本日は、[LDのフローリング増貼り!]という床フローリングのおすすめリフォームのお話です 🙌
ここでは「貼り」という漢字を使用していますが、基本的に「張り」と同じ意味で使用していますので、予めご了解ください。 😌
また、「増貼り(増張り)」とは、平たく言うと、既存への「重ね張り」のことです。
要するに、リビングのフローリングを「増貼り(増張り)」というお勧め手法で、比較的簡単に、しかも(超)お手頃価格で😍リフォームしたという、フローリングリフォームの実例のご紹介になります。🤗
筆者はまとめて工務店さんにお願いしてしまいましたが、撤去がない工法ですので、頑張れば、DIYでも対応可能かもしれません。 😉
もちろん、やられる方の技術力に左右されるとは思いますが・・・
また、フローリングの張替えに掛かるコスト相場や、この増貼り(増張り)という手法のメリット&デメリットなどにも軽く触れていますので、ケースバイケースにはなるのですが、参考にして頂ければと思います。
この投稿は、建築士である筆者が、間取りや外観、使い勝手などを含めて、とにかく全般的に色~んな所が気に入らない(というか納得いかない・・・、さらに言えば、こんな所に住みたくないわ!😠というレベルの・・・)、購入してしまった建売マイホームを、新築なのに、リフォームやDIYで根本的に(と言いつつ、予算の関係で最低限・・・ 😢)入居前に改善しちゃおうぜ!という、(超)前向きなお話の個別シリーズの第4段!になります👊。
フローリングの増貼りとは?
ダメ出しに入る前に、そもそも「増貼り(ましばり)」という言葉自体の馴染みがあまりないかもしれませんので、本論中でも少し触れているのですが、この冒頭で「何の話か?」についてちょっと整理させて頂きます。🙋
何といえば一般的な表現になるのか・・・
業界歴が長いので、よく分からないのですが、例えば、ご自宅の床をリフォームしたくなることって、結構ありますよね?👀
床には色々と種類もあるのですが、代表的な例で言いますと、畳の床、シート張りの床、絨毯(ジュウタン)敷きの床、フローリングの床、タイル張りの床などなど・・・
畳敷きの既存床をフローリングやシート張り、さらにはタイル張りにしたくなったり、シート張りの既存床に絨毯(ジュウタン)を敷きたくなったり・・・
フローリングが傷だらけになってしまって貼り替えたくなったり・・・
「フローリング」は皆さんに通用する呼び方だと思うのですが、念のための補足をしておきますと・・・。
「フロア」、「床板」などとも呼ばれる、要するに「床仕上げ用の木目調の板材」のことを総称しています。☝
ですので、例えば「フローリング貼替え」はイコール=「フロア貼替え」、「床板貼替え」という意味です。
色々とケースはあると思うのですが、ここで使っている「増貼り(ましばり)」とは、既存の床を剥がしたりすることなく、既存床を下地として、その上に張ってしまうことを指します。
今回のタイトルは「フローリングの増貼り」ですので、
つまり、既存床を下地として、新たなフローリングをその上に張ってしまう・・・という、フローリングリフォームのお話ということです。☝
張るものの厚みによって、貼らない部分との段差が付いてしまうので、「段差見切り」などと呼ばれる部材が必要なってきたりして、やや面倒な部分が出てくるのは確かなのですが・・・
何より既存の床を剥がさなくて済みますので、一般的なフローリング「張り替え」に比べますと、ほとんどの場合、工期とコストが低めになりますので、段差が付いてしまうことだけ我慢できれば、断然!「増貼り」の方が合理的です 👍
ちなみに、このフローリング増貼り(増張り)のメリット/デメリットなどを含めた詳細については、後半でご説明していますので、あとで見てみてください 😌
ダメ出し 😒!(ダメ出し013)
主に前投稿までに挙げた、筆者の建売マイホームの気に入らない箇所を改善していく、リフォームやDIYのお話になる訳ですが、
このリフォームやDIYの原動力となっている、ダメ出し部分のおさらいを、まずは簡単にさせて頂こうと思ったのですが・・・、
この件、[LDのフローリング増貼り!]については、もちろんぜぇ~んぜん気に入りませんし、未だにまぁ~たく理解はできないのですが、その他の気に入らない箇所と比べますと、まだまだ可愛らしい(?😒)レベルの大きな話ではありませんでしたので、ダメ出しPartⅠ、ダメ出しPartⅡ
でも計上していませんでした 😣
・・・ので、ここで改めてダメ出しさせて頂くことにします 😋
そのダメ出しとは? 😵
要するに・・・
室内全室のフローリングの色が・・・
誰がどういう風に何を血迷ったのか・・・
実を言いますと・・・ 😔
な・ぜ・か・・・ 白なんです 😣😣😣
白なんですよ?
