こんにちは!✋
相変わらずの繁忙期で、新たな記事が中々UPできない状況が続いている中・・・💦
虫ネタばかりで大変恐縮なのですが・・・😓
今日はタカラダニのお話シリーズの、本年(2022年)分のまとめということで、タカラダニ駆除の可能性について考察します。✌
元々は、昨年から行なっていた、タカラダニ駆除テストの様子なども詳しくお伝えする予定でいましたが、本業の相変わらずの繁忙期から抜け出せずに、もがき続けている所ですので・・・😓
大変申し訳ないのですが、タカラダニ駆除の可能性についての考察という形で、2022年のタカラダニのお話を、一旦、締めくくらせて頂こうというものです。
ちなみに、ここで言う「小さい赤い虫:タカラダニ」は正式名称でいいますと、「カベアナタカラダニ」という種になりまして、害虫としてのカテゴリーは「不快害虫」とされています。
今までの記事でも書いてきました通り、タカラダニが100%人を刺さないか?と聞かれると、そうとも言えない💧わけですが、タカラダニによる人への大きな害は、基本的にありません。
刺すか/刺さないか?のニュアンスについては、こちら👉「小さい赤い虫③:タカラダニは人を刺すのか?」で詳述していますので、必要に応じてご覧になってください。
ですので、ここではタカラダニの駆除を推奨しているわけでは決してなく、あくまでも、仮に、タカラダニを駆除しようとした場合、どのような方法論が適切なのか?を考察するだけです。
今ここを書いている現在は2022年6/20になります。😑
本年の我が国でのタカラダニシーズンは、ほぼ完全に終わっているものと思われるのですが、来年のタカラダニ対策に向けてのひとつの指標として、どなたかのお役に立てれば幸いでございます。😌
小さい赤い虫:タカラダニの2022年まとめ
本年のシーズン中に、タカラダニの駆除の話までたどり着くことを目標にして、進めて参りましたが、本業の相変わらずの繁忙期で、思うように時間が取れませんので、💧
大変申し訳ないのですが、志半ばにして、本年(2022年)のタカラダニのお話のまとめをさせて頂きたく存じます。😓
とは言え、「まとめ」というより、詳しくご紹介しようと思っていたネタを小出しにする感じですので、詳細については、しばらくお待ちいただくことになるとしても、概要や筆者の考えまではザッと書いてしまいます。😅
タカラダニ駆除テストの経緯と駆除の可能性
タカラダニは先の通り、「不快害虫」というカテゴリーですので、そもそも大きな人的被害はないわけですが、ハイシーズン(関東圏では主に5月)では、保健所への問合せが急増するそうです。😱
そんなタカラダニを駆除するとした場合、どんな駆除方法が適切か?という観点から、筆者なりの個人的見解の元、昨年と今年で、何パターンかのタカラダニの駆除テストを行ないました。👍
具体的には、タカラダニが集まっている箇所で、昨年(2021年)は水を掛けてみたり、撥水剤を掛けてみたりしましたし、一味唐辛子👇をバラ撒いてみたこともあります。😅
今年(2022年)に入っては、昨年のアシナガバチ騒ぎで大活躍した、「ハッカ油」でのタカラダニの駆除テスト👇も行いました。
この👆動画は、タカラダニがよく出現するコンクリートブロック面に、傍らに咲いていた雑草の花の花粉を撒き・・
集まってきていたタカラダニ100匹ほどの大群に、ハッカ油を染み込ませた楊枝(ようじ)を近づけた時のタカラダニたちの様子を撮影したモノで、一番分かりやすいビデオです。😁
一般的には、水で洗い流してしまえばいい!と言われていたり、タカラダニが出没するコンクリート面などにウレタン防水を掛けてしまえばいい!などと言われております。
さらには、タカラダニ駆除専用の薬剤も販売されていたりします。
実際に駆除テストを行なったり、タカラダニたちの行動を顕微鏡で観察したりしますと、どれを取っても確かに有効な手段ではあるのかな・・という印象は持っています。🤔
・・・が、専門の方々の研究や実験結果からの考察なども考慮するなら、おそらく100%の撲滅には、そう簡単には至らないのではないか、というのが正直なところです。😑💧
タカラダニの適切な駆除方法は?
