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SUS410はやっぱり錆びる?①

SUS410はやっぱり錆びる?のアイキャッチ画像 その他
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こんばんは!

今日は、「錆びる場合がある」と言われている、ステンレス410(SUS410)が本当に錆びるのか?というお話です。

他の投稿で色々と書いてきましたとおり、筆者は、建売マイホームの当初リフォーム時からステンレス410(SUS410)のコーススレッドを多用してきているのですが・・・

実際のステンレス410(SUS410)のコーススレッド(新品)の写真画像
■ステンレス410(SUS410)のコーススレッド(新品)

4年と数ヶ月経過した現時点では、今のところ錆らしい錆は見られていませんので、「本当に錆びるのかなぁ・・・?🙄」というのが、現状での本音です。

[24.11/22追記]
本日現在で10年ほど経過したことになりますが、以下の顕微鏡での検証結果の記事でもお知らせしている通り、やっぱり錆びるみたいですね。😓

SUS410はやっぱり錆びる?

どういう錆になるか?などについて、根拠記事を準備していますので、UPまで少しご猶予を頂戴できると有難いです。🙏

今一度、ステンレスの特性なども振り返りつつ、建売マイホームに使用した、実際に時間が経過しているSUS410のコーススレッドの写真などもご紹介しながら、進めていこうと思っています。

例によって前置きがありますので、以下の目次より、大変お手数なのですが、必要に応じてジャンプして頂ければと思います。🙏
 

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ステンレス(SUS)物理的性質などのおさらい

まず、そもそも「ステンレス(SUS)」とは何ぞや???という観点で物理的性質などをザッと整理しておきます。

ステンレス(SUS)を含む素材の性質詳細などについては、基本的に専門外の話になりますので、WEBや文献で調査しまして、関係のありそうな部分を抜粋して、経験を元に考察し、以下にまとめています。
予めご了解ください。

一言で「ステンレス(SUS)」と言ってしまうと、相当な種類(100種類以上?)のステンレスが存在しているようなのですが、12%以上のクロムを含んだ、錆びにくく構成した合金が総称して「ステンレス(SUS)」と呼ばれてるのかな・・・?と思われるような記述もありました。

挿絵:ステンレス(SUS)素材の例を撮影した写真画像
(写真ACさんからの出展)
■ステンレス(SUS)素材の例
(写真ACさんからの出展)

逆に言うと、そもそも英語で書いてみると「Stainless Steel」。
これをバラしてひとつずつ意味を見ていくと、「Stain」が「変色させる、汚す」的な意味で、塗料の呼び名で出てくる「ステイン」がこれに当たります。
中盤の「less」は「~しない」的な意味、「Steel」はご存じの通り「スチール」ですので「鋼(はがね)」ですよね?
要するに変色したり汚れたりすることのないように構成した鋼(はがね)」を、「Stainless Steel」つまり「ステンレス(SUS)」と総称した!ということなんだと思います。😊

なぜ錆びに強いのか?という観点からは、「ステンレス(SUS)」共通の性質として、不動態皮膜」とよばれる薄い膜がその表面を常に覆っていて、さらにこのステンレスの「不動態皮膜」は、一度壊れたり破れたりしてしまっても基本的に再生する・・・という有難い性質を持っているようで、この性質によって錆から金属が守り続けられることが、一般の金属よりも錆に強いという要因になっているようです。🤔
※逆に言うと、そのように構成しなおしたものがステンレスなんですね。

ちなみに、建築のコーススレッドで使われているのは、100種類以上(?)の「ステンレス」の内、主に以下の「ステンレス304(SUS304)」と「ステンレス410(SUS410)」になります。

ステンレス304(SUS304)

成分構成的には 「鉄72%ニッケル8%クロム18%+α」で、「オーステナイト系」に分類される「ステンレス304(SUS304)」。

ステンレス304(SUS304)位置付:由良産商株式会社様サイトより引用させて頂いたオーステナイト系ステンレス(SUS)分類画像
■由良産商株式会社様サイトより引用

