今日は、前タカラダニのネタ「②:タカラダニとは?(基本知識編)」にて、中途半端に終わってしまった、タカラダニによる被害について、つまり「タカラダニは人を刺すのか?」という点にについて、詳しく掘り下げます。✋
もちろん今回も、筆者の建売マイホームでの、この👆ようなタカラダニの観察結果のご紹介も交えていくのですが・・・
主に、英語版しか見つからなかった、とある論文(レポート?)を読み解いた内容を元にお話しますので、英語がお得意な方は、原文👇をご覧になられた方が分かりやすいと思います。
「東京都健康安全研究センター」という機関の、ご専門の方々が発表した、実験の結果を紹介している2011年の論文(レポート?)になります。🤗
数年前から追い続けてきたタカラダニの撮影に、昨年、ようやく成功したことは、このタカラダニ話の初稿に当たる「小さい赤い虫①:タカラダニが発生(拡大撮影編)」でご報告しました。😊
相変わらずの稚拙な動画になるのですが・・・
ほんわかしたタカラダニ動画もご紹介していますので、タカラダニが人刺すのかどうかは別として、ご興味ありましたら、こちら👆の記事にもお立ち寄り頂ければと思います。😉
小さい赤い虫:タカラダニは人を刺すのか?
では、いきなり本題に入っていきます。👊
「タカラダニ」は人を刺すのか?という件になるのですが、結論から言うと・・・ 😳
※ここで言うタカラダニは「カベアナタカラダニ」です。
タカラダニが人を刺すことは基本的にないが、タカラダニによる過去の数少ない被害例や実験結果を見る限り、100%否定はできない・・😞というところです。
筆者は、試しにタカラダニを腕に乗っけたりしたこともあるのですが、今のところ、刺されたことはありません。
また、詳細については後半で述べますが、タカラダニを潰した体液が皮膚に付くと、皮疹を起こす場合があります。☝
小さい赤い虫:タカラダニの食性について
害虫の中でも「不快害虫」という、何とも微妙な位置づけにされているタカラダニは、可哀そうなことに・・・
いかにも血を吸ってそうに見える鮮赤の外見と、ダニというネーミングがゆえに、存在自体が不快感を与えてしまうという理由だけで、害虫扱いされています。😑
ま、ひいき目にみても気持ちのいいものでないことは事実ですし、せっかくポカポカと天候の良くなってきた4月辺りから目立ち始めて、筆者の建売マイホームでは唯一の憩いの場であるウッドデッキに集まってきますので、邪魔くさいことは確かではあります。😓
このタカラダニが人を刺して血を吸うのか?🙄と考えますと、まず、そもそもタカラダニが何を食べているのか・・・
つまりタカラダニの食性が気になってくるのが人情ですよね?
※赤色の外見が人間の血の色ではないとしても・・・。
これも結論を先に書いてしまいますと、タカラダニの食性は「雑食」とされています。
タカラダニの食性について発表されている事実
これ👆は、前タカラダニ記事でもご紹介した、同じく東京都健康安全研究センターの方が発表されている「カベアナタカラダニの生態に関する観察事例」というレポートに拠る事実になりまして、
タカラダニよりも小さいか同じくらいの昆虫、「トビムシ」や「アブラムシ」に、実際に食いついている写真が掲載されています。
※レポートへのリンクを貼っていたのですが削除されてしまいました。😓
画像をお借りするわけにもいかないでしょうから、気になる方はこの👆リンク先をご覧になってみてください。
東京都健康安全研究センターさんのページ内のPDF文書です。
PDFのページで5ページ目の左下と右上に、タカラダニが小さな昆虫に食いついている姿が掲載されています。
一般的には、タカラダニが食するのは「花粉や苔(コケ)など」と言われていますが、それだけでしたら、要するに「草食系」ということですので、タカラダニが人を刺すことはない!と言い切ってもいいと思うのですが・・・💧
タカラダニが別の昆虫に食いついている写真を見せられてしまうと、「肉食系」である一面も持ち合わせていることは、揺るぎない事実であることを認めしかないですよね。😓
こうなってくると、理屈的にはタカラダニが人刺す可能性も否定はできない・・と言わざるを得ないことになってしまう訳です。😕
