今日は、一般的な通称がよく分らないのですが、ラッシングベルトの耐久性・・・
というか、つまり、例えば軽トラックの荷台などで材料をザッと固定するようなベルトですので、荷締めベルトと呼んだ方がいいのでしょうかね・・・
「フラッシングベルト」とのキーワードでも引っ掛かってきますが、要は、荷を締めるために使うベルトの耐久性のお話です。
例えば、こんな👇類のヤツです。
大した話ではないのですが、筆者の建売マイホームでは、ロクな倉庫もありませんので、残材や使う予定の木材なんかを、屋外のウッドデッキの柱などに立て掛けて保管(放置?)していまして、
それを倒れないよう固定するのに、このラッシングベルト(荷締めベルト)を使用しているのですが、素材によって、耐久性がだいぶ違うものだなあ・・と思いましたので、そんなお話です。
フラッシングベルトとラッシングベルト?
色んな呼び方があって、紛らわしいですので、まずは、言葉を整理したいですね。😒
おそらく「フラッシングベルト」という言葉が間違いなのかな・・という気もしているのですが、例えば、先ほど👆例示しましたベルトの商品名は「CL2R3 オールセーフカム式ラッシングベルト ラウンドタイプ」となっていました。🤨
要するに、単語の先頭に「フ」が付いていない!という意味です。😕
念のため、英語表記も確認してみますと以下👇のような感じのようです。
- ラッシング:Lashing →Lash
動詞:打つ
名詞:まつげ、むちのひも - フラッシング:Flushing →flush
動詞:流れる、火照る、ほとばしる
名詞:閃光、瞬間、瞬時、火花
正直なところ、うぅ~んん・・・🥴というところですね。
どちらかと言うと、「ラッシング」に名詞の意味として「むちのひも」との意味があるみたいなので、個人的には、やっぱり「ラッシング」の方が近いような気がします。💧
フラッシングベルトとは?
つまり、この製品の場合は「フラッシングベルト」でなく「ラッシングベルト」ということですよね?
メーカーさん名が「オールセーフ」さんというお名前のようですので、メーカー名と製品名を並べて書くと「オールセーフラッシングベルト」となってしまうことで、「フラッシングベルト」でも引っ掛かってくるのかな・・という気がします。
Amazonさんで「フラッシングベルト」で検索しても、ラッシングベルト(荷締めベルト)が引っ掛かってはきますが、上段に「もしかして、ラッシングベルト?」って出ますしね。
あと、いすずさんのトラックの「エルフ」の純正部品としても、ラッシングベルト(荷締めベルト)はあるようで、楽天さんでは、こんな👇商品も引っ掛かってきます。😅
きっと、「エルフ」と並べて書くと「エルフラッシングベルト」になってしまうためですね。🤔
ということで、今回は「ラッシングベルト(荷締めベルト)」ということで進めさせて頂こうと思います。👌
ラッシングベルト(荷締めベルト)とは?
