今日は、お住いのお庭から出てくる、砂利や石ころ、ガラなどの処分についてのお話です。🙋
※要らなくなったような庭石や敷石、防犯砂利なども含みます。
念のためですが、「ガラ」とは?
コンクリートや瓦、コンクリートブロックなど、解体工事などで発生した産業廃棄物の破片や欠片の総称です。
正確な定義は曖昧なのですが、同じく解体工事で出たものであっても、木材や鉄、ボード系などの破片は「ガラ」とは呼ばない場合が多いです。
つい先日、庭に芝を植えるために庭の一部を15センチほどの深さで掘り返して、篩(ふるい)にかけたところ・・・ 😳
土の中から、土嚢(どのう)袋で何と!30袋ものガラを含んだ石ころが出てきた!😱という、筆者の妹から、本業の方で相談を受けましたので、その際の実話を元に、
庭から出た石の処分方法を、徹底的に調べ上げて考察した結果や、思いつく限りの石処分の8つの方法なども含めて、お話していきます。👍
筆者の建売マイホームの庭でも、石ころやガラは出てきたのですが、処分しよう等という頭にはなりませんで、ぜんぜん気にせず庭に積み上げて、そのままにしてしまっていた😅こともあって、今回の相談にブチ当たるまでは、問題視することもなかったのですが、
今回の諸々の調査で、この庭から出てきた石ころやガラの処分が意外と厄介であることを認識したところです。😓
同様なケースで、お困りの方がいらっしゃれば、何かしらのお役に立てるはずですので、参考にしていただければ幸いです。👌
要は、石処分のお話になるのですが、お庭から出てくる砂利や石ころやガラ、大きな庭石や敷石、防犯砂利など、石全般の処分に関するお話になります。☝
全てを指す場合、総称して「庭石や石」とまとめさせていただいておりますので、紛らわしくて恐縮なのですが、読み替えていただけると有難いです。🙏
今回の庭石や石処分騒動の経緯
先の通り、今回は筆者の妹からの相談を受け、色々と嗅ぎまわった結果、庭石や石の処分が意外と悩ましいことを認識した次第なのですが、そのまとめということになります。☝
これも冒頭で触れた通りなのですが、相談の内容というのは以下👇のようなものでした。
庭から出てきた土嚢袋30袋分の石ころやガラ
筆者の建売マイホームの狭ぁ~い庭😩と違って、妹の建売りには20~30㎡ほどの庭があります。
その庭に芝を植えるため、土だった部分を15cmほど掘り起こして、余計な石ころを取り除くため、篩(ふるい)掛けたそうです。
すると・・・😳、冒頭でお話しした通り、以下👇のような、土嚢袋で30袋ほど分の石ころ(やガラ)が出てきた🥶!けど、庭の土の中から石の処分ってどうすればいいんだろね?というのが、今回の相談でした。😐
正直なところ、あんまり気にしたことがありませんでしたので、普通にゴミ出しの日に出してしまえばいいんじゃないかと頭をよぎったのですが・・・
そんな簡単な話なのであれば、そもそも相談されるわけがありませんので、この庭から出てきた石の処分方法も含めた、石や石ころ、砂利などの処分方法を色々と調べてみることになった・・・という経緯です。😅
土嚢袋の中身を見ますと、40年ほど前の芋ほり遠足を思い出すような代物(シロモノ)が、満タンに詰め込まれていますが、この👇写真なんかは、いわゆるガラです。
遠足で掘り起こした芋なんかではなく、土で汚れているだけの、石ころや、紛れもないコンクリートの破片(ガラ)😨になります。
※周知のとおり、ガラはただの産業廃棄物です。