フ・ロ・ー・リ・ン・グ・が・・・
し・ろ!😲
しつこいようですが、フローリングが白いんです。 しろ!😲
しかも、表面がノンワックスの仕様で、かつ、ツルツルではない、微妙な粗面仕上げのものになりますので、汚れが擦り込まれて、どんどん蓄積されていきそうなタイプのいやぁ~😢な印象のフローリング。
※でも、なぜかペット対応の仕様とのこと・・・。
だから、別途オプション工事のパンフレットで、フローリングを含めて、コーティングを大々的に薦めていたのかもしれません・・・
←4年3ヶ月後、記事を書いている今、気付きましたよ 😌
このページ👇
逆に言えば、コーティング工事をオプションとして請けるために、敢えて、ワックスも使えない、粗面のフローリングを使っているのかもしれませんね? 😢
・・・といいますか、残念ながら、9割方、そういうことだと思います 😔
まったく、イヤらしいったらありゃしない! 👽
だって、こんな👇んなんですよ? 👀
ひどいですよね・・・ 😓
品番を調べますと、メーカーさんの謡ではペット仕様のフローリング♪とのことなのですが、ここ👇なんかすでに傷だらけ・・・ 😢
キッチンなんか、(案の定)汚れが摺り込まれまくって、こんな👇んです 😢
そもそも、グレーのフローリングでしたっけね? 😱😠
ちなみに、どこかの投稿で書いていますが、筆者の家内は(決して悪い意味でなく・・・)潔癖症気味ですので、毎度の食事の後、ホウキで床を丹念に掃いていますし、二日に一度は必ず!家全体の掃除機をかけています。😔
昨今は、ホウキ掛けやモップ掛けは、娘(10才)が食事の度にやらされているので、父親目線でみるとだいぶ可哀想に感じます 😩💧
筆者は基本的に日曜以外は夜中~朝しか自宅にはいないので、平日や昼間のことはキチンと把握できていないのですが、日曜の夕食後にはキッチンの床をゴシゴシと拭いている姿を良く見かけますので、おそらく毎晩やっているんだろうと思います・・・
・・・ですので、掃除が足りない?とか甘い?せいだとは全く思えません!
というか・・・、筆者から見ると、むしろ掃除しすぎ?の印象です。🤐
もしかすると、掃除のし過ぎによる色落ちなのでしょうか・・・ 😶
でもコスると少し落ちますので、明らかに摺り込まれた汚れです。
いったい、なぜなんだぁ~っ !!!
失礼しました。 つい興奮してしまって・・・ 🙏
さて、気を取り直しまして・・・💦
フローリング材も含めての話になるのですが、この手のいわゆる「造作材」と呼ばれる建材は、流行がありますので、1000歩譲ってコーディネートの関係でこうなった?と考えるにしても、その他造作材や木製建具はこんな👇色ですので、10000歩譲ったって、そもそも合う訳がありませんよね・・・ 😣
何でこんなことになったのでしょう??? 🥴
・・・と聞かれても困られると思いますし、愚痴ってばかりもいられませんので、建築士の端くれとして、気を取り直しまして、以下で、ちょっと考察してみようと思います 😐
・・・が、ご興味のない方も多々いらっしゃると思いますので、折りたたんでおきます。
ご興味のある方は、お手数なのですが、以下を展開してみて頂ければと思います 🙏
さて、考察なのですが・・・
正直なところ、なぜこんな色のフローリングになったのか、というか、こんな色のコーディネートになってしまったのかは、本当に分かりません。😩
例えばですが、白いフローリング自体は、ここ5~7年くらいの流行で考えますと、さほど目新しいものではありませんで、全体的に明るめの色で統一して、開放的な空間を好まれるような方々には採用されている感はあります。
白黒だけでコーディネートするようなモノトーン系でも採用されることはありますよね。
いわゆる「デザイナーズ~」とかで。🤪
でも、この場合は「全体的に明るめ」にするのが基本ですので、今回のようにフロアが白で建具や造作材が暗いこげ茶色・・・という変な組み合わせになることは100%ありえませんで、造作材や建具も当たり前に明るい色になります。
また、時期は定かではないのですが、10年前くらい前でしょうか・・・、今回採用されているような、黒っぽい建具や造作材の色が流行りはじめた時期がありましたが、これは濃いめの色を組み合わせて、重めで高級感のある、ホテル的な空間造りをする場合によく使われていました。
25年くらい前にも黒っぽい建具や造作材が好まれた時期がありましたが、この時も同様にフローリングも黒っぽい色身でしたので、筆者の建売マイホームのような変なことになることはありませんでした。