では、実際に(仮に)タカラダニを駆除したいとした場合、どのような駆除方法が適切なのか?という点について。
一般的に言われている以下のタカラダニ駆除の方法論、三つについて、筆者の建売マイホームで実際に行なったタカラダニの駆除テストや観察結果を元に考察していきます。☝
繰り返しになりますが、タカラダニによる人への大きな被害は基本的にありませんので、仮にタカラダニを駆除するとした場合の見解として、参考にしていただければと思います。😉
タカラダニ駆除の可能性1:水で洗い流す
まずは、水で洗い流してしまう・・というタカラダニの駆除方法について。
こちらの記事👉「④:タカラダニの生態(観察結果編)」のこの辺りでお話した通り、タカラダニたちは水(液体)を嫌います。
※・・・というか、水(液体)が苦手です。
例えば、以下👇のような、水を捲いただけの濡れた面に対しては、特に問題もなく普通に歩き抜けるのですが・・・
タカラダニ自体の体に水がまともに掛かると、以下👇のように、掛かった瞬間に、一瞬で、パッと見では瀕死状態に見えるほどグデグデ状態に陥ります。🥶
ですので、このことからは水で洗い流してしまうという方法は、タカラダニを駆除する方法論としては、ある程度は有効であると思われます。☝
・・・が、パッと見での瀕死状態に陥るとはいえ、限りなく100%に近い確率で、以下👇の動画のように、数分で復活してしまい、何事もなかったかのように、立ち去ってしまいます。😱
このことから、水を掛けるだけでは、タカラダニの駆除には至らない可能性が高いことになってしまいますよね。😓
ちなみに、この👆動画は「水」でなく、「撥水剤」を掛けたときの復活劇だったと思いますので、「水」であれば、もっとスムーズに復活します。
ただ、「液体」に浸っている内は同じで、復活するのは「水(液体)」が引いてからの話になります。
とは言え、文字通り「水で洗い流す」という形が取れるのであれば、どこかに流されて行ってしまうことになる・・ということですので、この場合は、実際に100%洗い流せるのでしたら、有効なタカラダニの駆除方法と言えます。☝
ただ現実的には、後述もしますが、タカラダニたちはコンクリート面などの微細な穴に常々出入りしていますから、その微細な穴の内部まで、完全に洗い流すことができるのであれば!ということにはなります。
また、タカラダニの卵についても、微細な穴や亀裂の内部に産卵されるようですので、表面的な洗浄でなく、この卵についても100%洗い流すことができないことには、完全なタカラダニ駆除には繋がらないことにも注意が必要です。😕
タカラダニ駆除の可能性2:ウレタン防水
タカラダニはウレタン防水面を嫌う・・という説があります。☝
この件については、「東京都健康安全研究センター」という機関の、ご専門の方々も色々と調査はされており、確かに個人的にも、その通りのような気がしています。
この「東京都健康安全研究センター」という機関のご専門の方々が行なった調査結果は、「カベアナタカラダニの生態に関する観察事例」というPDFで公開されています。(2022年6/17現在)
ですので、小さい赤い虫:タカラダニをよく見かける面が、コンクリート面やコンクリートブロック面だとすれば、この面にウレタン防水を掛けてしまう・・というのは、タカラダニを駆除する方法論として、まんざらでもないはずです。🤔
ただ、ここで注意したいのは、彼ら(タカラダニたち)は、ウレタン防水自体を嫌っている訳ではないという点です。☝
どういうことかと申しますと・・・
先ほども少し触れました通り、タカラダニはコンクリート面などの微細な穴にひっきりなしに出入りしています。
この穴の中のどこかにタカラダニの巣があるような気がしているものの、今年(2022年)に延べ3時間ほどは、小学生の娘と一緒に、コンクリートブロック面を眺め続けましたが、このくらいでは、まだ見つけられませんでした。😣
タカラダニの巣が見つけられれば、駆除も容易になるとは思っているのですが・・・。😓
筆者の建売マイホームでのタカラダニたちの観察結果によると、何かしらの危険を察知した際にも、これらの微細な穴や溝に逃げ込む姿がよく見受けられました。
以下👇の写真は、微細な穴からタカラダニが出てくる様子を撮影した動画から切り出した写真です。
タカラダニたちが、何の目的でコンクリート面などの微細な穴を出入りするのか・・・という点については、まだ定かではないのですが、
ウレタン防水面は、防水面ですから、このような微細な穴が全く存在しない面になることは事実です。☝
念のためですが、防水面ですので、その面から水が進入することができない面になるということです。
