お知らせする間もなく、また繁忙期に陥ってしまいました。更新ペースが鈍くなっていますがご容赦願います。🙏

用語解説:柱芯とは?

投稿19002のアイキャッチ基本知識
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今日は、柱芯とは?ということで、建築用語としての柱芯」とは何ぞや?というテーマでお送りします。👏

当サイトでよく使っている建築系用語で、説明不足のまま三年ほど放置してしまっていた、一般の方には認識しくいだろうと思われる用語を、順不同で思いつくままに解説していく・・・という、やや不親切で自己中心的な用語解説シリーズになります。😅

いわゆる「通り芯」については、こちら👉「用語解説:通り芯とは?」で解説済みです。👌

今回の「柱芯」と紛らわしい用語、「壁芯」についての解説は、現在準備中ですので、しばしお待ちください。🙏

また、不動産用語でも、同じ「壁芯」という用語がありますが、これについては先に整理ができましたので、こちら👉「用語解説補足:不動産用語の「壁芯」について」としてUPしてあります。
 
お手数なのですが、不動産用語の「壁芯」をお調べの方は、必要に応じて、そちらもご覧になっていただければと思います。😌
 

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そもそも「芯」って何よ???

そもそも「芯」って何???😲という基本的な点からスタートしていきます。☝

お急ぎの方や、日本語にお強い方は、以下👇の右下の飛ばすボタンより、次章にジャンプしていただいて大丈夫です。

飛ばす💨ボタン

当ブログ開設当初に書いた、ちょっと恥ずかしい「プロローグ」のこの辺り等で色々とお話ししている通り・・・
筆者は子供の頃から建築現場に出入りしていましたので、物心ついた時には当たり前のように「芯(しん)」という言葉を使っていました。

・・・が、そんな訳で、直感だけでは認識しているものの、具体的な知識としては持ち合わせていませんでしたので、そもそも「」って何???と聞かれると、恥ずかしながら困ってしまうような低レベルだったのです。💧
※典型的な理系人間ですので、国語はとても苦手です。😓

挿絵:柱芯というよりも「芯」自体の日本語の意味が分からないイメージを想起させるイラスト画像

が、この記事をまとめるに当たって、国語辞書やら国語辞典、漢字辞典などを、改めて色々と眺めてみましたところ・・・
WEBの情報だと中々いい情報もなく、「」と「」が一緒くたにされてしまっている感もあったりして、逆に混乱してしまったのですが、たまたま見つけた「モジナビ」さんというサイトさんでは、客観的な情報が整理されていました。

とは言え、客観的な情報については本論とはあんまり関係ないため、割愛させていただきつつ、「モジナビ」さんの情報を元にお話ししますと・・・

 
」とは? 😳

物の中心。内にある堅い部位とのこと。



筆者は気付かなかったのですが、よくよく考えたら、鉛筆の「が分かりやすいですよね。😅

今回のテーマの「柱芯」とはぜんぜん関係ないのですが、同じく「モジナビ」さんによれば、「」の訓読みとしては「とうしんぐさ」という読み方があるそうです。
しん」としか読んだことがありませんでしたので、とても勉強になりました。 😙

モジナビ」さん、有難うございました。🙏

柱芯とは?

日本語としての「芯」という文字のニュアンスが把握できましたので、「柱芯」という単語に視点を移しまして、まずは、そもそも「柱芯」とは何ぞや?という意味で、基本事項の確認から始めていくことにしましょう。😁

柱芯の読み方

念のための基本事項の確認としまして、柱芯の読み方から始めます。🙋

この「柱芯」の読み方をお間違えになられる方も少ないと思うのですが、柱芯の読み方は「はしらしんです。

柱芯の読み方「はしらしん」を50音表上で図示したイラスト画像
■柱芯の読み方「はしらしん」

少なくとも建築における「柱芯」は、ちゅう・しん」や「ちゅう・とうしんぐさ」、「はしら・とうしんぐさ」などとは読みませんので、念のためご注意ください。👍

柱芯の英語表記(英訳)

では基本事項の確認②としまして、お次は柱芯の英語表記(英訳)を見てみることにします。

いつもお世話になっているGoogle翻訳さんサイトで「柱芯」と入力しますと、以下のように出ました。😑

Google翻訳さんでの柱芯の翻訳結果「Pillar core」が表示された画面の(スクリーンショット画像
■Google翻訳さんでの柱芯の翻訳結果
(スクリーンショット画像)

要するに、柱芯の翻訳結果はPillar coreとのことですが・・・
確かに「柱」の英訳は「Pillar」ですし、「core」は色々な意味合いがあるものの、基本的に「芯」の概念をドンピシャで表す単語ですので、文字通りの柱芯の英語表記(英訳)としては、的を得ていそうです。
※日本語英語だと「ピラー・コア」です。(念のため・・)

・・・が、今回のテーマに当たる建築界での「柱芯」の英訳(英語表記)としては、やや微妙な印象がありますね。😰

では以下より、この辺りも踏まえながら、建築における「柱芯」の具体的な解説に入っていきます。👊

具体的な柱芯とは?