・・・と考えますと、それぞれ単体で見れば、流行っていた時期もあることを考えますと、採用されること自体はさほどおかしくはないのかな・・・とは思います。 😔
実際に白いフローリングを製造しているメーカーさんも多々あるわけですから、逆に言えば、需要があるということなのでしょうし。
要するに、平たく言ってしまえば、コーディネートが悪すぎる!ということなんだと思います。
じゃあ、一体なぜ、こんな組合せになったんでしょう? 👀
ちょっと飛躍するかもしれませんが、だいぶ穿った(ウガった)目になっている、建築士である筆者の個人的見解は・・・・ 😔
・・・
はい? 👂👀
あっ、もったいぶらずに早く書けって? 👂👂
確かに、そうですよね 😐 失礼しました。
まず、まとまった件数をこなされる、そこそこの業者さんは、材料を大量購入しています。
理由としては他でもなく、「お安く仕入れるため」ですね。
そこで、大量購入した材料を、予め何となくのコーディネートをしておいた各現場に振り分けるわけですが、そこに何かしらの事情があったのではないかと推測します。
要するに、例えば・・・
大量購入してしまったけど、流行が廃れ(すたれ)つつある材料を、早めに消化してしまわないといけない・・・状況に陥っていたとか。 😨
どこかの投稿でご紹介しましたが、筆者の建売マイホームを建てた業者さんは、比較的地元に近い「○ク○○ーム」さんという業者さんなのですが、半径5~7kmほどの圏内ではよく見かけますので、その外観に着目しますと、基本的に、白黒灰の三色だけで構成されている築7年以内ほどの物件がほとんどです。
ちなみに、ここ2~3年は、筆者の建売マイホームと同じ系統の「○ク○○ーム」さんが建てられている、新たな物件は見かけないことから、デザイン(←というレベルではない😒)をちょうど切り替える時期に差し掛かっていて、白のフローリングか、暗いこげ茶の造作材関係のどちらかを消化する必要があったのだろう・・・と考えられます。
近場で見かける外観がモノトーン系が多いという事実から考えますと、どちらかと言うと、大量購入してしまっている、こげ茶の造作材と建具(内部の木製建具)を、コーディネートを度外視してでも・・・
筆者のマイホームを含めた 4棟の一連の建売で消化したかったのではないか? と推測します。 😭
おそらく、こんな4棟ばかりでは消化しきれないほど、大量購入しているとは思うのですが・・・
1000歩譲って、ご事情があるにしても、子供じゃないんだから、もうちょっと頭を使うとか、気を使った方がいいんじゃないでしょうかねぇ・・・ 😡
・・・ということで、だいぶ横道に逸れてしまいましたので、次項からは本筋に戻しまして、今回のフローリング増貼り(増張り)という、言わばフローリングのリフォームの本論を進めていきます 👊
フローリング増貼り計画と問題点など
色んなご事情があるとしても、フローリングの色が気に入らないからと言って、そもそも、それを認識しながら購入しているわけですから、購入した側の人間から、クレームを付けたり、愚痴ったりするのは、まぁ~たくの筋違いですので、やっぱり当たり前に自己責任で解決するしかないですよね 😔
できればDIYで解決したいところではあったのですが、引っ越しとの取合いや時間的な制約の元・・・
結果的には、工務店さんに、その他リフォームと一緒に丸々お願いすることになります。
そぉ~んなことは100も承知している😢のですが、スズメの涙ほどの予算しかありません👼から、その他のもっともっと重大な問題点を見過ごしながら、このフローリングの色を改善するだけのために、全てのフローリングを張り替えるのはさすがに本末転倒です 😫
※結論を先に申し上げますと、材料の金額と種類によって大きく変動があります。 まずひとつめ・・・ 筆者が採用した(高くもないが安くもないレベルの)合板フローリングで考えますと、9000円/坪の製品ですので、材料費としては、この6帖分として、運賃込みで30000円ほど。 ちなみに、大きな声では言えないのですが、筆者の(超)一方的で主観的な試算(←本業でもよく厳しいといわれる👿 )ですと・・・、 ②12帖で24万 ①で少し書いてしまいましたが、筆者の見方で、考えますと貼るだけの手間は2日ほど。 つまり、最安で考えれば10000円/㎡くらい・・・。 [注意]
フローリングを張替えるのはどのくらいの予算が必要なのか?
