今日は、近日中にUP予定の「エアコンの配管カバーは必要か?」という記事への補足としまして、そもそもエアコンの配管カバー内に何が入っているか?という点について、先行して整理しようと思います。
※本稿がUPできましたら、ここにリンクを貼りますね。👆
エアコンの配管カバー自体の部材構成などについては、また別の記事になるのですが、「エアコンの配管カバーの部材構成」ということで、これも準備中ですので、(後日)必要に応じてご参照頂ければと思います。🤗
最近のエアコンの配管は、一般的には配管カバーの中に納まっていて、認識しにくくなっていますから、そもそもエアコンの配管自体がどのような構成になっているか?という点が、一般の方々には分かりにくいかな・・・という気がします。
周知の方も多くいらっしゃると思いますので、敢えて解説するほどの内容でもない気がしていたのですが、本稿「エアコンの配管カバーは必要か?」を書きだしたら、やっぱり説明しておかないと文章がまとめづらかったため、先に整理することにした次第です。😅
・・・という訳で、この点について、先にご紹介しておこうという内容になります。👌
エアコンの配管カバー内に何が入っているか?
補足記事ですので、前置きも、いつもの能書きもなく、いきなり本論に入りますが・・・ 😁
エアコン配管カバーの中に入っているモノ・・・
要するに、入っているのはエアコンの配管と配管に他ならないわけなのですが、具体的な写真でご説明しますと、以下👇に書き込んだ通り、ペアコイルと呼ばれる冷媒配管、ドレン管、Fケーブルの三つです。
エアコンの配管カバーでは名高い因幡電工さんのカタログに、認識しやすい絵がありましたので、引用させて頂きつつ、イラストでもお示ししますと、以下のようなイメージになります。👇
因幡電工さんの配管カバーカタログの製品説明部からの引用になりますので、ここでは関係ないことも書いてあるのですが、上記👆の三点がエアコンの配管カバー内に納められていることが、お分かりになられるものと思います。🤔
ひとつひとつその役割なども、ザッとご紹介しておきます。😊
ペアコイル(冷媒配管)
まずは、エアコン配管の肝となる「ペアコイル(冷媒配管)」と呼ばれる被覆銅管ですが、以下👇のような製品になります。
被覆された銅管の二本セットになりまして、太い方が冷媒ガスを室内機から室外機へ運びます。
細い方はと言いますと、逆方向、つまり室外機側から室内機側に冷媒液を運ぶ役割を持っています。
※分かりづらいので下の方のイラストにまとめてあります。
これも細かい話をしているとキリがなくなってしまいますが、要は室外機内の熱交換機によって液体となった冷媒液が室内機に運ばれ・・・
室内機の熱交換機で気化された冷媒ガスが室外機に運ばれる、ということですね。☝
あまりいい絵が描けなくて、ちょっと分かりにくいかもしれないのですが、断面的に整理しますと、モノとしては以下👇のような形で内部の銅管を断熱材で被覆した構成になっています。
この一番外側の仕上げ材(PEエンボスフィルム)とやらがある部分に、もう少し耐候性のある素材が使われるようになれば、後述する筆者の建売マイホームの配管のような、酷いことにはならないのはないかと思うのですが・・・ 😞
ま、配管カバーが取り付いて、保護されることが大前提の製品だと思いますので、その観点からは致し方ないのかもしれませんね。🤔
ドレン管(エアコン排水ホース)
ドレン管は、エアコンの室内機側から排出される結露水を排水するための配管です。☝
これも色々あるのですが、皆さんがご認識しやすそうな製品でご紹介しますと、以下👇のような製品が分かりやすいかと思います。
要するに、「エアコン排水ホース」ということでご認識いただいている、デコボコでちょっと柔らかめのプラスチック系のホースですね。
これを我々はドレン管と呼んでいます。🙂
これも耐候性の高い素材ではありませんので、意外と何年も持つ場合もあるのですが、原則として数年で、条件によってはボロボロになってしまいますよね。😓
エアコン配管カバーを付ける場合も付けない場合も、一緒くたに立ち下ってくるのですが、ご存じの通り、室外機までは行く必要がありませんので、途中でこのように都合のいい箇所で放流されるのが一般的です。
ただ、本当はエアコンのドレン排水は「雑排水」扱いですので、「雨水」のように垂れ流しにできるものではありません。
話のニュアンスは逸れるのですが・・・ 😓
Fケーブル
Fケーブルは室外機を動かすための電源を、室内機から、室外機に送るためのただの電線です。
例えば、こんな👇製品になります。
Fケーブルも被覆はされていますが、電気工事でも屋外配線になる場合は、鋼管やモールで保護するのが一般的ですので、それほど耐候性のあるものではないものと思われます。
室外機側でコンセントから電源を取るようなタイプもありますので、100%ではないとは言え、この三本(三種類)の配線と配管が、通常の場合、エアコンの配管カバーの中に納められています。
要するに、エアコンの配管と呼ばれるセットが、配管カバーの有無に関わらず配管される・・・ということです。🤔
今日のまとめ
本日は、エアコンの配管カバーの中に何が通されているのか?という点について、本稿「エアコンの配管カバーは必要か?」の補足情報として、ご説明して参りました。
すぐ上👆でも書いた通りですが、いわゆるエアコン配管と呼ばれる、ペアコイル(被覆銅管)、ドレン管(エアコン排水ホース)、Fケーブル(ただの電源用の電線)の三点セットが通されています、という結論です。
簡単な解説となり、恐縮なのですが、本日も最後までお読みいただき、どうも有難うございました。😌
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