柱芯とは?
先の通り、そもそも」という単語は物の中心という意味合いですので、要するに、柱の中心のことを指します。☝

・・・が、建築における柱芯」に特化して言いますと、文字通り「柱」のど真ん中の一点だけを指すわけではなく原則として「平面的に見て柱の中心同士を結んだ仮想線を指して、「柱芯」と呼びます

柱芯の基本定義を図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■柱芯の基本定義
(平面図ですので、二本並んだ柱を上から見下ろしたスケッチです)

では、その「柱の中心同士を結んだ仮想線」が、具体的に建築図面のどこを指すのか?という点について、一般的な建築の各構造(木造/RC造S造)ごとに解説していきましょう。💨

木造での柱芯とは?

まずは木造の場合の柱芯です。
一言(ひとこと)で「木造」と言っても、周知のとおりかと思いますが、大きく二つの工法があります。☝
※木造も最近は色々ありますが、典型的な二つでご説明します。

木造の中で最も着工件数が多いのが、昔ながらの工法で「軸組工法」や「在来工法」などと呼ばれる工法。

もう一つも、おそらく引けを取らないほど、広く普及している、今となってはお馴染みの「2×4工法(ツーバイフォー工法)」です。

「軸組工法(在来工法)」と「枠組工法(2x4工法)」の建て方を撮影した写真に解説コメントを入れた写真画像(写真ACさんの出展)
■「軸組工法(在来工法)」と「枠組工法(2×4工法)」の建て方写真
(写真ACさんからの出展画像を解説用に加工)

ちなみに、「2×4工法(ツーバイフォー工法)」は専門的には「枠組工法(わくぐみこうほう)」とも呼ばれます。
先の「軸組工法(じくぐみこうほう)」に対する呼び名ですね。

この二つの工法の違いに着いては、まだ記事としては整理できていないのですが、先だってUPしてある「用語解説:通り芯とは?」のこの辺りを展開していただければ、ザックリですが解説していますので、参考にしてください。

話が長くなってしまいますので、不親切で恐縮なのですが、ここでは・・・
二つの工法の違いをご認識いただけているものとして、進めさせていただきます。👊

一般的な在来工法と2×4工法の柱芯

まずは、以下👇のスケッチをご覧ください。
側👈が「軸組工法(在来工法)」、側👉が「枠組工法(2×4工法)」の、外壁の出隅部(コーナー部)を拡大して平面的に描いてみたスケッチになります。

ちょっと認識しにくくなってしまっています💧が、共に薄い緑色の一点鎖線で表示してある線が「柱芯に当たります。
ピンク文字で矢視している線が柱芯です。

主要な木造の工法✕2パターンの柱芯を図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■主要な木造の工法✕2パターンの柱芯

・・・と言いつつ、実は、枠組工法(2×4工法)については、そもそもが「柱」自体が存在しません。😨

の軸組工法(在来工法)のスケッチ内に見られる「間柱」的な部材縦枠(たてわく)」と呼ばれる部材のみで構成されているため、「柱」としては存在していません。
・・・が、2×4工法の話の中で「柱芯との用語が出てくる場合は、この縦枠」の中心を結んだ仮想線を指して、「柱芯」と呼ばれている・・ということになります。

図中にも書いておきましたが、正確に言うと「柱芯」ではなく、「枠芯ということになりますよね。🤔

なお、この図の場合、薄い緑色の一点鎖線で示した「柱芯」は、前章でご説明した「壁芯」にもなりますし、別の記事で解説している「通り芯」になることもありますし・・
もっと言うと、建築面積や床面積などの算定に使用する「区画の中心線」にも該当する場合があります。