筆者の建売マイホームでのタカラダニの食性
筆者の建売マイホームでの実際の観察においては、冒頭でお出ししたタカラダニ写真もそうなのですが、今のところ、昆虫などに食いつくような肉食系の姿は確認できておらず、もっぱら草食系です。
※書き始めた前半(4/20前後)の見解です。
つい先日、お得意の何ちゃってデジタル顕微鏡「DM3」で撮影した、タカラダニ写真でご紹介しますと、例えば、以下👇のような感じです。
筆者の建売マイホームでは、南側の日当たりのいい、境界のコンクリートブロック上に集まりがちですので、その付近に生えていた、(名前までは知らない😓・・)色んな花の雄しべ(おしべ)や雌しべ(めしべ)を並べてみて、観察した結果です。👍
これ👆は別のピンク色の小さい花から取った、雄しべ(おしべ)の花糸と呼ばれる部分に、鋏角を突き刺して何かの液体を吸っている様子。
※一度突き刺すと数分は刺したままで吸い続けます。
吸い付いている様子からは、タカラダニが人の肌に鋏角を突き刺して、吸われてしまいそうな印象は往々にしてあるのですが・・・
蚊にはとにかく食われまくる筆者なのですが、今のところタカラダニに刺されたことはありません。😑
※何回も潰してしまっていますが痒くなったこともないですね・・・
また、あくまでも見る限りなのですが、タカラダニはとにかく花粉が大好きなようで、この👇写真なんかは雌しべ(めしべ)ですが、花粉の付いている所だけに群がっています。😳
一般的に言われている「タカラダニは花粉好き💖」という情報を、事実として裏付けられる写真ですよね。😁
次の写真👇は、雄しべ(おしべ)の花粉を、同じコンクリートブロックの上にバラまいてやった時のタカラダニたちです。
実際にはしゃいでいるかは分からないものの、花粉だらけになって忙しく走り回るタカラダニの姿からは、浮かれまくっているようにしか見えませんでした。😅
これら👆のタカラダニの様子は、動画も撮影してあるため、整理できましたらYOUTUBEの方にUPしようと目論んでますので、UPしたら、この辺りにリンクを貼ろうと思っています。😁
これらの観察中、写真👆には写っていませんでしたが、小さな虫がタカラダニたちと遭遇するような場面も、もちろんありましたし、机上では以下👇のような場面もありました。
・・・が、お互いに見向きもしていない様子でしたので、個人的には、タカラダニは「雑食」であるとしても、基本的にベジタリアン(菜食主義)なのではないかと踏んでいる所です。🤔
220427補足
本日、YOUTUBE用にこの👆写真の元動画を編集していて気付いたのですが、タカラダニが小さな虫を食べているっぽいシーンが見つかりました。😱
光量が足りずピンボケ気味の動画ですので、100%の証拠としてお見せできないのが残念なのですが。
言っていることが、あちこち行ってしまって恐縮なのですが、この👆追記からは、ごく稀にタカラダニが小昆虫を襲うこともあるということですね。😕
あ!あと😲、金魚のエサを潰して、同じようにコンクリートブロック上に撒いてみたり👇もしています。😅
※タカラダニの肉食系の一面を確認するため。
花粉を撒くと15分後には20~30匹は集まってきているのですが、金魚のエサについては、基本的にタカラダニたちは見向きもしません。😰
この👆写真なんかは、撒いてから3時間ほど放置した後の撮影なんですけど、タカラダニたちが全く興味を示していないことがお分かりいただけるものと思います。🤔
タカラダニの食性と虫刺の関係性
しつこいようですし、前記事「小さい赤い虫②:タカラダニとは?(基本知識編)」のこの辺りでも同じことを言っているのですが、タカラダニによる人的な被害は基本的にない!と言われています。
既述の通り、筆者も刺されたこともなければ、痒くなったこともないわけですが、ここ👆でお話してきた内容からすれば、タカラダニは肉食系である一面も持ち合わせていることも事実ですので、
そう考えると、やはりタカラダニが人を刺すことを100%否定することはできない!と言わざるを得ませんよね。😓