ザッと調べてみる限り、明確な定義はないようですが・・・
専門外の技術系の用語を調べる時にお世話になっている、技術用語にお詳しいモノシリさんでの、「ラッシングベルト」の定義を見てみましたら、以下のように書かれていました。😐
搬送物を締結するための幅広ベルトに、固定用のバックルを取付けた器具のこと。
https://www.ipros.jp/monosiri/term/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88
手でベルトを引き締め、適当なトルクを加えてバックルで固定するカム式と、ラチェット機構を備え、反復を繰返すことでベルトの締込みができるラチェット式がある。ラチェット式は「ガチャ」とも呼ぶ。
ベルトはナイロン系素材が多く用いられ、引張り強度に優れている必要がある。
ま、平たく言ってしまえば、要するに、「荷物を締結するためのバックルの付いたベルト」ということですよね。🤔
ここでお話ししたいのは、荷を締めるために使うベルトの耐久性についてでしたので、今回はこの意味での「ラッシングベルト(荷締めベルト)」とさせて頂きます。
当初のラッシングベルト(荷締めベルト)
さて、前置きが済みましたので、具体的なお話に入りましょう。🤗
筆者の建売マイホームには、残材というよりも、新たに購入して段取りまではしたけど未施工😞・・・という残念な材料が、3~4年放置されたままになっています。
どこかの投稿でも書きましたが、建築の設計業というのは、いわゆる「おいしくない」職種ですので、単価もいくらももらえないにも拘わらず、本業に追われまくってしまって、呑気に自宅のリフォーム作業なんかに当てる時間が中々取れないんです。😢
とは言え、建築学科の学生さんがお読みいただいているようでしたら・・・
それなりにやりがいは持てる職業ですし、稼げるか稼げないか?は、要は、実力とやりようですので、希望は捨てないでください!🤗
今は設計が専門ですが、施工経験もありますので、「荷締め!」と言えば、こんな👇ロープしか思いつかない訳ですが、立て掛けてある20本くらいの木材を倒れないように固定できればいいだけですので・・・
ハッキリ言って、こんな👆大げさなモノは要りませんよね?
専門はデスクワークですので、今は、ダンプで荷物を運ぶようなこともありませんから。😅
そんなことで、なるべく手軽なラッシングベルト(荷締めベルト)はないかな・・・ということで、まず思いついたのは、よく軽トラックの荷台で見かけるこんな👇イメージのゴムベルトでした。
今回の用途から考えますと、倒れなければいいだけという意味では、さほど重要な話ではありませんので、なるべく安価で気軽に固定できそうな気がしますし、ゴムとは言え、軽トラックの荷台に使われるラッシングベルト(荷締めベルト)ですので、当たり前に屋外使用に耐えうるものであるはずよね。🙄
ゴムのラッシングベルト(荷締めベルト)
そんなことで、当初まず購入したゴム製のラッシングベルト(荷締めベルト)は、二種類ありまして、こんな👇製品でした。
選定理由としては、とにかく金額がお手頃であること、また、当時ちょっとエコに見ざめようかというタイミングでしたので、素材が「再生タイヤ」だった点です。😁
結果的にイメージ通りの製品でしたし、金額の割にはだいぶしっかりしていて、使いやすさも抜群😘ではあったのですが・・・
購入したのは2018年10月。
直後に使い始めて、2019年の2月には、後者のラッシングベルト(荷締めベルト)TT-16-1の方が、あっさり切れてしまいました。😰
切れても、長さに余裕がありましたから、結べば使えないこともありませんでしたので、そのまま使っていましたら・・・
筆者の建売マイホームの気候条件が悪かったのか、再生タイヤであることが問題なのか、もしくはお手頃すぎる価格であることが問題なのか・・・ 😨
その後、もう片方のラッシングベルトGR-2025K-1も、なぜか切れ始めてしまって、6月頃には、まともなモノが1本もなくなってしまいました。😱
まぁ、そもそもが1本当り200円ほどで購入していますので、特に文句もないですし、当たり前と言えばそれまでなのですが、あまりにあっさり切れてしまったので、台風時期に備えて、別のラッシングベルト(荷締めベルト)に交換することになったわけです。😫