その性質は、高耐食性、耐薬品性、強靭性に優れており、一般的に広く認識されている、普通のいわゆる「ステンレス」は、 主にこの「ステンレス304(SUS304)」なのではないかと思います。
抜群の信頼性を誇り、機械などの恒久部品などにも多く使われているステンレスが、この「ステンレス304(SUS304)」だそうです。😉

また、防錆性能を優先するために炭素量を減らしているため、硬くないんだ・・・との記述も見られました。

強さ的には「ステンレス410(SUS410)」には劣るが、防錆性能的には上回るようです。
※ちなみに「SUS304」は磁石にくっ付きません

ステンレス410(SUS410)

成分構成的には「鉄80%クロム13%α」で「マルテンサイト系」に分類される「ステンレス410(SUS410)」。

ステンレス410(SUS410)位置付:由良産商株式会社様サイトより引用させて頂いたマルテンサイト系ステンレス(SUS)分類画像
■由良産商株式会社様サイトより引用

「ステンレス304(SUS304)」と比較すると、焼入れ&戻しを行っていることで、高強度かつ高靱性を得ているとのこと。

※この「ステンレス410(SUS410)」は磁石にくっ付きます

先述の通り、防錆性能は「SUS304」に劣るようですが、「ステンレス410(SUS410)」であってもこれを保持するため、「パシペート処理」という処理を施し、 防錆性能を上げている製品も存在するようです。

コースレッドなどの使用感的に見ますと、正直なところ違いは体感できていません・・・ 😐
あと、半日ほど色々と調べまわったのですが、肝心な防錆性能が「SUS410」の方が劣る・・・有効な根拠までは至ることができませんでした 🙍

[参考にしたサイト]
 ・http://www.yura-sansyo.co.jp/knowledge/MENU05.htm
 ・https://neji-no1.com/information/material/index02.htm
 ・https://www.toishi.info/metal/sus_sabi.html
 ・https://www.kana7.com/vis18.htm
231015追記この👆二番目のページは削除されてしまったようです。🙏
 

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ステンレス410(SUS410)採用の経緯

しつこいようですが、建売マイホームの当初のリフォームやDIYから、筆者は「ステンレス410(SUS410)」のコーススレッドを愛用しています。
全てではありませんが、おそらく90%以上 😣

どこのショップさんで購入する場合も、必ず「錆びる場合がある」や「錆が発生する恐れがある」、もしくは「錆びます」との注意書きがありますので、その旨の認識はしていたのですが・・・

実際のステンレス410(SUS410)のコーススレッドの頭部を撮影した写真画像
■ステンレス410(SUS410)のコーススレッド頭部

逆に「錆びない」もしくは「錆びにくい」と言われる「ステンレス304(SUS304)」のものが中々お手ごろ価格では購入できないことなどから、少なくとも「木材より先に朽ちることはないだろう・・・」との楽観的な展望の元、入手もしやすい「ステンレス410(SUS410)」のコーススレッドを採用してきています。

実際は、本当に錆びるんでしょうかね・・・ 😒
どうなんでしょ???
 

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4年数ヶ月経過したステンレス410(SUS410)他

では、実際に、施工から4年数ヵ月が経過した「ステンレス410(SUS410)」のコーススレッドの現状の様子を具体的にご紹介していきます。
※筆者の建売マイホームの、当初リフォーム&DIYの時に施工したモノです。

この記事を作成するに当たり、先ほど一通り撮影しなおしてきましたので、主に最新の写真になります。
また、ちょうどいい機会ですので一通り見てきたことろなのですが、枚数が膨大ですので、ここでは一部のみのご紹介になりますので、予めご了解ください。