ご専門の方の言葉をお借りするなら、タカラダニが意図することなく、たまたまタカラダニの鋏角が人の肌に刺さってしまったりするケースも、可能性としてはゼロではありませんし。🙄
・・ということで、ご専門の方が残されている過去の事例を、次章より具体的に読み解いてみることにします。😁
小さい赤い虫:タカラダニによる虫刺などの過去の実例と実験
タカラダニの食性についてはお伝えできたはずですので、次に、今回のテーマ、そもそもタカラダニは人を刺すのか?という点について、ご専門の方々が残されている論文やレポートをみながら、考察してみることにします。🧐
ちなみに、ご専門の方々に言わせても、タカラダニの生態については、まだまだ分からないことだけのようなのですが・・・
国内では、先の通り東京都健康安全研究センターの方々が、色々な研究に取り組まれているようですので、主にこの方々の論文やレポートの記述を元に進めていきます。👍
タカラダニによる虫刺による被害1:海外での実例
前記事「小さい赤い虫②:タカラダニとは?(基本知識編)」でもご案内している、とあるレポート「カベアナタカラダニの生態と防除―新たな知見を加えて―」によれば・・・
※元東京都健康安全研究センターの方のレポートです。
1963年に発表された情報においては、アメリカと北アメリカで、今回のテーマに当たるタカラダニ、つまり正式名称「カベアナタカラダニ」ではない、「アナタカラダニ属」の別の種のアナタカラダニによる虫刺(ちゅうし)によって、痒みが発生した例があるとのこと。😰
要するに、「カベアナタカラダニ」ではない別の「アナタカラダニ」によって、痒みが発生した事例・・と言う意味です。☝
先👆のレポートに拠ると、「Newell」という方が発表された情報のようで、英語版のレポートは見つかっているのですが、筆者の英語力では、あいにく容易には読み解けませんので、💧
ちょっと不親切で恐縮なのですが、差し当たってここでは、ご専門の方の言葉を以下👇に引用して事実とさせて頂きます。😑
米国やカナダのアナタカラダニ属が人を刺して痒みを生じさせ(Newell 1963)・・・
http://www.pestcontrol-tokyo.jp/img/pub/070r/070-03.pdf
と言っても、そもそも、アナタカラダニ属の別の種の話ですので、今回のタカラダニ(正式名:カベアナタカラダニ)が人刺すのか?という件とは、ややニュアンスが逸れる話ではありますよね。😅
先の「Newell」さんの英語版レポートは、時間があれば読んでみたく考えていますので、新発見などあれば、別の機会にご報告するように致します。👍
タカラダニによる虫刺による被害2:国内での実例
国内においては、タカラダニが侵入した、札幌のとある病院内で看護婦や患者の一部に皮疹が発生したという事例が、2004年に発表されているそうです。
ガセネタだ!😲的なニュアンスで書かれているサイトさんもありましたので、何とも言い難いのですが・・・😓
先ほどの東京都健康安全研究センターのレポート「カベアナタカラダニの生態と防除―新たな知見を加えて―」でも、以下のように書かれていましたので、個人的には事実なんだろうと踏んでいるところです。🤔
このダニが侵入した病院で入院患者に皮疹が発生した(Ido et al. 2004)と報告されている。
http://www.pestcontrol-tokyo.jp/img/pub/070r/070-03.pdf
ここ👆にある「Ido et al. 2004」が、今のところ見つけられていないため、裏付けはまだ取れていないのですが、引続き調査はしていきます👊ので、
このタカラダニによる被害例に関する、根拠になりそうな情報など見つかったら、改めてまた何かしらの形でお知らせしようと思います。👌
※ちなみに、Wikipediaさんでもこの件については記述されています。
タカラダニによる虫刺による被害3:接触テストの結果より
次に、先ほどの東京都健康安全研究センターの方々による、論文なのかレポートなのか定かではないのですが・・・
冒頭でもご案内しました、2011年に発表されている「カベアナタカラダニの短期接触による皮膚障害発生の可能性」と題される、とても興味深い😳文書がありました🙌ので、これを見てみることにします。