建築士である筆者は、いつの間にか当たり前のこととして、脳ミソに摺り込まれてしまっていますので、敢えて計算すらもしないのですが、ピン!とこない方の方が多いような気がしますので、ちょっと整理してみようと思います。
「フローリング張替え相場」というキーワードで検索して、表示されたとあるサイトの数字をここで二通りご紹介し、(営業妨害にならない範囲で・・・)考察してみようと思います。 😁
①6帖で10~20万
もっとお安い製品ですと、5000円/坪ほどのものもありますので、この場合は運賃込みで16000~18000円ほどでしょうか・・・
既存の剥がしがどのくらい掛かるのかの算定が悩ましいところですが、貼る手間の半分と考えて、剥がしたものの処分費もそのくらいと考え、請ける会社の経費も考慮しますと・・・
少しお高めの気もしますが、見積りとしては、妥当な線かもしれません。
[一般的な合板フローリングとして]
(30000×2+16000)×1.2 ≒92000 ~ (30000×2+50000)×1.2 ≒135000
くらいのイメージでしょうか・・・
剥がす手間と処分費を前述と同じ考えで行きますと、2日ほど分。
筆者の採用した9000円/坪ですと、材料費は60000円ほど。
前掲のもっとお安いものであれば、材料費は35000円ほどでしょうか・・・。
こう考えてしまうと、若干お高い印象はあるのですが、何の材料を基本として考えているのか?にも拠りますので、これもさほど的外れな数字ではないような気がします。
お高めの製品を使う場合だと、20000円/㎡くらい?というのが一般的な相場なのかな・・・と思われます。
でも、そうは言っても、合板フローリングは1枚が300mm×1800mmほどの大きさで、お高いものですと75mm×600mmなどという製品も存在はします。
単純に考えて頂ければ一目瞭然なのですが、一枚の製品を貼るのに、これだけで、手間は12倍ほども違ってきてしまいますので、一概には言えない部分もありますことを合わせてご認識いただければと思います 😔
ちなみに、筆者の建売マイホームは30坪弱なのですが、仮に全面を張り替えるとしてフローリング面積を概算で出しますと、以下のような感じになります。
30坪-便所0.5坪×2箇所-洗面1坪×1箇所-風呂1坪×1箇所-玄関(大きさがマチマチだと思いますが筆者の建売マイホームを例に取ると・・・)-0.5坪×1箇所-畳と押入れ3坪+1.5坪×1箇所・・・
これに加えて重複して算入されている階段部分が1-2F分で2坪弱・・・という感じですので、約20坪。
㎡換算しますと、÷0.3025ですので、約66㎡がフローリング面積ということになります。
色んな見方があるとは思うのですが、筆者の概算ですと、既存の床材の剥がしと処分がない場合、一日当り10~12㎡くらいは貼れると考えますので、一人の大工さんだと、これだけでも5~6日掛かってしまうことになりますよね 😐
前掲の「フローリング貼り相場」が正しいとしますと、この時間に加えて、安くみたって「何と!60万ほども掛かる」😓ってことになりますし、そもそもが造作材のセンスが悪すぎる!😠という問題もあることから、フローリングを張り替えたところで根本的には何も解決しませんので、まったく現実的ではありません・・・
ちなみに、筆者がここで書いている手間(例えば上記の「一日当り10~12㎡」)は、「原価」レベルの話ですので、実際の「見積り価格を算定する際の㎡数」とは根本的に異なりますし、今回のようにまとまった㎡数になれば、逆に、一日当たりの貼れる範囲はもっと延びたりもしますので、ご注意くださいね 😉
要するに・・・
何はともあれ、張り替えるにはコストも時間もだいぶ掛かってしまいますし、どっちにしたって根本的な解決には至らない、ということで、今回は、このLD(リビング・ダイニング)部分に限り、増貼りするという方向に決定することにしました。
ちなみに、この「増貼り」は剥がす手間と、剥がした材料を撤去処分する費用が掛からない形です。
既存の床材の上に張っていく形になりますので、全面的に張り替えない限り、既存の床面との段差も少し出てしまうのですが、最近(というかここ15年ほどでしょうか・・・)は「段差見切り」などという製品が存在しますので、これで対応することにします。