あんまり沢山の写真を掲載しても・・・と思って、粒の大きめのガラが入ったモノだけしか掲載していないのですが、妹の建売りの庭からは、もっと粒の小さい石ころも大量に出てきていました。😰
※中盤から後半辺りのここで掲載しています。
一言でガラと言っても、全体的に角が取れて丸まっている印象がありますので、さほど新しくないガラであることが、これらの写真からは読み取ることができます。🤔
庭土に石ころやガラ等が混入する理由と可能性
相談を受けた当初は、前項でご紹介したような具体的な写真は、実はまだ入手できておらず、「土嚢袋30袋分の石ころが出てきた」という話だけでしたので、30袋は引っ掛かるとしても、石ころくらい出てくるだろう🙄・・・というのが正直なところでした。
そもそも、庭の土に石ころやガラなどが混入する理由と、混入する可能性について、先にお話ししておこうと思います。
既存建物の基礎解体時に石ころやガラが混入
元々建っていた建物を解体する際、基礎の解体が必ずありますので、その基礎コンクリートの破片が回収しきれず、土の中に混入しているままであることは普通にあります。😑
この👆ような形で、一体の大きなコンクリートの塊を粉砕して細かくしてから、ある程度分別して、処分することになるのですが、
室内で手作業による分別をするわけでなく、泥の上でのザックリの分別にならざるを得ないため、最初っから泥にまみれてしまって、どうしても残ってしまうガラがあるからです。
基礎周り等の埋戻し時に石ころやガラが混入
また、この他に、基礎工事工程の後半にある「埋め戻し」という工程で、石ころやガラが混入してしまうケースもあります。
現在は設計職ですので、埋め戻し土の品質などはあまり気にしなくなりましたが、工務店時代の施工経験を思い出しますと・・・
基礎工事の際に周りを埋め戻す際、わざわざ高額な良質な土を購入して埋め戻すようなことにはならず、どこかの現場で掘り起こされた、いわゆる「残土」を処分屋からもらってきて埋め戻す・・という形が通例でした。
もちろん、植え込みや畑になる予定のお庭であることが予め分かっている場合は、工事に入る前の見積りの段階で、必要な数量分の良質土を計上して見積もることになりますので、「残土」で埋め戻すことにはなりません。☝
特に何も指定がない場合は、残土で埋め戻すのが通例ですので、石ころや小さなガラくらいは平気で混入していますし、大きな粒以外は拾い上げることもなく、そのまま引き渡しに至ることになります。😑
足場をバラす時に、足場の上に載っていたゴミやカス、金物などが一気に地面に落ちますので、そのような、明らかなゴミ関係は引渡し前にもちろん掃除します。☝
また、わざと石ころを土に混入するというわけでなく、残土処分屋からもらってくる「残土」に最初から混ざっているんです。
残土屋の方でも、わざと混入しているわけではなく、残土を受け入れる際にすでに石ころやガラが混ざったものが搬入される・・・ということです。
その後、混入が酷いモノについては、残土屋の方でもガラや石を振り分けたりして、石関係は別に処分しているようですので、混入量によって、こちらから持ち込む際の受入れ価格(処分費)も違ってくるものです。
結果、当たり前に石ころやガラが混入しているお庭ができ上がってしまう・・・という訳ですね。☝
特に今回問題となっている妹の建売りには、擁壁がありますので、この擁壁の埋戻しの際の残土にも、石ころやガラが混入していることで、処分すべき石などが、膨大な量になってしまっている可能性もあります。😕
擁壁の裏込め砂利が出てくることもある?