・・・が、どうしても日本語訳が見つからなかった😫ため、英語版を翻訳しながら解読しています。😓
ニュアンスが違う部分などありましたら、ご容赦願えると有難いです。🙏
タカラダニの短期接触による皮膚障害テストの概要
WEB上では白黒のスキャンPDFしか見つからないので、掲載されている写真も良く見えないのですが・・・ 😞
皮膚障害テスト①:生きたタカラダニ
テスト①の方は、生きたタカラダニ10匹を「shell button」に入れ、肌に貼り付けた上で、6時間後と24時間後の様子を観察した・・というテストです。
「shell button(シェルボタン)」って何だろ🙄?と思ってしまいましたが、イメージとしてはこんな👇感じのテストだと思われます。
これよりも小さい容器を貼り付けた状態で、10匹のタカラダニが6時間と24時間ですので、タカラダニが人を刺すダニなのであれば、さすがに刺しますよね・・ 😅
皮膚障害テスト②:潰したタカラダニ
テスト②の方は、潰したタカラダニ10匹を「Petri dish」に入れて、同様に皮膚に貼り付けた上で、同じように6時間後と24時間後の様子を観察した・・というテストだったようです。
タカラダニの虫刺による・・というよりは、タカラダニの体液自体による、皮膚への刺激性のテストということですね。🤔
「Petri dish(ペトリディッシュ)」も、同じく何の皿だろ🤨?
と思いましたが、要は「ペトリ皿」ですので、実験などに使うシャーレのようなものでしょうから、先ほどのイメージでさほど間違っていないはずです。👌
念のため、「ペトリ皿 40mm」で検索すると、こんな👆商品がヒットしました。
タカラダニの短期接触による皮膚障害テストの結果1
タカラダニの短期接触による皮膚障害テスト①の方につきましては、先の通り生きたタカラダニ10匹を用いて、3~4名の被験者に対して行われた結果が示されております。
重い皮膚炎を起こしたことのある被験者もいたようですが、結果としては、4名中の3名は、6時間後も24時間後も、同じく皮膚に何も変化は見られなかったとのこと。
6時間テストのみに参加した1名については、痒みを伴わない「papule」、つまり「丘疹(きゆうしん)」が発生したと記録されています。😨
・・が、この丘疹がタカラダニの咬傷に起因するものなのかどうか?については、定かではないと結論付けられています。🤔
ちなみに、この丘疹は炎症は起こすことなく、5日後にはキレイに消えたそうです。
詳細については、英語版になるのですが、必要に応じて・・・
こちらの原文👉「カベアナタカラダニの短期接触による皮膚障害発生の可能性」をご覧になってください。😊
タカラダニの短期接触による皮膚障害テストの結果2
次に、潰したタカラダニ10匹を使ったテスト②の方の結果も参照してみましょう。
このテスト②の被験者は三名。
6時間後での観察では3名共、変化は見られなかったようなのですが、24時間後の観察では、乾燥肌体質の被験者だった1名のみ、両腕に赤い発疹が数カ所見られたとのこと。😱
過去(2003年)に、タカラダニの体液に何かしらの刺激が含まれているとの報告もあること、乾燥肌の被験者だったことから、24時間後に発生した発疹は、タカラダニの体液によるものであった可能性が高い、と結ばれております。🤔
小さい赤い虫:タカラダニによる虫刺被害の可能性まとめ
その他は、いずれも詳細までは調べ切れていないのですが・・・
1987年に吉川さんという方が行なった、タカラダニの虫刺テストにおいては、5~6時間で皮疹を起こしたという記録もあるようです。
先の「カベアナタカラダニの短期接触による皮膚障害発生の可能性」のイントロ部分では、作者の大野さんという方の言葉になると思うのですが、
東京都ではタカラダニによる痒みなどの苦情は、当時(2011年)の段階では「認識していない」とのことですので、基本的にそうそう刺されるものではないと考えて良さそうな気がします。
原文の英語ですと・・・