フローリング増貼り後の様子
さて、毎度のことながら前置きが長くなってしまいましたが、今回の増貼り(増張り)という形のフローリングリフォーム結果のご紹介コーナーです 😊
他の投稿でもご紹介している写真になるのですが、ビフォーアフター形式でリビングを見ますと以下 👇 のような感じです。
まずは、フローリング(増貼り)リフォーム前に当たるビフォー写真から。👇
お次は、リフォーム(増張り)後に当たるアフター写真。👇
1ヶ月以内くらいに撮影している、まさに居住中の撮影になりますので、だいぶゴチャゴチャしているのですが、床の色だけに着目して頂くと、把握しやすいと思います 😥
何と言うか・・・
「幼児が工作で厚紙の裏で作ったような陳腐な部屋のイメージ」が、このフローリングリフォームだけで、少し現実的な「家っぽく」なっていると思いません? 😅
ちなみに、今回採用しているフローリングは東洋テックスさんという四国の方のメーカーさんの製品で、筆者個人でみても25年ほどは使っているメーカーさんの、おそらく10年ほど前から採用している新(?)製品から、明るめの色を選定しています。
工務店を経営していた父の代から使っているメーカーさんですので、正確には分からないのですが、最低でも35年とかのお付き合いになるメーカーさんです。👏
色んな思いを持たれていらっしゃる方がいるとは思うので、評判は賛否両論だとは思うのですが、仮に、次に張り替えるようなことがあるなら、筆者なら、おそらく(ほぼ100%)この東洋テックスさんの製品を(また)採用すると思います。
※今、計画中の本業の方でも、数日前にお客さんにお勧めしたところ。😅
一応、この製品も紹介しておきますが、特に義理はありませんので、折りたたみます 😁
ご興味のある方は以下👇を展開してみてくださいませ。
随分前から知っていて、筆者から見ると、他社さんと比較しても引けをとるところが見つからないにも関わらず、なぜか?未だに誰もご存じないような気がする、少々微妙な印象のあるメーカーさんなのですが、30~35年前から存在し続けている、ということは、それなりに、筆者や父のような隠れたファンが存在しているということなんだろうと思います。 【PR】東洋テックス フロア材 ダイヤモンドフロアー 新HAシリーズ 光沢度70% 3.3m2 HA15 ナチュラルメイプル色 6枚入 【代引不可】 ちなみに、念のためですが・・・ もちろん、天然の木材を使用しているフローリングもありますし、(ちょっとお高い・・・)いわゆる「無垢フローリング」でしたら、当たり前に天然の木材は使用されていますので、ご安心ください。 例えば、ここ20年ほどの一般的な一戸建やマンションで、使用されている室内建具(ドア)や窓枠(窓の周囲に付いている枠)、巾木や周り縁(壁と床や天井の境目に付いているモノ)、カウンター材など、さらには、マンションのエントランスに付いている木目調のドアなどは、一見木製に見えているかもしれませんし、木製といえば木製と呼べる場合もあるのですが、「天然木」は基本的に使われていません。 皆さんは周知の通りかもしれないのですが・・・ たまに 「へっ?そうなんですか???👀」 と 露骨に驚かれたりして、こちらがビックリしてしまうこともありますので・・・😋 念のため。 要するに、木目調というか・・・ 「だって所詮[紙]でしょ? 😒 」とかおっしゃる同業者も、たまにいるのは否定しませんが、「だってお宅が使ってるのもシートじゃなかったっけ? 確かに紙じゃないけど、ぜんぜん木じゃないじゃん?」と言い返したいところです 😌 科学的に合成された「シート」と比べれば、「紙」と呼ばれる素材を使っている材料の方が、少なからずエコですしね。 何の義理もないのですが、合板フローリングの中では、間違いなく東洋テックスさんのはお勧めの製品です! ★何点か補足です★ まず、筆者が過去に愛用していたシリーズは(確か)OAシリーズというシリーズです。 このOAに似たシリーズが、現存している「AAシリーズ」だと思われます。 それ以前に、工務店を27年経営していた父が愛用していたのは、今でもカタログに残っている「Rシリーズ」というシリーズになります。 あと、念のためですが、冒頭の画像の中に「定価\33,500/坪」との表記がありますが、実際はこんなにお高くはありませんので、ご安心を! 一度、サンプルを請求して、そのサンプルを親指の爪で強く引っかいたり、爪を強く押し付けてみてください。(当たり前ですが、サンプルは無料で送ってくれるはず・・・)