2Fデッキ周りのSUS410他

まずは、2Fデッキの隅っこの床板に施工されたステンレス410(SUS410)。👇

気候条件が悪そうな部分ということで、日当たりの悪い、この場所を選定しています。
実際、朝方上がった雨で濡れた部分がまだ乾いていないですね・・・ 😞

2Fデッキ床板①:条件の悪そうな箇所のSUS410ビス頭を撮影した写真画像
■2Fデッキ床板①:SUS410ビス頭

頭部だけですが、特に異常は見られません。

次は、同じく2Fデッキの床板の一般部です。👇
日当たりがいい箇所ですので、雨の水分はすでに蒸発しています。
2Fデッキの中で、最も日当たりがよく紫外線の強い位置だとは思うのですが、ここも特に異常はないようです。

2Fデッキ床板②:一般の床板部分のSUS410ビス頭を撮影した写真画像
■2Fデッキ床板②:SUS410ビス頭

次は、同じく2Fデッキの手摺子(手摺の子柱)柱脚部です。👇

2Fデッキ手摺柱脚①:手摺子足元の金物固定に使用しているSUS410ビス頭を撮影した写真画像
■2Fデッキ手摺柱脚①:SUS410ビス頭

アングル自体は「亜鉛メッキ」の施されたスチールで、ビスのみが「ステンレス410(SUS410)」になります。
ビスには特に異常は見られないのですが、やはり「亜鉛メッキ」の方は若干の錆が見られます。

次も違う箇所の同じ金物周り。 👇
同様に「亜鉛メッキ」のアングルに若干の錆が見られ、SUS410のビス頭部にも、一部若干の錆らしき茶色が見られます。🤨

2Fデッキ手摺柱脚②:手摺子足元の金物固定に使用しているSUS410ビス頭の写真画像の二枚目
■2Fデッキ手摺柱脚②:SUS410ビス頭

このビス頭部の錆については、近づいて見ると分かるのですが、おそらく打ち込む際に何かしらの衝撃で欠けてしまった、ドライバービットの欠片が付着していて、それが錆びているだけのようですので、SUS410自体の錆ではなさそうに見えます。😐

念のため、引続き観察をしていった方がいいかもいいかも知れませんね 🧐

1Fデッキ周りSUS410他

1Fデッキに下りてきまして、まずは、床板部分の写真です。👇

2Fデッキの床板にまだ濡れている部分が残っていたのに対し、なぜか日当たりの悪い1Fデッキの方が、乾燥が進んでいるように見えます。

1Fデッキ床板①:1Fデッキ床板のSUS410ビス頭の写真画像の一枚目
■1Fデッキ床板①:SUS410ビス頭

おそらく・・・
2Fデッキの真下に位置している1Fデッキですので、降雨時は2Fの床板が水を受けて吸い込むため、1Fがさほど濡れないのかな・・・と推測します。
※実際に降っている間はビショビショになってはいるのですが。😅

ビス(コーススレッド)については、2Fと同様、「ステンレス410(SUS410)」には異常は見られません。😤


同じく1Fデッキ床板の別の箇所、床下点検口との取合い部です。👇

1Fデッキ床板②:1Fデッキ床板のSUS410ビス頭の写真画像の二枚目
■1Fデッキ床板②:SUS410ビス頭

ここも同様、「ステンレス410(SUS410)」のビスには異常は見られません  👊

お次は1Fの手摺子(手摺の子柱)柱脚部の金物(アングル)周りです。👇

1Fデッキ手摺柱脚:手摺子足元の金物固定に使用しているSUS410ビス頭の写真画像の三枚目
■1Fデッキ手摺柱脚 :SUS410ビス頭

2Fと同じですが、アングル自体は「亜鉛メッキ」の施されたスチールで、ビスのみが「ステンレス410(SUS410)」になり、やはり「亜鉛メッキ」の方は若干の錆が見られるものの、
ビス(コーススレッド)の方には特に異常は見られませんね。🙂

次は、話のニュアンスが逸れてしまうのですが・・・
2Fデッキを支える柱の1F部、外壁内の本体柱にコーチボルトで控を取っている部分の写真です。 👇

SUS410ではないコーチボルトと座金にすでに見られる錆を撮影した写真画像
■SUS410ではないのですがコーチボルト座金の錆

T建設さんにお任せしてしまっていた工事部分になるので、止むを得ない(?)😒面もあるのですが、コーチボルト座金は「ステンレス(SUS)」ではなく、「スチールユニクロメッキ」だと思われます。