あと、その他、石ころやガラ的なモノが庭から出てくるケースとしては・・・
擁壁のある敷地の場合、庭の土を掘り起こすことで、擁壁の「裏込め砂利」が出てきてしまうような可能性も無きにしも非ずです。
先の通り、土嚢袋に「30袋」🥶との量の多さには驚きましたので、今回も最初は、この擁壁の「裏込め砂利」を掘り起こしてしまったんじゃないかと思って、この👇図を送って妹に確認したくらいですし。😅
結果的に、ほぼキッカリ15センチしか掘り起こしていないようですし、後に、実際に出てきている石ころやガラを見ても、裏込め砂利に繋がる様子は見られませんでしたが、
擁壁の裏側付近を、深さ30センチ近くまで掘ってしまうと、この「裏込め砂利」が出てきてしまいますので、注意が必要です。☝
ま、水捌けをよくするために入れられているだけのモノですので、多少掘り起こしたからといって、石の処分量が増すくらいで大きな影響はないのですがね。
また、「裏込め砂利」に使われる砂利はこれら👆👇のような砂利である場合が多いので、実際には泥まみれの状態で出てくるため、見分けがつきにくいかもしれないのですが、参考にしていただければと思います。
ちなみに、1枚目の「再生砕石」は製品名だと「RC-40(アールシー40)」と呼ばれますが、廃材を混入したリサイクル砂利ということになりますので、小さめのガラ(コンクリート屑)が混じっている場合もあります。
庭を掘り起こしたときは、実際は泥だらけでこんな👆状態のはずですので、分かりにくいとは思うのですが。😓
その他モノが混入する可能性について
筆者の建売マイホームにおいて混入していた石ころやガラは、先の通り、邪魔にならない箇所に集めたり積み上げたりして放置してあるのですが、妹の建売りと比べると、庭の狭さの違いは大いにあるとしても、土嚢袋に換算してもせいぜい5袋ほどでした。
その他に出てきたモノとしましては、この記事を書きながら思い出したところですが・・・
そう言えば、ガラや石ころに混ざって、塩ビ管や瓦の破片が、それなりに大量😱に出てきたことを思い出しました。
量としては市販の30Lのゴミ袋に2~3袋ほどでしたので、普通にゴミ出しの日に出してしまったのですが、色々と調べまくった今思うと、瓦の処分はマズかったかも知れませんね。😓
※ガラの類ということで自治体では引き取っていないかも・・という意味。
塩ビ管や瓦は、明らかに、解体工事の際に発生した産業廃棄物ですが、その敷地に建っていた建物の解体時の分別処分が甘くて発生したモノなのか、埋め戻しの際に使用した残土屋での分別が甘くて混入することになったモノなのかは、定かではありません。
また、筆者の建売マイホームでは入居前の新築リフォームで、壁をぶち抜く改築やリビングのプチ増築などといったちょっと大きめの工事も行なっているので、その時の業者の片付けが甘かった可能性も大いにありますね。😓
庭石や石処分の方法(案も含む)8選
では、この手の庭石や石を処分するとした場合、実際にどのような方法が考えられるのか?という点について、今回の騒動で筆者が当たってみた方法も含めて、以下にまとめます。☝
当たってみていない方法論もありますので、あくまでも「案」も含む!ということで、ご認識いただき参考にしていただければと思います。😌
今回ご紹介する庭石や石処分の方法は、以下👇の8選になります。
・・・が、有料処分にはなってしまうのですが、おそらく⑥の専門業者に託す・・が最も正しい方法ということになります。😩
- 1.不燃ごみとして自治体で石処分
- 2.ホームセンターで石処分
- 3.自然に返す(土に返す)石処分
- 4.石の販売業者に返す石処分
- 5.誰かに譲渡or販売して石処分
- 6.専門の処分業者に託して石処分
- 7.変則技で石処分
- 8.土地の売主に返す石処分
なお、今回の庭石や石処分騒動で、我々が最終的に行き着いて、(たまたま)成功した石の処分方法は、⑧の土地の売主に返す・・でした。
たまたま上手くいった感がモリモリでしたし、後述もしますが、筋違いに当たってしまう場合もありますので、注意は必要です。😩
また、どれも全てのケースに当てはまるわけではありませんので、⑥の専門業者に託す・・以外は、ケースバイケースで臨機応変な判断が必要ですし、確実な方法論ではありません。
予めのご了解をお願いします。🙏
庭石や石処分の方法1:不燃ゴミとして処分
まずは、不用品処分の基本中の基本、自治体に不燃ごみとして回収してもらう・・という方法です。🙌