先述の通り、父の代から数えますと最低でも30年ほどの付き合いになると思われる、(なぜか?未だにマイナーな?気がする)東洋テックスさんから、今回の増貼りで筆者の建売マイホームに採用した製品をご紹介しておきます。・東洋テックスさん:ダイヤモンドフロアー HAシリーズ HA15
断面構成は一番上の画像の通りなのですが、このHAシリーズは天然の木材は使用されていません。
今となっては、当たり前なのですが、皆さんがご存知でない可能性もあるので、少しご説明しておきます。
平たく言いますと、木目調に見えるように印刷されたシートや紙を表面に貼っているだけです。☝
念のためのお話で論点がズレてしまいましたが・・・
このHAシリーズは印刷された「なんちゃって木製」のフローリングではあるにしても、東洋テックスさんの製品で今まで使用してきたフローリングは、同系統の他社フローリングの似たような価格帯の中で比較すると、明らかにコスパの面で優れている、と筆者は思います。
今ほど東洋テックスさんのカタログをパッと見したところ、見つかりませんでしたが、15~20年前の工務店をやっていた時代の現場は全て、このOAシリーズでだったと思います。
あくまでも原価レベルの話にはなるのですが、父が経営していた5人ほどの規模の工務店でも25~30%ほどの数字では仕入れていましたので、お客さんに提示する消費税抜きの数字としては、33500×0.25~0.30×(多くて)1.2ほどとお考え頂いて大丈夫だと思います。 😲
どこの他社にもない、東洋テックスさんのこだわり(?)が垣間見えるものと思いますので。
あとはアフター写真しかないのですが、お次は、先ほどの撮影位置から少し前に出て、リビング側から左方向に当たる和室方向に視点を移して撮影した写真です 👇
左奥に見える白いオットマンが放置されている部分が和室(畳コーナー)になるのですが、この右奥に見えるのが、リフォームをしていない既存のフローリングのままの玄関ホールです。
認識しにくいと思うのですが、中央の収納の右裏に少し見えているのが、廊下部分の既存の白いフローリングになります。
ちょっと分かりにくいと思いますので、この奥の廊下側からの写真も以下👇にご紹介します。
手前の白い部分が廊下の既存フローリング。
右奥に「真っ白に」写っているのが、キッチン部分の既存フローリングになります。
キッチンは100W相当のLEDダウンライトを2灯つけていますので、両方とも点けると、必要以上に明るくなりますので、汚れが摺り込まれてグレーになったフローリングであっても、さすがに白く見えるんですね 😝
説明が不十分のまま進んできてしまっていましたが、今回の増貼り範囲はいわゆるLDの範囲のみですので、キッチンや廊下は増貼り士フォームをしていない既存のフローリングのままの状態になっていまして、増貼りをしている分の12mm分の段差は先述の通り、「段差見切り」なるもので処理している形になります。
以下の図面で言いますと、要するに「水色」の部分だけしか貼っていませんので、和室の畳は今回の増貼りの床高に合わせて、少し(12mmほど)上げているのですが、赤で図示した部分に「見切」を入れて処理しています。
先の写真は廊下からLD入口辺りを写した写真なのですが、段差見切りも写っていますので、左付近を拡大してみてみましょう。👇
下側に写っている白っぽいのがフリーリングの増貼りリフォームをしていない既存のフローリング。
上側に写っているのが、増貼りしている、リフォーム後のフローリングになりますので、その12mmの段差を解消するために入れている中央付近に写っているのが、既製品の「段差見切り」です。
上の図では、図示をし忘れている部分もあるのですが・・・
要するに、12mm厚の段差が生じてしまう部分には基本的に入れる必要がありますので、今回の増貼り改修で必要となる箇所は、廊下側からのLD入口/廊下側からの和室入口/キッチン入口/図示し忘れている洗面所入口、の計4箇所。
