こんにちは!😊
17年モノのSUS410の
錆らしき劣化部分を
顕微鏡で拡大してみた🔍😝🔎
というお話をしていこうと思います。
もちろん顕微鏡で拡大してみただけ・・・というお話ではありませんで、一年ほど前に、「SUS410はやっぱり錆びる?①」として、以前ご紹介した「錆びる場合がある」と言われている、ステンレス410が本当に錆びるのか?という点について、お話しさせてもらったのですが、この「SUS410は本当に錆びるのか?」という、大いなる命題の結論に近づくための第二弾としまして、追加調査を行った結果報告のお話になります。
念のためですが「SUS410」と書いている部分は「ステンレス410」と同じ意味ですので、入り乱れてしまっていて申し訳ないのですが、どちらかに読み替えて頂ければと思います。 🙏
前稿からの引継ぎ
前投稿では、筆者の建売マイホームの主に木製デッキ(ウッドデッキ)で使用している、SUS410(ステンレス410)のコーススレッド(荒めのビス)を実際に観察しまして、その結果、劣化は見られるものの「錆じゃないかも知れないし何とも言い難い・・・」という平和的な考察で終わってしまっていたところでした。😌
・・・が、何と!
今回の調査によって、「えぇ?これってやっぱり・・・!💦」的な印象に、筆者の考えは完全に塗り替えられてしまいました 😲 ので、そんな意味でもご紹介しておくべきと判断した次第です。
「17年モノ」と書きましたが、これは前投稿の①後半にて、筆者の実家で使われていたコーススレッドを、「16年ほど経過したSUS410」ということで、ザッとご紹介した訳ですが、その投稿から現時点で1年ほど経過しているため、「17年」としているだけですので、17年の間、風雨にさらされ続けたものという意味ではありませんので、予めご了解ください。
また、前投稿にて結論に至らなかった「SUS410は錆びる?」という点についての追加調査になるわけですが、専門外の調査にはなってしまいますので、ご期待に添えない場合はご容赦頂けると有難いです。 😌
そもそも「SUS410って何?」という方は、大変お手数なのですが、前投稿のこの辺をご参照頂ければと思います。
比較するコーススレッド(SUS410)
顕微鏡での比較画像にて、ご紹介するSUS410コーススレッドは 前投稿の①後半 にて、「16年モノ」としてご紹介した以下👇の写真の
薄汚れた(16年モノ)左👈側3本の内の1本です。(左👈から三番目の75mm)
個人的にも新品との違いを把握したく思っていましたので、手元にあった同様の新品コーススレッドと比較する形でご紹介していきます。
新品と言っても「使っていない」という意味です。購入からはおそらく2年ほど経過しているものと思いますので、予めご了解ください。
今回、予め撮影したおいた画像は以下👇になります。
※ちょっと暗くなってしまって申し訳ないです・・・
この17年モノSUS410の方に見られる錆?とも取れる薄汚れた部分の(現時点での)所見については、大変お手数なのですが、前投稿「SUS410錆①」の方をご参照いただけると有難いです。
使った顕微鏡
顕微鏡と言っても、専門的な顕微鏡ではなく、以前別の投稿でもご紹介したりしている、さほどお高くもない「なんちゃって顕微鏡」みたいな製品ですので、倍率はそれほど高くはありません。
また、中国製のようで、メーカーさん名なども不明なのですが、品番はおそらく「DM3」という、簡易的ないわゆる「デジタル顕微鏡」になります。
少し前まで、楽天さんでも取り扱いがあったのですが、リンク切れを起こしてしまっておりましたので、購入時の画像に貼り換えてご紹介しますと、外観は右👉のような製品です。
品番だと思われる「DM3」だと、楽天さんやAmazonさんでも検索に引っ掛かってこないのですが、本体には「DM3」との刻印がありますので、おそらくこれが品番です。