やや変則的な在来工法の柱芯

では次に、在来工法(軸組工法)の場合で、やや変則的なケース柱芯をご説明します。

木造の在来工法の場合、使われる柱が例えば105mm角の柱で統一されている場合、間柱も長辺が105mmのものが使用されますので、特に問題もないのですが、部分的に120mm角の柱が使用されたりすることがあります。

逆にすべての柱が120mm角で統一されていれば、間柱も120mmのものが使われることになるため、この場合も問題はありません。

105角がメインで120角が部分的に用いられるにしても、それこそ柱の中心を揃えて配置する計画であれば、これも問題はないわけですが、通常の場合、中心を揃えてしまうと、内外ともに7.5mmの段差が生じてしまうため、その両側の段差処理が必要になって、不要なコストアップにつながってしまいます。

やや変則的な在来工法の柱芯で柱の中心線とのズレが生じない場合を図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■やや変則的な在来工法の柱芯で柱の中心線とのズレが生じない場合

これを避けるため、一般的には、柱の内面か外面のラインを揃えて配置するパターンがよく採用されます。

以下は、柱の外面を揃えて、段差を内側だけにした場合の、柱芯のイメージになります。
両側7.5mmずつでしたので、常識的に考えれば、片側に寄せればフツーに15mmの段差が柱の内面に生じますよね。

やや変則的な在来工法の柱芯を図示した解説コメント入りスケッチ画像(A/B) ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■やや変則的な在来工法の柱芯(A/B)

この段差が、結果的に105角の柱と120角の柱の実際の中心のズレに繋がることになりますので、このような場合に柱芯がどの位置に来るのか?というお話です。

ここ👆では2パターン描いていますので、左側のパターンから、それぞれスケッチを拡大してご説明していきます。

柱の中心とズレが生じる柱芯:A(左)

この👇くらい大きくすると、さすがに図も分かりやすいですね。😅

120角の柱と105角の柱を外面合わせで配置すると、以下👇のように黄色部分に15mmの隙間が生じてしまいますが、これについては15mm厚の下地材(胴縁など)を咬ませて仕上げることになるため、柱寸法を統一している場合に比べ、手間はひと手間増えてしまいます。💧

柱の中心とズレが生じる柱芯の位置を図示した解説コメント入りスケッチ画像:A(左) ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■柱の中心とズレが生じる柱芯の位置:A(左)

この点については本論から逸れますので、割愛しますが、要は、120角の柱の中心と105角の柱の中心にこの👆ように7.5mmのズレが生じるという訳です。

この場合の柱芯は、仮に105柱がメインで120柱が部分的に混在する場合は、105柱の中心を結んだ仮想線が柱芯となります。🤔

逆に、ケースとしてはあまり多くはないはずですが、120柱がメインで105柱が部分的に混在している場合は120柱の中心を結んだ仮想線が柱芯になる・・ということになります。

【補足】
この場合の壁芯の扱いについては、こちら👉「用語解説:壁芯とは?」をご参照ください。

申し訳ありません💦 現時点ではこの👆記事は、まだ準備中です。😫
大変恐縮なのですが、しばしご猶予いただけると有難いです。🙏

柱の中心とズレが生じる柱芯:B(右)

次に右側に描いていたスケッチの方を拡大しますと、以下👇のような絵になります。

こちらも似たような形ですので基本的な考え方は同じなのですが・・・
片側に寄せることで生じる15mmの隙間を解消すべく、太い方の柱(ここでは120角)の角(かど)を切り落としてしまう場合が多々あります。😖

柱の中心とズレが生じる柱芯の位置を図示した解説コメント入りスケッチ画像:B(右)拡大 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■柱の中心とズレが生じる柱芯の位置:B(右)拡大

この場合は、部分的に混在する120角の柱を、メインの105に合わせるために行なわれる切り落としですので、柱芯としては105角の中心を結んだ仮想線になります。🙂

角を切り落とす理由としては、前項でお話しした、15mm分を咬まさなければならなくなる・・という、不要なコストアップを避けるためですね。☝

ちなみに、この切り落としは合理的と言えば合理的なのですが・・・
構造的な観点から言うと、「断面欠損(だんめんけっそん)」ということになってしまい、切り落とした分の厚みを差し引いた柱寸法で考えることになるため、120角柱の場合は、105角柱と同じ扱いになってしまいます。😱
実際には、肉厚はありますので、腐りにくかったり、燃えにくかったり・・というメリットは残ることにはなるのですが。😕

ここでは、105角柱がメインの中に120角柱が混在する場合を例に取りましたが、120角柱がメインで135角柱が部分的に混在する場合もありますし、その逆のパターンもあります。

いずれにしても考え方は同じになりまして、メインの柱寸法の中心を結んだ仮想線が、柱芯になるということです。☝

ちなみに、話のニュアンスは逸れるのですが、ここで見てきたような木造の「柱芯」は、壁芯にもなります
さらには、通り芯や建築基準法でいう区画の中心線などとも一致する場合があります。☝

RC(鉄筋コンクリート)造での柱芯とは?