当たり前と言えば当たり前なのですが、微細な穴でも孔いていると水が入ってしまって、雨漏りしてしまうからですね。😅
そもそも水を防ぐのが防水ですので。
つまり、微細な穴が存在しないことより、タカラダニが日常生活を送ることができなくなることから、寄り付きにくくなるのでは?と考えられるということです。☝
ちなみに、ウレタン防水の塗布剤は、平たく言えば、粘度の高いペンキみたいなモノですので、これをタカラダニに掛ければ、一瞬で死んでしまうはずです。
仮に一瞬で死んでしまわないとしても、ウレタンの硬化と共に、タカラダニたちは間違いなく固まってしまいますので、結果的に駆除できたことにはなろうかと思います。😕
しかしながら、彼ら(タカラダニたち)は、これを恐れて寄り付かなくなるわけではないはずです。☝
彼らの日常生活を送るための条件を潰してしまって、居場所をなくすことで、タカラダニを寄り付かなくするための措置・・・
つまり、タカラダニの駆除ではなく、タカラダニの防除の措置になるんだ!という意識を持つことが、結果的に、タカラダニのいない環境を作り出すことに繋がっていくものと考えます。👌
タカラダニ駆除の可能性3:薬剤散布
当サイトは(一応)アフィリエイトに参加しておりますので、本来は、この薬剤散布というタカラダニの駆除方法を推奨して、利益を得るべき所なのですが・・・💧
薬剤散布によるタカラダニの駆除は、個人的には、ちょっとどうかな・・🤨というのが、正直な印象です。😓
例えば、以下👇のようなタカラダニ専用の駆除剤が販売されています。
使ったことはありませんので、個人的見解の域を出ないのですが、おそらくタカラダニを駆除することができる薬剤だと思われます。
「成分」を見ますと、ピレスロイド殺虫剤の1つである「ビフェントリン」が0.1%、殺虫効果を高めるための添加剤、もしくは防虫剤として知られている「ピペロニルブトキサイド」が0.5%となっており、
要するに、「殺虫剤」に当たりますので、生きているタカラダニを駆除するための薬剤として考えますと、その効果は期待できます。😙
・・・なのですが、タカラダニが見掛けられるのは、一年間の内、長く見てもせいぜい3月末~6月初頃ですので、
これ以外の6月中旬~翌3月中旬の期間は、タカラダニは卵の状態か、もしくは先ほどの微細な穴や亀裂の内部に潜んでいることになります。🥶
ですので、仮にタカラダニが見掛けられる、3月末~6月初頃の間に薬剤を散布することで、目に見えているタカラダニたちを撲滅することはできるとしても、
コンクリートなどの微細な穴や亀裂の内部、もっと言えば、卵の殻の内部にまで浸透するような薬剤でないことには、100%の駆除には繋がっていかないことになりますよね。
逆に、完全に浸透させるような散布ができるのでしたら、有効なタカラダニの駆除方法として、推奨できる訳ですが、個人的には、この点が何とも言い難い印象なのです。😕
先の「タカラダニ一網打尽」に含有されている、ピレスロイド殺虫剤の「ビフェントリン」は、「土壌」への残留期間が最も長いと言われている殺虫剤の一つですので、浸透性は高いのかもしれません。
ただ、水にはほとんど解けない性質であることから、完全に水と分離してしまう可能性があるため、使うなら、コンクリート面などの微細な穴や亀裂の奥深くまで、完全に乾ききっているようなタイミングでの使用をお勧めします。👍
殺虫剤は専門外ですし、あくまでも個人的見解ですので、参考にならないかもしれませんが。😅
少量で販売されていれば、部分的な駆除テストでもしてみるんですけど、4L缶しか見当たらないので、二の足を踏んでいる所です・・。😓
タカラダニのお話シリーズ目次
タカラダニに何かしらの思い入れがあるわけでもない😅のですが、この小さい赤い虫:タカラダニの記事や動画が増えて参りましたので、交通整理のために作成した目次👇を貼っておきます。😅
「記事」と「動画」に分けてご案内していますので、大量発生するタカラダニにお困りの方がいらっしゃいましたら、必要に応じて何かの参考にしていただければと思います。😌
タカラダニ関連の「記事」目次
このタカラダニに関する記事については、筆者の興味のある内容に偏っているかもしれませんが、皆さんがお気になられそうな点は一通り網羅できていると思います。👌
きっと、この小さい赤い虫:タカラダニがどんな虫なのか?という点の理解を深めていただくのに役立つはずです。
- 1)小さい赤い虫①:タカラダニが発生(拡大撮影編)
- 2)小さい赤い虫②:タカラダニとは?(基本知識編)
- 3)小さい赤い虫③:タカラダニは人を刺すのか?