“The authors are not aware of any complaints of miteinduced itchiness by the residents of Tokyo.”との表現です。
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10508162_po_ART0009847328.pdf?contentNo=1&alternativeNo=
ただ、今回見てきた過去のタカラダニによる被害の実例や、実験結果からすると、100%の確率で、タカラダニが絶対に人を刺さないとは言い切れない・・と結ばざるを得ないといったところでしょうか。😓
タカラダニのお話シリーズ目次[220705追加]
タカラダニに何かしらの思い入れがあるわけでもない😅ですし、相変わらずの繁忙期につき、呑気にこの小さい赤い虫:タカラダニについて論じていられるほど暇人ではないのですが・・・
そうは言っても、タカラダニ関連の記事や動画が増えてきてしましたので、交通整理のために作成した目次を挿入しておきます。
今年(2022年)の国内では、ほぼ完全にシーズンオフになってしまっているものと思いますが、大量発生するタカラダニにお困りの方がいらっしゃいましたら、
来年以降に向けて、必要に応じて何かの参考にしていただければと思います。😌
タカラダニ関連の「記事」目次
このタカラダニに関する記事については、筆者の興味のある内容に偏っているかもしれませんが、
きっと、この小さい赤い虫:タカラダニがどんな虫なのか?という点の理解を深めていただくのに役立つはずです。👌
- 1)小さい赤い虫①:タカラダニが発生(拡大撮影編)
- 2)小さい赤い虫②:タカラダニとは?(基本知識編)
- 3)小さい赤い虫③:タカラダニは人を刺すのか?←今回
- 4)小さい赤い虫④:タカラダニの生態(観察結果編)
- 5)小さい赤い虫⑤:タカラダニの目とウルヌラの位置
- 6)小さい赤い虫⑥:タカラダニ駆除の可能性は?
真っ赤ですし、常に忙しく這い回りますので、タカラダニは100歩譲っても気持ちのいい虫ではないのですが、理解を深めていくことで、共存の道も開かれるかもしれません。
筆者の建売マイホームでは、駆除テストは行なっているものの、家内の意向もあってタカラダニとは基本的に共存の方針です。😅
タカラダニ関連の「動画」目次
タカラダニの動画については、Made in Chinaではあるものの、当サイトではよく話題に上がる素晴らしき逸品👏、「DM3」という何ちゃってデジタル顕微鏡を使用した、実際のタカラダニの拡大観察の様子を記録した動画になります🧐。
※「DM3」は現行品番ですと「DM4」になっています。
現状(2022年7/5現在)ですと、ほぼ英語版しかUPしていないのですが、そもそも細かな解説を入れている訳ではありませんので、ご覧になってみていただければ、何となくの雰囲気はご理解いただけるはずです。😅
小さい赤い虫:タカラダニの拡大観察系動画
こちらは主に、先の「DM3」という何ちゃってデジタル顕微鏡を使用して拡大観察しただけの動画になるのですが、肉眼では把握しにくい・・・
ほんの1mmほどのタカラダニの、知られざる生態の一面を知りうる、筆者にとっては非常に貴重な記録になっています。👍
- 1-1)タカラダニの顕微鏡での撮影に成功![日本語版]
- 1-2)タカラダニの顕微鏡での拡大観察1
[英題]Magnified observation with a simple microscope: Tiny Red Bugs1 - 1-3)タカラダニの顕微鏡での拡大観察2
[英題]Magnified observation with a simple microscope: Tiny Red Bugs2 - 1-4)タカラダニの顕微鏡での拡大観察3
[英題]Magnified observation with a simple microscope: Tiny Red Bugs3 - 1-5)タカラダニの天井歩き2021
[英題]Tiny Red Bug(Balaustium murorum) on the ceiling 2021 - 1-6)瀕死のタカラダニが復活する様子
