージ裏面にある使用方法(ハトメパンチの使い方部分)を抜粋しますと、以下👇のように記載されています。

これ👆を見ますと、Bの凸部に裏座、Aの凹部にハトメ(本体)と書いてありますので、前項で触れた直感でのイメージとは全く逆であることが分かりますよね。😅

個人的には、この解説の向きではやりづらかったので、少し応用してしまいましたが、ハトメと裏座、ハトメパンチの凹部と凸部の関係を間違えると、何回やっても上手くいきませんので、厳守するようにしましょう。😁
ポンチでシートに下穴を孔ける
個人的には「パンチ」というくらいですから、シートに穴を孔けるのも、ハトメパンチでポチっとできるのかと思っていたのですが・・・ 🤨
何よりの手ごろ商品ですので、さすがにそんなに世の中は甘くなかったようで、完全な手動で「パンチ」ならぬ「ポンチ」による穴孔けが必要になります。

パッケージ裏面の解説部分「下穴の開け方」を見てみますと、この👆ような形で穿孔しなければならないようです。
以下👇のようなポンチも同梱されていますので、その辺りの心配はいらないのですが・・・

シートの生地がやや厚めだったせいも大いにあるとは思うのですが、正直なところ、思っていたよりだいぶ大変でした。😖

同梱されているポンチ用下敷きが硬めの樹脂に見えたため、ポンチの刃を少しでも温存したく考えまして、同梱の下敷きは使わず、前掲の説明部分にも記載のあったカッターマットを使用してやってみました。😐

必要な力はさほど変わらなかった気がしますが・・・
この👆写真で写っているように、カッターマットを厚みの半分くらいの深さまで切り込んでしまうほどの、結構な力を掛けないと穴が孔きませんでした。😬
上の娘(現中学一年)が幼稚園で使ってたモノのお下がりでしたので、だいぶ切り込みが入ってしまっているのは、もしかするとカッターマット自体が少し劣化していたのかもしれません。😩
当たり前といえば当たり前なのですが、要は、下穴を孔けようとするシートよりもクッション性のある下敷きだと、穴はそうそう孔かない・・ということですよね。🤔
ですので、1枚目の写真のように、同梱されている付属の樹脂板の下敷きを使用し、さらにその下にクッション性の低い素材を敷いて行なった方が作業はスムーズになります。
理屈から言えば、下敷きは硬ければ硬いほどスムーズな穴孔けができるはずです。👌
ハトメパンチに裏座をセットする
ハトメ用の下穴が孔いたら、待望のハトメパンチ様の出番になります。🙌

色々と試行錯誤した結果、添付されていた先ほどの説明のスケッチとは、上下を逆にしてセッティングした方が、個人的には安定感がありましたので、以下👇のような形で、ハトメパンチの凸部を上に向け、そこにハトメ金具の裏座を載せます。

:裏座を凸部に載せる
呼称8mmのハトメですと、裏座はだいぶ小さいため、なるべく早い段階で落ち着いた位置にセットした方が、筆者はやりやすかったからですし、
次のステップでシート裏から位置を決めることになりますので、出っ張りがあった方が位置が定めやすかったからです。
裏座の裏表の向きについては、先の「使用方法」に記載されている向きが正解です。☝
筆者は気にしないで載せているため、この👆写真ですと、おそらく裏表が逆向きになっているものと思われますので、正しくやられる場合は「使用方法」の向きを適用してください 。
まぁでも、説明書通りの方が本当は合理的なはずですので、この上下の向きはお好みに合わせて、試してみるといいのかな、と思います。😉
ハトメパンチをシート穴に差し込む
お次は、ハトメパンチも凸部に載せた裏座も前項の位置のまま、ハトメを取り付けたいシートの穴を、ハトメパンチの上向きの凸部に載せ、下から凸部を差し込みます。

:裏座を凸部に載せたままシートの裏から差し込む
すると、ちょっと分かりづらく写ってしまいましたが、この👆ようにシートの穴から、ハトメパンチの凸部の顔を出させて、その状態で・・・
本体をハトメパンチ凸部にセットする
ハトメ本体を、顔を出しているハトメパンチ凸部に、以下👇のように被せます。
凸部が長ければ、この状態で安定することになるため、作業性はいいと思うのですが、凸部の出っ張りはせいぜい4mmほどの高さですので、あまり安定している状態にはならないのですが、

:差し込んだ凸部にシート上からハトメ本体を被せる
この状態のまま、ハトメパンチでハトメ本体を加締め(かしめ)ていくことになります。☝
ハトメパンチで加締める(かしめる)
ハトメ本体は安定していませんので、ハトメパンチを少し締めつつ、位置を修正したりしながら、加締めていきます。😣

:被せたハトメ位置を調整しながら加締める
力の入れ具合については、言葉では説明が難しいのですが、筆者の握力で全力の50~60%ほど。
下の娘(小学二年)の握力ではあと20~30%ほどで加締めきれませんでしたが、要するに、その位の力の入れ具合で加締める(かしめる)ことができるということです。☝
ハトメ金具の取付完了!
ひとつハトメ金具が付けば、あとは同様の要領でハトメパンチを使用して、残りのハトメを付けていくだけです。☝

出来としてはだいぶ雑なのですが、一応カーテンっぽい形👇にはなりそうですし、そもそも屋外使用ですので、今回はこんな感じで良しとしました。😅

本番の前に、要らなくなった衣類などでテストしてから臨まれた方がキレイにできるはずです。
特に屋内使用の小物などでキチンと正確にハトメを付けたい場合などは、ハトメパンチのテストをされてからの本番作業にした方が間違いありません。😉
今日のまとめ
本日は、ブルーシートではないのですが、建築系の仮設用シートに追加したハトメ加工の実例を元に、ハトメパンチの使い方を含めた、ハトメの付け方を徹底的に解説して参りました。😐
相変わらずの乱筆乱文になってしまって、申し訳ありませんでしたが、お分かりになられましたでしょうかね?😅
ハトメパンチの使い方の最も大きなポイントは、直感的にはやらないこと!と添付の説明書をちゃんと読むこと!です。☝

細かなポイントにも触れてきたつもりですし、ポイントを押さえれば大した話ではありませんので、ぜひ参考にしてみて頂き、やられたことがない方も含めて、ハトメ加工にチャレンジしていただければと思います。🤗
本日も最後までお読みいただきまして、どうも有難うございました。😌
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