・・・が、先行してUPしてある補足記事「石処分の可否をホームセンターに聞いてみた」の冒頭でもお話ししたように、基本的に自治体では庭石や石などの回収については、あまり積極的に行なっていない場合が多いです。
少量であれば、庭石や石系のモノであっても回収してくれる自治体もありますので、直接お聞きになられた方が早いと思うのですが、今回の土嚢袋に30袋・・などという大量な処分はまずできないでしょう。😞
少量ずつなら引き取ってくれる自治体の場合なら、もちろん気長に少量ずつを定期的に出して、結果的に数年後に庭石や石の処分を完了させることはできます。🥱
この👇自治体何かは比較的いい方ですが、これでも、庭石や石などが土嚢袋に30袋ともなるとどれだけの日数が必要になるのか見当も付きませんよね。😕
コンクリートブロック👇の処分も少量ならできるようですので、ガラなどであっても少しずつであれば回収してもらえるかもしれません。
実際にはお住いの自治体の分別表などでご確認いただくのが、手っ取り早いのですが、いずれにしても過度な期待はできないのが現実かと思います。
あくまでも今回調べた限りにはなるのですが・・・。😞
庭石や石処分の方法2:ホームセンターで処分
お次は、今回の庭石や石処分騒動で、最も可能性が高いと思われた、ホームセンターに持ち込んで処分してもらう・・という方法です。☝
「土」の処分まではしてもらえる・・という認識はありましたし、WEBで嗅ぎまわると、数は多くはなさそうでしたが、庭石や石の処分もできそうな印象でしたので、最有力候補になっていました。😘
・・・が、結論を申し上げますと、ホームセンターでの庭石や石処分は、条件によっては引き取ってもらえるのですが、全体的に見ますとちょっと厳しそうな印象です。😬
この件については、心当たりのある3件のホームセンターに、直接問い合わせを入れてみた結果を、別の記事で整理していますので、大変お手数なのですが、こちら👉「石処分の可否をホームセンターに聞いてみた」をご覧になっていただければと思います。
今回、聞いてみた3件ですと、島忠さんに限り、購入した庭石や石と同仕様、同数量であれば引き取りも可能とのことでした。😑
庭石や石処分の方法3:自然に返す
次に、普通に考えると最もエコで合理的な気がする、庭石や石を自然に返す・・という処分方法です。
「自然」と書きましたが、「土に返す」というニュアンスで二つに分けてご説明します。
庭石や石処分の方法3-1:山や川に捨てる(返す)
筆者も当初、最悪は川や山に捨ててしまえばいいのではないかな🙄・・と思いましたし、それが合理的な方法に思えました。
・・・が、自分勝手な解釈を捨てて冷静に考えてみますと、実際に、過去に山や川から採取してきた庭石や石でしたら、元の位置に戻す(返す)という意味で、筋が通るかもしれませんが・・・
ぜんぜん関係のない庭石や石を、自然の山や川に捨ててしまうのは、不法投棄に当たる可能性が非常に高いですよね。
特に、防犯砂利など人工的な石の処分をされる場合は、なおさら違法行為に近づいていくことになりますので、倫理的な観点より、くれぐれも避けて頂いた方が賢明です。☝
庭石や石処分の方法3-2:敷地内で処理する
元々どこにあった石なのか?知ることができれば、元の位置に戻すこともできる訳ですが、そんなことは知る由もありませんよね。
購入時に「~川産」などと書かれていたとしても、その川のどこにあったのか?なんて分かるわけがありません。😩
外がダメならじゃあ内しかないか😟・・となるわけですが、ご自宅のお庭の中で邪魔にならない箇所に放置するか、埋めてしまうか・・という方法もあります。☝
既述の通り、筆者の建売マイホームでも、それなりに大量の石ころやガラは出てきました。😐
・・・が、個人的には、出てきて当たり前だと考えていましたので、処分するとかしないとか・・という考えには及ばず、敷地内の邪魔にならない箇所に積み上げたりして、基本的にそのまま放置しています。😑
当初の新築リフォーム後の入居から7年近く経ちますが、今回の妹から相談された庭石や石処分騒動が起きるまでは、正直なところ1mmも気になっていませんでしたので、何となくモヤモヤ感は残るものの、意外と気にならないかもしれませんよ。😅
あとは、土間コンクリートを打設する際に混ぜてしまう・・とかができれば、とってもECOですし、全く邪魔にはなりませんよね。😝
庭石や石処分の方法4:石の販売業者に返す
お次の庭石や石処分の方法は、前々項の「②ホームセンターで処分」にも通ずる方法論ですが、元々購入したショップやメーカーに相談してみる・・という方法です。☝