手持ちの、コストパフォーマンス抜群のハンディ顕微鏡「RXT300Y」の「250倍」だと物足りないケースがあったりして、「1000倍」との謡いと「デジタル顕微鏡」との謡いに惹かれて購入したのですが、使い方が甘いようで・・・
今のところ、PCの画面を使っても、なぜか「100倍」ほどまでしか残念ながら見れていません・・・。😥
・・・とは言え、ハンディ顕微鏡「RXT300Y」と比べますと、机上でPCを使っての観察の場合は、安定した画像が容易に得られますし、販売元なのかメーカーさんなのか分からないのですが、サポートは(今のところ)親切に応対はしてくれますので、倍率を確保したいのは山々とは言え、個人的には気に入っていて悪い買い物ではなかったのかな・・・と思っています。😉
別のメリットも沢山あるのですが、RXT300Yの方はスマホに取り付けて不安定な状態で撮影しなければならないのに対し、机上に置いてパソコンで見ることができますので、ピントも合わせやすいですし、パソコン側で操作すればですが、シャッターを押す際の手振れなども気にしなくていいので、非常に操作性がいいです。👍
逆に、RXT300Yの方は、拡大してみたいものを机上に移すことなく観察することができ、例えば、筆者の建売マイホームでは、痛み始めてしまったウッドデッキの腐朽部分に押し当てて覗き込めば、その場で確認ができたりもしますので、これはこれで重宝はしています。😉
「RXT300Y」は覗き込むか、スマホを取り付けての観察になるのですが、この「DM3」は観察台に試料を置くだけでも、付属の液晶画面で確認することができますので、そういう意味では使用頻度は高めになっています。
サポートはおそらく中国の方ですので、メール上での日本語は流暢(りゅうちょう)ですが、個人的には概ね60~70点くらいの印象かなと思います。(念のため)
販売元さんサイドとやり取りする限り、「本当に1000倍が見れるんだ!😲」とのことのようですので、もう少し精進してみるしかないですね 🥱
実際の画像(SUS410コーススレッド)
さて、前置きはこのくらいにして、実際の17年モノのSUS410の錆とも思える劣化箇所と、新品のSUS410コーススレッドとの比較画像をご紹介していきます。👊
「17年モノ」と「新品」を並べた方が、その違いが認識しやすいはずですので、横並びにしてご紹介していこうと思います。
なお、なるべくアングルも合わせ、左右の倍率が同じくらいになるように撮影はしているのですが、デジタルとは言え、位置や倍率、ピント合わせは手動ですので、左右の倍率が若干異なる場合があります。
また、ピントの合う範囲が限られており、一瞬でズレてしまったり、試料とレンズの距離関係でどうしてもピントが完全には合わないような箇所もありましたので、認識しにくい写真もあると思いますが、最大限に調整はした結果ですので、ご容赦頂くと共に、予めご了解いただければと思います。
以下特記なき限り、左👈が「17年モノ」のSUS410の錆とも思える劣化箇所、右👉が「新品」のSUS410ということで進めさせて頂きます。
また、なるべく拡大できるよう元画像は大きめのものを使っていますので、必要に応じて拡大して比較して頂けると幸いです。🙏
コーススレッド頭部
まずは頭部から。
机上での顕微鏡での撮影ですので、すべて横方向からの撮影になります。
ちなみに、頭部の4枚目「首下」の近景については、この頭部下の首部分と言いますか、斜めが終わった(写真中下の方の)直線部の撮影画像です。
この画像👆でもクリックして拡大して頂ければ、ご認識頂けるのですが・・・
せっかく顕微鏡を使っていますので、さらに拡大していきます。🧐
以下👇の「②中景」では、錆らしき部分?が単なる汚れなどではないことが、パッと見でご認識頂けると思います。
さらに拡大!🧐
この👆「③近景」なんかでみますと、元々は黒っぽく薄汚れた感じにしか見えなかった部分が、鉄で見られるような一般的な赤錆に近いものに見えますよね?