当たり前といえば当たり前なのですが、案の定、ボルト部に「白錆」と思われる白っぽい粉状の変色と、座金部分に「赤錆」が出てきているのが分かりますね 😩

その他の箇所の錆など

若干、話が逸れてしまう部分もあるのですが、その他の部分で見つけた「錆」と、引続き「ステンレス410(SUS410)」のビス(コーススレッド)の現状の様子を観察していきます。

ここでご紹介する写真は、T建設さんにお任せしていた当初リフォームの工事範囲になりますので、筆者のDIY部分ではありません。

まずは、「ステンレス410(SUS410)」ではないのですが、2年ほど前にはすでに「錆」が発生していた部分から。
2Fデッキを支える柱の1Fの柱脚付近の写真です。👇

2Fデッキの1F躯体の柱脚に施工されている、とあるメーカーさんの引抜き金物のビスに発生している錆の写真画像
■2Fデッキの1F躯体の柱脚

メーカーさんサイトによると、プレート部分は「ステンレス430(SUS430)」で表面処理が「2B材(生地)」、ビスについては、「YA-S45」というオリジナル製品とのこと。
この「YA-S45」は、亜鉛メッキを施し、さらに「デュラルコート」と呼ばれる表面処理を行い、耐食性能を高めた製品だそうです。

当然のように屋外使用は想定されていない製品ですので、個人的には錆が出ても不思議はないかな、と思います。

ステンレス430(SUS430)」であるプレート部は全く変化なし
・・・ですが、「YA-S45」の部分に8本の内3本に「赤錆」が見られます。😟

8本中、なぜ下側の方だけに錆がでるんでしょうね?
やっぱり、土台が躯体の一番下になるので、全体を伝ってきた水が溜まりやすいのかもしれません。☝


お次は、これも同じ頃から気になっていた部分になるのですが、2Fデッキ梁下の(SUS410でない)梁受け金物の見上げ写真です。👇

2Fデッキ梁下の梁受け金物の見上げの写真:梁下に施工されている、とあるメーカーさんの(SUS410でない)梁受金物に発生している錆の写真画像
■2Fデッキ梁下の梁受け金物の見上げ

これも、そもそも屋外使用を想定している金物ではありませんので、致し方ない部分ではあるのですが、下端に若干の「赤錆」が見られます。😕

BHH2-210という製品になりまして、材質としては、ステンレス410(SUS410)ではなく「鋼板」に「亜鉛メッキ」を施したものです。
降雨時に2Fデッキ床板が雨を受け、それが床板からこの梁に伝わって内部に溜まり、日も当たらないため、溜まったままの状態が長く続くことになって、金物の下端を腐食させている・・・という感じかな、と思います。😓


次は、横道から本論に戻しまして・・・
また、「ステンレス410(SUS410)」のコーススレッドの様子に戻ります。👍

2Fデッキの1F躯体の方杖下部の固定部に打ち込まれているステンレス410(SUS410)のコーススレッドの写真画像
■2Fデッキの1F躯体の方杖下部:SUS410ビス頭

脚立に上らずに撮ったため、拡大写真にならず見づらいのですが、「片持ち」梁を受けている「方杖」の下部を、柱に固定している部分のSUS410ビス(コーススレッド)です。👆

方杖材の下部ですので、水分を含みやすい位置ではあるのですが、高い位置にあることで風通しもよく、乾燥状態が比較的長く続く部分なのかもしれません・・・。

用語解説:「片持ち」と「方杖」とは?