- 4)小さい赤い虫④:タカラダニの生態(観察結果編)
- 5)小さい赤い虫⑤:タカラダニの目とウルヌラの位置
- 6)小さい赤い虫⑥:タカラダニ駆除の可能性は?←今回
真っ赤ですし、常に忙しく這い回りますので、タカラダニは100歩譲っても気持ちのいい虫ではないのですが、理解を深めていくことで、共存の道も開かれるかもしれません。
筆者の建売マイホームでは、駆除テストは行なっているものの、家内の意向もあってタカラダニとは基本的に共存の方針です。😅
タカラダニ関連の「動画」目次
タカラダニの動画については、Made in Chinaの「DM3」という何ちゃってデジタル顕微鏡を使用した、実際のタカラダニの拡大観察の様子を記録した動画になります🧐。
※「DM3」は現行品番ですと「DM4」になっています。
現状(2022年6/20現在)ですと、英語版ばかりになってしまっている😖のですが、動画ですし、そもそも細かな解説を入れている訳ではありませんので、ご覧になってみていただければ、何となくの雰囲気はご理解いただけるはずです。😅
- 1-1)タカラダニの顕微鏡での撮影に成功![日本語版]
- 1-2)タカラダニの顕微鏡での拡大観察1
[英題]Magnified observation with a simple microscope: Tiny Red Bugs1 - 1-3)タカラダニの顕微鏡での拡大観察2
[英題]Magnified observation with a simple microscope: Tiny Red Bugs2 - 1-4)タカラダニの顕微鏡での拡大観察3
[英題]Magnified observation with a simple microscope: Tiny Red Bugs3
——– - 1-5)タカラダニの天井歩き2021
[英題]Tiny Red Bug(Balaustium murorum) on the ceiling 2021 - 1-6)瀕死のタカラダニが復活する様子
[英題]Revival of dying Tiny Red Bug(Balaustium murorum)2021-1 - 1-7)タカラダニの断食二日後の様子(抜粋) [日本語版]
——– - 2-1)タカラダニにハッカ油を近づけてみた結果1
[英題]The Result of bringing peppermint-oil closer to Red Bugs1 - 2-2)タカラダニにハッカ油を近づけてみた結果2
[英題]The Result of bringing peppermint-oil closer to Red Bugs2 - 2-3)タカラダニにハッカ油を近づけてみた結果3
[英題]The Result of bringing peppermint-oil closer to Red Bugs3
ちなみに、後半の三本(2-1~2-3)については、要するにタカラダニを駆除するためのテスト、いわば「駆除テスト」を行なった際の、一部の観察動画になります。👌
なぜハッカ油なのか😵・・・という点については、昨年(2021年)に、こちら👉「アシナガバチに効果抜群😘ハッカ油!」で、ご紹介した通り、アシナガ蜂の追い出し作戦において、抜群の結果が得られたからです。😁
このハッカ油は今のところ、アシナガバチとコバエ(小さい蝿)にしかテストしていなかったのですが、タカラダニにも効果がありそうな感触を得たところです。👍
タカラダニはひ弱(ひよわ)ですので、直接ハッカ油を振りかけてしまうと、おそらく一瞬で死んでしまうものと思われますから、爪楊枝(つまようじ)に染み込ませて、
密集しているタカラダニたちに近づけてみた時の反応を、ノーカットで収録しています。😁
個人的には、とても興味深い反応が撮れて、ホクホク😚しているところですので、YOUTUBEでの視聴回数が中々伸びなくてもどかしい限りなのですが、ぜひご覧になってみて頂ければと思います。😉
今日のまとめ
本日は、本年(2022年)行なったタカラダニの観察結果の集大成ということで、筆者の建売マイホームに出現する大量のタカラダニたちの観察結果を元に、タカラダニ駆除の可能性について考察して参りました。✋
来年の3月後半になるまで、タカラダニを見掛けることもないでしょうから、9か月ほど眠り続ける、寂しい記事になってしまいそうな気がしつつ・・・😓
遅ればせながら、本年の小さい赤い虫:タカラダニに関する調査結果の集大成として、締めくくらせて頂きたく存じます。😤
本日も最後までお読みいただきまして、どうも有難うございました。😌
本業の方が相変わらずの繁忙期につき、記事の更新がままならない状況が続いておりまして、心苦しい限りなのですが、当サイトを引続き宜しくお願いできればと思います。🙏
次回の記事は、実は虫ネタも溜まってきてしまっているのですが・・・💧
そもそもはDIY系ブログだったはずですので、一旦は溜まりに溜まっているDIY系のネタを小出しにしていこうかな・・と思っています。😉
コメント