さてお次は、RC造の柱芯についての解説に移ります。👊
※そもそもRC造とは、鉄筋コンクリート造の略語です。

木造もそうでしたが、一言(ひとこと)でRC造と言っても、大きく二つの工法が存在しまして・・・
ひとつは壁構造」という壁で構造体を組むRC版の2×4(ツーバイフォー)工法的な構造と、
もう一つは、ラーメン構造」と呼ばれる柱と梁で構成されるRC版の軸組工法的な構造があります。

RC造壁構造とラーメン構造の柱芯解説用の立体モデル✕2パターンを図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
RC造壁構造とラーメン構造
※把握しやすいように屋根は省略しています。

壁構造の方は、木造の2X4のように、壁で構成する構造のため柱自体が存在しません。☝
つまり「柱芯」はどう考えても存在しないということですので、ここでは後者(右側)のラーメン構造の場合の柱芯についての解説とさせて頂きます。😌

RC造ラーメン構造の柱芯解説用の立体モデルを図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■RC造ラーメン構造の柱芯解説用の立体モデル

せっかくキレイに描けていたので、拡大して今一度お出ししておきますと、ラーメン構造はこの👆ような構造です。
少し大げさに描いていますが、柱と梁によって構成される構造ということですね。🙂


さぁ、前置きが長くなってしまいましたが、RC造ラーメン構造の場合の柱芯については、以下👇のようになります。
先👆のスケッチでは、認識しやすいようにと壁を省略していましたが、実際には壁がある場合がほどんどですので、壁があるRCラーメン構造の平面スケッチです。

RC造ラーメン構造の場合の柱芯(外断熱/内断熱)を図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■RC造ラーメン構造の場合の柱芯(左:内断熱/右:外断熱)

先👆のスケッチの左側の柱辺りを水平にカットして、上から覗き込んだイメージとお考え下さい。😉

左側👈のスケッチが一般的な内断熱と呼ばれる、内側👉に断熱材が入るタイプ、右側が外断熱の場合のスケッチになります。

結論を申しますと、前項でご説明した木造と同様に、この👆ピンクで矢視した薄緑色一点鎖線が、RCラーメン構造の柱芯です。

内と外の仕上に関わらず、単純に、構造体としてのRC柱部分の中心同士を結んだ仮想線が、RCラーメン構造の柱芯ということですね。🤔


ただ、RC造の場合、柱寸法が階ごとに変わってしまうケースが多いことより、実はこの「柱芯」は物理的には存在するとしても、あまり重要ではなかったりします。😨💧

木造の場合と違って、原則として壁芯と一致することもなければ通り芯や建築基準法でいう区画の中心線などとなることも基本的にありません。

階ごとに柱寸法が変わるということは、階ごとに柱芯が変わることになってしまうため、基準線などにはなり得ないためです。☝

たまたま柱芯に壁芯が一致しているようなレイアウトの場合その階の柱芯に限り、壁芯や通り芯区画の中心線と一致する場合はあります。
あくまでもたまたまですが。

逆に、完全に壁が存在しないような、特殊なラーメン構造の場合は、壁芯の設定ができないことになるため、止むを得ず、柱芯を通り芯などの基準線とするケースも考えられますが・・・
RC造での柱芯一般的にはあまり重要でない場合がほとんどです。😐

今設計中のRCも、設計開始から3か月ほど経ちますが、柱芯を意識したことはまだ一度もありませんので。😅

S造(鉄骨造)での柱芯とは?