ここ👆も「ステンレス410(SUS410)」には、特に変色などの変化は見られせんでした 😉


お次も高めの位置なのですが、建物本体に控を取っている振れ止め材を、2Fデッキの1F躯体柱にSUS410コーススレッドで固定している部分の写真です。👇

2Fデッキの1F躯体の建物本体に控を取っている部分の柱への固定部に打ち込まれているステンレス410(SUS410)のコーススレッドの写真画像
■2Fデッキの1F躯体の控固定部:SUS410ビス頭

足元を中心にチェックして回ったのですが、T建設の職人さんは「フレキ付」のSUS410コーススレッドを使われているようで、ほぼ全部が木材の表面に食い込んでしまっていて、そのままではビス頭が見えない状況だったため、止む無く、高い位置の写真をご紹介しています。

ここも前写真と同様、気候条件が悪くはない箇所に当たることもあってか、
「ステンレス410(SUS410)」には、変色などの変化はまぁ~ったく見られせんでした。 😤
 

まとめ(考察など)

主にビス頭のみの観察でしたが、4年数ヶ月の経年では「ステンレス410(SUS410)」のコーススレッドには、「錆」や「劣化」の危険性のありそうな変化は、全く見ることができませんでした。

また、話のニュアンスは逸れてはしまうのですが、防錆効果があるということで広く認識されている「亜鉛メッキ」については、条件にも左右されるとは思うのですが、屋内で使用することが大前提になっているためか、4年数ヶ月の経年であっても明らかな「赤錆」の発生が見られました

そもそも、筆者の建売マイホームの屋外のデッキなどに使用している木材の耐用年数が実際にどの程度になるのか?は、今後の観察結果を待つしかないわけですが、今のところ、コーススレッドに主に使用している「ステンレス410(SU410)」については、採用の判断に間違いはなかったのかな・・・と思います。😊

あくまでも4年数ヶ月経過後の、現時点での所見になるのですが・・・ 😑

[21.01/11追記]
冒頭でもお知らせしました通り、6年強経過した時点の本日現在の印象は、やっぱり錆びるみたい・・・との印象に変わっています。😓
どういう錆になるか?などについては、別の投稿でまとめでいる最中ですので、UPまで今しばらくご猶予をいただけると有難く思います。🙏

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16年ほど経過したステンレス410(SUS410)

つい先日、築16年ほど経過している、筆者の実家にあります木製デッキの一部が崩壊しました。💀

・・・と言っても、本当に崩れ落ちたわけではありませんで😅、正確に言いますと、腐食でボロボロだった部分を(父が)撤去しました。

筆者も何度か足を運んでおりましたので、写真を撮っておけば、ここで具体的にご紹介できたのになぁ・・と思うのですが、時すでに遅し。 😢
早くブログ慣れしないとですね? 😐

さて気を取り直して、本題に入ります。👊

撤去する際に抜いたコーススレッドを父が保管しておりましたので、その内の数本をここでご紹介します。

16年経過しているSUS410ビスと新品のものを並べて比較している写真画像
■左3本が新品75/右3本が16年モノ(75+65×2)SUS410
※クリックすると少し大きくなります

長さが揃ってなくて申し訳ないのですが、右側の3本が少し黒っぽく変色しているのがお分かりになられますでしょうか?👀

もう少し近づいて撮ったのが以下の写真です 👇

16年経過しているSUS410ビスと新品のものを並べて比較している写真の拡大画像
■同じく、左3本が新品75/右3本が16年モノ(75+65×2)SUS410
※クリックすると少し大きくなります

実家で見たときは、100本ほどはある中で、全体的に黒っぽく変色はしているものの、特に錆らしい錆も見られませんでしたし、DIY施工でなく、プロが造ったものでしたので、きっと「ステンレス304(SUS304)」なのだろうと勝手に想像していたのですが、磁石を近づけると吸い付いてきます・・・ 😨
※既述の通り、SUS304は磁石には吸い付きません。🤨

「SUS304」でも微磁力が多少あるものも存在する、という話は認識していましたので、手持ちの「SUS410」にも近づけてみますと、同じくらいの距離で吸い付いてきますので、この観点から察する限りですが、「410」である可能性が高いかな・・・と思っています。😐