LDと和室間については、段差をなくそうと畳の下に12mmの合板を追加してもらったのですが、なぜか高さが合わず・・・、見切り材を入れてゴマかした形になってしまいました。😋
全箇所ご紹介するのもなんですし・・・、お次はちょっと微妙な感じになってしまっている和室入口。👇
前述の通り、増貼りのフローリングの高さと畳の高さを合わせたく、フローリングの厚み分の合板12mmを畳の下に敷き込んでもらったのですが、なぜか12mmきっかりにはなりませんで・・・、四苦八苦した結果、こんな👆処理になっています。
ま、畳の厚みは一定でないのが当たり前ですので、止むを得ない部分かな・・・と思っています。
もちろん、この話がお客さんのお宅でのお話だったとすれば、こんなレベルの(その場凌ぎの)処理では許されないのですが・・・ 😱
建築士ではあるにしても「自宅」ということで、ご容赦頂ければと思います。
この和室入口以外は、特に大きな問題もありませんでしたので、前掲のLD入口に使用した既製品の「段差見切り材」を使用した形にです。
ちなみに、この「段差見切り」なるものを使用したのは、本業も含めて初めてでしたので、正直なところ、ちょっと違和感が残りそうな気がしていたのですが、段差自体も気になりませんし、この見切りの存在自体もすっかり空間に馴染んでいますので、改修後5年弱ほど経過している現在では、磨耗による色落ちなども見られず、劣化している様子もありませんので、賢明な判断だったと自負しています 😉
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フローリング増貼りのデメリット&メリット
ざっと、建築士である筆者の建売マイホームでの「増貼り」の内容をご紹介してたところですが、このフローリングリフォームには、メリットだけではなく、やはり少なからずデメリットがあることも否めませんので、ちょっと整理しておこうと思います。
フローリング増貼りのデメリット
冷静にお考えいただければ当たり前のことなのですが、この「増貼り」はご紹介してきたとおり、既存の床面との段差を解消するための何かしらの処理が必要になります。
また、ここでは話題に出しませんでしたが、以下のようなデメリットもあります。
※デメリットといいますか、どちらかと言うと、注意すべき点ですね・・・。
掃出しサッシとの取合い
フローリングの増貼りをしようとしている範囲に、仮に、既存の掃出しサッシ(床面までの窓)がある場合は、このサッシの下端が[±0]の高さなのに対し、増貼りするフローリングの仕上面は[+12mm]になりますので、この取合い部の処理が必要になります。
巾木同士の取合い
これも当たり前といえば当たり前なのですが、床面に段差が付くことで、この床面から立ち上がっている巾木の天端にも段差が生じます。
いわゆる「巾木」に既製品が使われている場合、既製品のH寸法は通常ですと60~65mmなのですが、例えばH60mmの巾木だった場合は、既存の巾木天端は[+60mm]。
増貼りする部分は床面自体がフローリングの厚み分の12mm上がってきてしまいますので、60+12で、巾木天端は[+72mm]の高さになります。
それこそ、本業である我々がプロとして考えて、適切な処理をするべき部分なのですが、正直いって、この処理は意外と難しい場合が多いです・・・ 😐
具体的に書きますと、どこでどのような形で段差処理をするのが美しく、違和感がないものとなるのか?というのが、難しいです 😓
これだけ「段差見切り」自体がメジャーになってきている昨今ですから、今後、段差処理をしやすい巾木が普及していく可能性は高いのではないかと、一建築士としては勝手に思っているのですが・・・
現状では、大工任せだったり、設計屋任せになってしまって、意図しない部分で変な仕上がりになってしまうことも、少なからずあるものと思われますので、フローリングの増貼りを検討される場合は、この点も予めご留意いただいた方がいいと思います 😊
フローリング増貼りのメリット
個人的見解かもしれませんが、筆者の建売マイホームの例を用いて、ご説明してきたとおり、この[増貼り」はメリットの方が多いような気がします。