[英題]Revival of dying Tiny Red Bug(Balaustium murorum)2021-1 - 1-7)タカラダニの断食二日後の様子(抜粋) [日本語版]
言語設定の仕方が甘いのか・・・😓
YOUTUBEの方では、視聴回数がぜんぜん伸びていかないのがもどかしい😟限りなのですが、
どれも普段はなかなか目にすることができない、タカラダニの一面が垣間見れる動画になりますので、ご興味がありましたら、ぜひご覧になってみてください。😁
小さい赤い虫:タカラダニの駆除テスト動画
こちらはタカラダニを駆除するためのテスト、いわば「駆除テスト」を行なった際の、一部の観察動画になります。👌
- 2-1)タカラダニにハッカ油を近づけてみた結果1
[英題]The Result of bringing peppermint-oil closer to Red Bugs1 - 2-2)タカラダニにハッカ油を近づけてみた結果2
[英題]The Result of bringing peppermint-oil closer to Red Bugs2 - 2-3)タカラダニにハッカ油を近づけてみた結果3
[英題]The Result of bringing peppermint-oil closer to Red Bugs3
なぜハッカ油なのか😵・・・という点については、昨年(2021年)に、こちら👉「アシナガバチに効果抜群😘ハッカ油!」で、ご紹介した通り、アシナガ蜂の追い出し作戦において、抜群の結果が得られたからです。😁
このハッカ油は今のところ、アシナガバチとコバエ(小さい蝿)にしかテストしていなかったのですが、タカラダニにも効果がありそうな感触を得たところです。👍
今日のまとめ
本日は、「タカラダニは人を刺すのか?」というテーマで、筆者の建売マイホームでみられるタカラダニ(カベアナタカラダニ)の観察から窺える、その実際の食性をご紹介しつつ、
東京都健康安全研究センターの方々の過去の研究成果から、その可能性について考えて参りました。😐
しつこいようですが、タカラダニは基本的に人を刺すことはないと言われております。
・・・が、タカラダニ(カベアナタカラダニ)は、肉食系である側面も持つことは事実ではあり、基本的に人を刺すことはなく、虫刺被害もほぼ見られないのも事実ではあるものの、
絶対に100%の確率で、タカラダニが人を刺さないとは言い切れないという結論です。☝
また、タカラダニを潰した体液は皮膚に痒みや皮疹を起こす可能性がありますので、完全に無害だと安心しきってはいけない・・ということがお伝えできたかなと思います。🤔
とは言いつつ、筆者自身もタカラダニからは何の被害も受けておりません。😤
正直なところ、ウザいのはウザいですが。
いつもお世話になっているWikipediaさんのカベアナタカラダニのページに拠れば、以下👇のように記述されています。
哺乳類は摂食対象ではないためヒトを「刺す」ことはないが、潰して体液に長時間接触すると皮疹を生じるおそれがある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%99%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%8B
また、吻の構造が細長いため(払いのけるなどして)偶発的にヒトの皮膚に刺さって皮疹をおこした虫咬例がある。本種では札幌で1例、アメリカやカナダに分布する別の種で4例の皮疹が報告されている
どなたが書かれた内容なのか分かりませんので、頭ごなしに信じてしまう訳にもいかないものの、
色々と調べ倒した後に読み直してみますと、まさに仰る通り!ですね。😅
途中で画像少なめで文字だらけのパートもあったりして、読みづらい記事だったかと思います😞が、ご容赦いただけると幸いでございます。🙏
今日も最後までお付き合いいただき、どうも有難うございました。😌
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