ラッシングベルト(荷締めベルト)の素材の検討
金額的な面もあるとは思いつつ、そもそも「再生タイヤ」がダメなのかも・・との仮説を立て、屋外使用前提で、もう少し耐久性の高い素材のラッシングベルト(荷締めベルト)で、かつ、お手頃なモノがないかどうかを探してみました。🙂
差し当たって目についたのは、ナイロン製とポリエステル製です。
ポリエステルのラッシングベルト(荷締めベルト)
まずは、合成繊維の中では圧倒的に優秀なポリエステルで検討してみることにします。
先ほどご紹介した、ゴム製ラッシングベルト(荷締めベルト)の、なぜか先に切れてしまったTT-16-1のメーカーに当たるユタカメイクさんのこのページをご覧いただいた方が、分かりやすいかと思いますが、周知の通り、とにかくポリエステルって色んな面で優れていますよね。😙
[230108追記]ここの👆リンク先は削除されてしまったようです。🙏
次にご紹介する、ナイロン製のラッシングベルト(荷締めベルト)と比べると、強度だけが劣るくらいで、他の性質については、以下👇の通り申し分ありません。
先👆のユタカメイクさんのページに拠りますと・・・
酸・アルカリ・海水等に強く、耐候性に優れ、摩擦にも非常に強く、強力に優れたロープです。
http://www.yutakamake.co.jp/syohin/gain_rope.html
マリンレジャーや漁業用には欠かせないロープです。
荷役・作業用・救命ロープ・命綱にも使われています。
とのこと。
人の命に係わるロープ系にも使われているくらいですので、ロープ系に使われる合成樹脂の中では、もっとも優れていると言っても過言ではありません。😤
筆者の購入した25mm巾で長さ2mということで、実際のポリエステル製のラッシングベルト(荷締めベルト)を見てみますと、例えばこんな👇製品です。
この👆リンク先だと、別の製品が出てくるかもしれませんが、この画像のラッシングベルト(荷締めベルト)の場合は、200kgまでは許容されているようなので、立て掛けた木材を締結するだけに使うのであれば、十分すぎるくらいです。
ナイロンのラッシングベルト(荷締めベルト)
次に、ナイロン製のラッシングベルト(荷締めベルト)ですが、ナイロンも周知の通り、とても優秀な合成繊維ですよね。😙
同じく、ユタカメイクさんによれば、以下👇のように記述されています。
一般の合成繊維の中で最も強力に優れています。
http://www.yutakamake.co.jp/syohin/gain_rope.html
摩擦とショックに非常に強いロープです。吸湿力5%とやや水を吸う性質があります。
リードロープや牽引ロープ・安全ネットの補修等に最適です。
「合成繊維の中で最も強力に」と書かれている部分については、ポリエステルよりは劣るはずですので、どうかと思うのですが、ベタ褒めですね?😄
「保湿力5%」とのことで、そう言えば、確かにちょっと吸水性があるんですよね・・・。🙄
でも、見る限り、ラッシングベルト(荷締めベルト)では最も採用されている素材のようですので、まさにラッシングベルト(荷締めベルト)に適した素材ということになると思います。
物理的な性質を先ほどのポリエステルと同様にまとめますと、以下👇のようになります。
ポリエステルと比べると全般的に劣りますが、3mmの太さのロープで見た場合の強度の数値は、ポリエステルの約二倍もあります。😲
どっちもおすすめできるラッシングベルト(荷締めベルト)だろうと思うのですが、どっちがいいんだろうなぁ・・・🙄とだいぶ悩みつつ、最終的に以下のような選択をしました。
買い直したラッシングベルト(荷締めベルト)
選定理由は大した話はありませんで、どちらかというと最高峰であるポリエステルを使うほどの重要な荷締めではないし、1ランク下の性能になる、ナイロン製のラッシングベルト(荷締めベルト)の耐久性を確認してみたい!という個人的な好奇心により、最終的にはナイロンを選定しました。😅
筆者が購入したのは、Amazonさんのこの👇ラッシングベルト(荷締めベルト)です。
屋外での固定ですので、本当はバックルの部分が、ステンレスとか錆びない製品の方がいいなぁとは思ったのですが、前回のゴム製ラッシングベルト(荷締めベルト)が半年ほどでダメダメになりましたから、正直なところ、あんまり期待していなかったんですね。😓