あくまでも上記二点の問題がクリアになれば、ですが・・・ 😶
① 何と言っても、貼替えよりもコストがお安い♪ 😍
② 既存の剥がしがないのでエコ! かつ後期が短くて済む! 😘
③ 特に建売の場合、ちゃんとした業者に頼めば床鳴りが減るかも・・・♪ 🤫
③については、上ではご紹介してないのですが・・・、
筆者の建売マイホームでは、忍者屋敷並みの「鴬張り」だった(というか既存部は今でも床鳴りがヒドい! 😠 )部分の床鳴りが、増貼り部分に限って、ピタッと止まっています 😍
きっと、付き合いの長い「T建設のO氏」が、口うるさくってメンドくさい傾向のある、建築士である筆者からのクレームを回避するために、気を使ってくれた結果だとは思うのですが・・・ 😌
[補足]
床鳴りについては、困られていらっしゃる方々も多いのではないかと思いますので、裏技と呼べるほどの内容ではないのですが、少し書いておきます。
増貼りでの床リフォームを計画する場合、二次的な作用として、床鳴りが減る場合があるということを念頭に置いておいて頂いて、頼まれる工務店さんやリフォーム屋さんとの契約直前に以下のように、一言聞いてみるようにすればいいのではないかなと思います。 🤫
「そういえば、フロアが二重になるという意味で、床鳴りが減ったりすることも、フツーに期待してるんですけど、大丈夫ですよね?」 👀👂
その後、できれば、施工中のフローリングを貼り出す前、一服の時間帯(10時/15時)を敢えて狙って、一服用のお茶やちょっとした茶菓子をさりげなく現場に届けつつ顔を出し、担当の大工さんをみつけて、直接、(必ず世間話を絡めつつ)ぜひ床鳴りも抑えたいんだ・・・という意図を(何となく)お伝え頂ければ、よっぽど変な業者さんや大工さんでない限り、少なからず努力はしてくれるはずです 👍
実際はフロア部分だけが原因ではなく、根太や大引きも原因だったりすることもあります。
ですので、フローリングの増貼りだけで100%に近い改善を期待するのは、そもそもは完全に筋違いですので、この点はご認識ください。
最後でちょっと余計なことを思い出してしまったので、横道に逸れてしまいましたが、増貼りのデメリットとメリットを簡単にご紹介しました 🙏
しかし、今、改めて思うのは・・・
この床鳴りって何なんでしょうね・・・ 😡
冗談や誇張表現は抜きにして、「○ク○○ーム」さんの建てられた、筆者の建売マイホームは、万が一、忍者が侵入したとしても、そもそもが、いっつも床鳴りしまくっていますので、忍者の侵入すら気付くことのできない、ある意味で完璧に近い?「鴬張り」工法なんですよね。
何のための、ここまで徹底した「鴬張り」なんでしょうかね・・・
筆者が建築士だってことを施工前から知っていて、わざとそうしたんでしょうか?
でも、完成して数ヶ月後に、古い知人のM氏に紹介されるまで、こんな建売は存在すら知らなかったはずなのですが 😢
どうしたら、ここまでの鴬張りができるんでしょ? 😒
理解が追いつきません・・・ 😔
今日のまとめ
本日は、別の投稿「ダメ出しPartⅠ」、「ダメ出しPartⅡ 」で挙げさせていただいたと思い込んでいて、他の箇所が気に入らなすぎて、すっかり計上することを失念していた、なぜか白い?既存フローリングの一部を改善する、具体的なリフォーム内容について、[LDのフローリング増貼り!]とのタイトルの元でお話してきました。
※「LD」とは「リビングダイニング」の意味です。(念のため)
要するに、リビングのフローリングのリフォームを「増貼り(増張り)」という手法で行ったお話でした。
毎度のことながら・・・、全般的にグチっぽくなりがちでしたし、「鴬張り(うぐいすばり)」の話などへ論点がズレてはしまったのですが、方向性としては、気に入らない箇所を改善するという意味で、前向きな話をしてきたつもりですので、ご理解いただけると有難く思います 🙏
でも、毎度のことながら、やっぱり・・・
そもそも、建築士は、建売なんかを購入してはいけない気がしますね 😣
ご清聴、どうも有難うございました 🙏
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