また、「②中景」だとすぐ下の斜め部分にも同様の赤錆に近い劣化状態が見られるのですが、あいにく、この部分は斜めになっているため、どうしてもピントを合わせることができませんで・・・
④としては、以下👇の首下の直部での撮影となりました。
個人的には、何となくSUS410コーススレッドの表面の肌自体が根本的に違うようにも見える気がするのですが・・・
「④首下部分の近景」は、左の17年モノの方が何となくピンボケ気味になってしまって、認識しづらくなってしまっていますが、右側の新品とは違う、明らかな劣化具合(錆?)がお分かりになられるのではないかと思います。
コーススレッド胴部
次に「胴部」として、ねじ山が切ってある部分の撮影です。
1枚目の「①遠景」でも、左側のSUS410には汚れではない黒っぽい劣化が何となく見て取れるのですが・・・
少し拡大したこの👇「②中景」になりますと、ここでもやはりいわゆる「錆」的な劣化が出ていることが認識できます。
専門外ですので、あくまでもパッと見だけの素人目で見た印象にはなるのですが、前投稿「SUS410錆①」でお話しした、錆を阻止する性質の「酸化皮膜」ではないような気がします・・・ 😢
左側のSUS410の劣化箇所は赤錆っぽくも見えるのですが、この程度の倍率だと黒っぽくも見えますよね。😒
さらに拡大しますと、以下👇のような感じになります。
新品の方の写真は、レンズのカバーがどうしてもねじ山に掛かってしまって、17年モノと同様なねじ山間の平場での撮影できませんでした・・・ 😰
・・・が、似た面で比較するまでもなく、先ほどの「頭部」でも見られた赤錆に近い劣化が17年モノSUS410の方には明らかに見られます。
ちなみに、前の👆「②中景」で黒っぽく写っていた部分の拡大なのですが、やはり拡大すると赤錆的な劣化に見えてしまいます。
そう言えば、前投稿「SUS410錆①」で参照させて頂いたWEBページでは、専門的な方が書かれたと思われる記述の中で「黒錆」についての記載があったのですが、ここでは「黒」というよりは「赤」もしくは「茶」ですよね。🤔
コーススレッド先端
最後に先端部分のご紹介になります。
ここでは、先ほどの頭部の直下と同様、少し斜めになっていることもありまして、中々ピントが合わせられず、試料に近づき切れませんでしたので、前掲の「頭部」や「胴部」でみられたような、赤錆的な劣化具合は撮影できていません。🤨
一番先端にもっとキチンと近づきたかったのですが、近づこうとするとレンズのカバーがねじ山に当たってしまって位置が動いてしまい、先端が中心からズレてしまうんです・・・ 😖
この二枚目👇の17年モノSUS410は一枚目👆の反対側になってしまっています。
※新品の方は同じ面になります。
赤ではなくどちらかと言うと黒っぽい感じですが、明らかに色が違うことは認識できるのではないかと思います。
先端の形状が違うのは、製造された年代に15年ほど差がありますので、おそらく元々の形状が違い可能性もありますよね。
ここではあんまり関係ないので、気にしないようにしましょう 😅
今日のまとめ
今日は、前投稿「SUS410はやっぱり錆びる?①」に引続く、第二段に当たる続編「SUS410はやっぱり錆びる?②」 としまして、前投稿で曖昧なまま終わらせてしまっていた部分について、追加調査を行った結果についてのお話をして参りました。
正直なところ、元々持っていた「錆びる錆びるって脅かしてるけど、要するに、念のための注意喚起してるだけで、そもそもステンレスなんだから本当は大丈夫なんでしょ?😩」的な感覚のまま、前回は終わっていました。😅
・・・が、今回の顕微鏡を用いての観察の結果、真実までは到達していないとしても、個人的な印象で言いますと「やっぱちょっとヤバいかも・・・😰💧」との感覚に85%ほど切り替わったところです。🤔
今回、17年モノSUS410に見られた「錆らしき劣化」が、いわゆる「錆」に当たるのかどうかは、今後さらなる調査が必要ですね・・・
結論を期待されていた方々には申し訳ないのですが、少なくとも、筆者の既成概念を覆す結果は出たことになりますので、ちょっと簡単ですが、今回はこの辺で筆を置かせて頂こうと思います。😌
本日も最後までお読みくださり、どうも有難うございました。🙏
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