さて最後は、S造(鉄骨造)の場合の柱芯についての解説です。

ご多分に漏れず、S造(鉄骨造)も大きく二つの構造がありまして、「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」に大別されます。☝
・・・が、後者の軽量鉄骨造については、前半でお話しした木造の在来工法(軸組工法)の柱芯の考え方と似たようなものですので、今回は割愛させていただきます。🙏

では、重量のS造の場合の柱芯のご説明に入っていくのですが、また大きく二つの工法がありますので、以下のスケッチに示した2パターンに分けてお話します。

重量鉄骨造の場合の柱芯位置(厚板外壁/薄板外壁)を図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■重量鉄骨造の場合の柱芯位置(厚板外壁/薄板外壁)

共に内断熱の場合、左側👈は最も一般的と思われるALCなど、100mmほどの厚板を外壁として使用する場合。
これに対し、右側👉は厚板のように単体で外壁を構成することができない、例えばサイディングなどの薄板を外壁として使う場合です。

柱芯の考え方自体は変わらないのですが、薄板を外壁として使うためには、別に壁下地が必要になるため、念のため、この場合の柱芯も解説しておこうと思います。

S造(鉄骨造)の柱芯A:厚板(壁下地なし)

まずは、一般的な重量のS造でありがちなALC等100mm厚ほどの厚板外壁として使う場合柱芯です。

先👆ほどの左側のスケッチを拡大したのが、以下👇の絵になります。
「下地なし」と言っても、厳密には、ALC板を引っ掛けるための下地は存在するのですが、本論から逸れてしまいますので、ここは割愛して進めます。👊

重量鉄骨造で厚板外壁の場合の柱芯を図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■重量鉄骨造で厚板外壁の場合の柱芯

結論を言いますと、外壁との関連性は一定のルールが存在はするのですが・・・
柱芯としては、基本的に外壁の構造には影響を受けませんで、この👆ピンクで矢視した薄緑色一点鎖線となります。

つまり、ALC板などの厚板を使用する重量のS造の場合は、外壁とは関係なく、純粋に鉄骨柱の中心を結んだ仮想線柱芯になる・・ということです。☝

S造(鉄骨造)の柱芯B:薄板(壁下地あり)

前項で結論を書いてしまいましたが、サイディングなどの薄板を外壁として使用する場合は、以下👇のようにだいぶ納まりが違います。

重量鉄骨造で薄板外壁の場合の柱芯を図示した解説コメント入りスケッチ画像 ※Original Drawing sketch actually drawn by myself:Copyright © とある建築士の憂鬱 All Rights Reserved.
■重量鉄骨造で薄板外壁の場合の柱芯

下地材が入りますので、もちろん壁の仕上厚も違うのですが、柱芯はあくまでも柱芯ですので、純粋に柱の中心を結んだ仮想線がこれに当たるということですね。😐


前項でお話したRC造ラーメン構造の柱芯と考え方は似ているのですが、 重量鉄骨のS造の場合、 RCの柱を違って、階ごとに柱の寸法が変わることはあまりありません

このことから、柱芯通り芯として設定されることはあります。☝
ただ、たまたま壁の位置が柱芯に載っている場合などを除き、原則として、壁芯や建築基準法にいう区画の中心線になることはありませんので、
重量鉄骨のS造の場合は、柱芯を建築図面上で表記もするのですが、ただの基準線としての役割まで・・というところです。🤔

柱芯と、壁芯/通り芯/区画の中心線の関係

一通り、柱芯の考え方を各構造ごとにご説明してきたところですが、その他の似たような「壁芯」、「通り芯」、「区画の中心線」の関係が分かりにくいと思いますので、
ここで解説してきた柱芯各仮想線の関係性を、以下👇一覧にまとめてみました。

建築の構造工法壁芯通り芯区画の中心線備考
木造軸組(在来) 
枠組(2×4)柱自体がない
RC造(鉄筋コンクリート)ラーメン 
壁構造柱自体がない
S造(鉄骨)重量 
軽量※参考

■構造別の柱芯と、その他の芯や中心線との関係

ケースバイケースですので、一概には言えないのですが、」が柱芯と一致する場合が多い」が柱芯と一致する場合もある」が柱芯とは原則として一致しない・・という意味合いになりますので、参考にしていただければと思います。👍

今日のまとめ

本日は、建築用語としての柱芯とは何ぞや?というテーマでお話して参りました。

基本事項の確認から、主要な建築の各構造ごと、つまり木造、RC造(鉄筋コンクリート造)、S造(鉄骨造)における、それぞれの柱芯の考え方と、具体的な柱芯の位置がどこに来るのか?などについて、解説してきたところです。

少しは「柱芯」についての理解は深まりましたでしょうかね・・・ 😳💧

そもそも「柱芯」のことなんか、あまり気にされる方も少ないかな・・・とは思いつつなのですが、どなたかの参考になれば幸いでございます。🙏

 
本日も最後までお付き合いいただき、どうも有難うございました。😌
 
 

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