ちなみに、筆者レベルだと新品の「304」と「410」も見分けは付きにくいです。🤨

 
写真だと見づらいかもしれないのですが、この黒っぽい変色ステンレス410(SUS410)の「錆」なのでしょうかね・・・ 😓

16年経過しているビスと新品のものを並べて比較している、SUS410ビス頭部の写真画像
■SUS410ビス頭部:左3本が16年モノ(75+65×2)/右3本が新品75
※逆側から撮影していますので並び順は反対です
※クリックすると少し大きくなります     

うぅ~ん・・・ 😒
設備まで整った自分用のラボでもあれば、即座に調べられるのですが、建築士はあいにくそんなにリッチな職業ではありませんので・・・

少々邪道なのですが、専門外のお話ですので、またWEBで調べてみます。



・・・・・・・・今調べてます😔・・・・・・・・

・・・・・・・・45分ほど経過😐・・・・・・・・


結果、「ステンレス410(SUS410)」の錆に関する具体的な情報は引っ掛かってきませんでしたが、「ステンレス」の「錆」としての記事は数点。

ピンポイントで有効な記事は見つからなかったのですが、専門的な知識をお持ちっぽい方が書かれていると思われる、ヒントになりそうな記事はありましたので、この記事から察する限りなのですが、安全側に捉えると「黒錆」と呼ばれる錆である可能性が高いのかもしれません。

ただ、錆を阻止する性質の「酸化皮膜」とも取れる内容もありましたので、楽観的に見ればそのように解釈することもできるかな・・・という気もします。

結論的には、残念ながら現状の情報だけでは、何とも判断しがたいな、との結論です。

[参考にしたサイト]
 ・https://yamakazu-sciense.info/wp/post-2970/ ←なくなってしまったようです[200720追記]
 ・https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1331457658
 ・https://kurashi-no.jp/I0021565#head-9f99b864cf2821172de8b0517235041e
 

200605追記

まとめるのに時間が掛かってしまいましたが、1月頃から準備していた、この「SUS410錆①」の続編に当たります投稿を、本日(2020年6/5)、「SUS410錆②」としてUPしました。

この「①」で見られた黒っぽい変色」を顕微鏡で拡大して観察してみた結果のご紹介になるのですが、ただの変色ではなさそうなことが判明したりしており、個人的には非常に興味深い結果が得られたと思っていますので、お時間がありましたら、以下のリンクより、続編の方もぜひご参照いただければと思います。

続編:SUS410はやっぱり錆びる?

SUS410の錆に対する考えが、あっさり塗り替えられる結果となっています😱
※少なくとも筆者の考えは塗り替えられましたよ 😅

 

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今日のまとめ

今日は、「錆びる場合がある」等と言われている、「ステンレス410(SUS410)」のコーススレッドが本当に錆びるのか?という観点で、WEB調査も交えながら、実際に4年経過後と16年経過後のコーススレッドを例に取って、具体的に観察考察してまいりました。😉

残念ながら、有効な結論には至りませんでしたが、専門外のことも色々と調べる機会になりましたので、個人的にはいい勉強になりました。

結論を期待されていた方がいらっしゃったとしたら、申し訳ありません・・・ 🙍

今思うのは、「錆びるのか?」という観点よりも、そもそも、いわゆる「錆」や「酸化皮膜」と呼ばれる、どちらに分類される現象なのか?ということは大きな問題ではなく、要するに、コーススレッドとしての耐力低下に繋がる恐れのある何かしらの変化が起きるのか?ということが知りたい点であって、これが問題なわけですので、もう少し視点を変えて調査した方が良かったのかな・・・、と思っています。😅
 

ちなみに、この投稿のタイトルは「SUS410はやっぱり錆びる?①」でした。

」を付けているということは、当然、最低でも「②」があるかもよ?という示唆ですので、まだ全然書いてはいないのですが・・・、機会がありましたら、②の方に期待していただければと思います。

では、またいつの日かお会いしましょう! 🙏 💤
 

続編:「 SUS410はやっぱり錆びる?②」へは👉こちら

 

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