バックルより先にナイロンがやられてしまうんだろうな・・と。😅
ところがどっこい!😲
このナイロン製ラッシングベルト(荷締めベルト)を購入したのは、2019年8月です。
現在は2021年6月でしたよね。🙄
・・・なので、22か月ほども経過していることになるのですが、ナイロン部分については、未だに新品に近い状態に見えるんです!😱
しかも、購入直後の2019年秋(9/9)には、かの強烈で各地の最大風速記録を塗り替えつつ、甚大な被害をもたらしながら関東を縦断して行った台風15号も通過しています。
19年の台風15号は、関東地方では本当に大きな被害をもたらしましたので、記憶に残しておく意図もあって、千葉編と神奈川編という二つの記事でご紹介しています。
特に千葉編はだいぶ長い投稿になってしまっているのですが、もしよかったらお立ち寄りください。🙏
台風15号の破壊力が凄かったことは別として・・・
お伝えしたいのは、あんな台風まで経験していて、なおかつ22か月も経っているのにぜんぜん平気そうなんです!という点です。🤔
これ👆はバックル部分も写っていますが、バックルも意外と錆も出てなくて、何の問題もまったくありません。
24.11/11追記
ちなみに、本日は2024年11/11です。
昨日が日曜でしたので、昨日(11/10)時点での様子になるのですが、購入&設置から5年数か月も経過したにも関わらず、今のところ、切れたり切れそうになったり、劣化でボロボロ・・・などとの症状や兆候は一切見られません。😤
ちなみに、当サイトはアフィリエイトサイトですが、このラッシングベルト(荷締めベルト)は600円くらいの商品ですので、おすすめラッシングベルト(荷締めベルト)であることは間違いないとしても、
当サイト経由でご購入いただいた所で、たったの20円も入ってきませんから、買ってほしくて、こんな記事を書いている訳でもなくって、本当に何ともないんです。😲
嘘だと思うなら、別のショップで買って試してみて頂ければ、このナイロン製ラッシングベルト(荷締めベルト)の素晴らしさがご認識頂けると思います。😁
別のショップでご検討いただくにしても、仕様が分からないと検討のしようもないと思いますので、Amazonさんの商品写真から、仕様の部分を抜粋して以下👇に貼っておきます。
破断荷重としては100kgですので、あまり大きな荷重には耐えられないということになりますし、注意事項の中には、「玉掛作業は不可」や「化学薬品や耐熱用ではない」などとも書かれていますので、当然のように弱点はあるようですが・・
24.11/11追記
しつこいようですが、本日は2024年11/11です。
先ほども書いた通り、昨日(11/10)時点での様子になるのですが、購入&設置から5年数か月も経過したにも関わらず、今のところ、切れたり切れそうになったり、劣化でボロボロ・・・などとの症状や兆候は一切見られません。😤
筆者のようなレベルの使い方であれば、何の問題もありませんので、ぜひおすすめしたいラッシングベルト(荷締めベルト)です。👍
※ホームセンターなどにも売ってると思います。🤐
今日のまとめ
今日は、そもそも「ラッシングベルトとは?」という基本的な部分から、筆者の建売マイホームではなぜかダメダメだった、ゴム製のラッシングベルト(荷締めベルト)と
その代替品として購入した、おすすめと言えばおすすめの、ナイロン製のラッシングベルト(荷締めベルト)を、エピソードを交えながら、ご紹介して参りました。
冒頭で「フラッシングベルト」という表現は間違いでは?的な話は書きましたが、実際のところは分かりません。
もしかして車の部品とかで、「フラッシングベルト」というのがあるのでしょうかね・・ 🙄
ま、何はともあれ、長めの材木を屋外で立て掛けておく程度でしたら、ポリエステルまで使わず、ナイロン製で十分ですし、とにかく優秀なラッシングベルト(荷締めベルト)であることは間違いありません。😤
また、既述の通り、ゴム製のラッシングベルト(荷締めベルト)は要注意ですね。👌
今日も最後までお読みいただき、どうも有難うございました。🙏
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