防犯砂利であれば防犯砂利を購入したお店やメーカー、庭石や敷石などの類であっても同じく購入したお店やメーカー、造園屋さんなどに、まずは相談してみるのは、ごく自然で妥当な流れですよね。😉
今回のように、庭を掘り起こしたことによって発生した、ガラや石ころの場合は、通用しない作戦にはなりますけど。😩
防犯砂利や庭石を含む石などには、今のところ家電リサイクル法的な定めはありませんので、メーカー側で回収対応してくれるケースは少ないと思われるのですが、筋から言えば、本来は製造者(販売者)側が適切な対応をしてくれてしかるべき部分です。😤
ですので、回収まではできないにしても、きっと合理的なアドバイスがもらえるはずです。☝
ちなみに、先ほどアイリスオーヤマさんに問い合わせを入れてみましたので、回答が来ましたら、以下👇に掲載しようと思っています。😁
アイリスさんからの回答
正直なところ、もっと前向きな回答を期待していたのですが、結論を言うとあっさりでした。😞
「防犯砂利」ということで、限定して問い合わせたのですが、全く回収はできない!とのこと。
回収できない場合はその他の合理的な方法を・・・とお願いもしていましたが、自治体か専門業者に相談してくださいとのことでした。
ですので、現段階(2021年11月)では、この販売元に返すという石処分は現実的ではないのかもしれません。😓
そうは言っても、既述の通り、購入した分と同仕様であれば同数量までは引き取ってくれる、ホームセンターさんはありましたので、「販売元」という意味では、可能性はゼロではない・・と言ったところでしょうかね。🤔
ホームセンター系での石処分については、先ほどもご案内しましたが、別の投稿「石処分の可否をホームセンターに聞いてみた」でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。👍
庭石や石処分の方法5:だれかに譲渡or販売する
この作戦は個人的にはどうなんだろう・・・と思いつつなのですが、考えられる方法としてはひとつあるかな、と思いますので、アイデアのひとつとして計上することにしました。😑
庭石や石を、ヤフオクやメルカリなどを利用して、誰かに譲渡するか、販売してしまって処分する・・という方法です。☝
もちろん、処分しようとしている庭石や石が、ここでも以下👇のような純粋なガラであるときは無理でしょうが・・・😩
例えば、何トンもあるような、以下👇の写真みたいな、立派な「庭石」である場合や・・・
こんな👆に大きくなくても、以下👇のようなちゃんとした庭石や石でしたら・・・
ヤフオクやメルカリを利用すれば、場合によって、その庭石の引き取りに来てもらう必要は出てきてしまいますが、譲渡できる可能性も十分にあるはずです。😁
また、いわゆる石屋さんや造園屋さんの類の業者さんでしたら、再利用可能な庭石や石であれば、引き取ってくれる可能性もあります。
いわゆる石屋さんや造園屋さんの場合は、何かの仕事を頼んだツイデなどでないと難しいかもしれませんね。🤔
例えば、造園屋さんに庭木の剪定を頼んだ時とか、芝を敷いてもらう時とか・・・
数十年前ですが、お客さんのお宅では知り合いの造園屋さんに引き取ってもらって、それなりに大きめ庭石を処分したことがあります。
今回の騒動では当たってみたわけではありませんので、はっきりしたことは言えないのですが、可能性はゼロではありませんので、時間に余裕がある場合は当たってみてもいいかも知れない石処分の方法のひとつです。😊
庭石や石処分の方法6:専門の処分業者に託す
不用な庭石や石処分の方法としては、この方法、つまり専門の処分業者に頼んでしまう・・という方法が一番スマートですし、おろらくこれが正しい庭石や石の処分方法です。☝
今回の庭石や石処分騒動では、まず相場を認識したかったこともあって、合計6~7件の処分業者さんに色々と聞いてみました。😅
既述の通り、今回の騒動ではやや強引な作戦が成功してしまいましたので、結果的にお願いすることはできなかったのですが、皆さんとても丁寧に対応してくれました。
匿名にはなってしまいますが、この場をお借りして、御礼申し上げる次第です。😌
引き取りでの対応も可能であったり、持ち込みでの処分しかできなかったり、考え方も各社多種多様のようでしたが、どこに頼むにしても、おおむね共通している内容としましては、今回の土嚢袋30袋という条件ですと、トータルの処分費用で4~5万ほどは掛かりそう😰・・という部分です。
主観で恐縮なのですが、筆者が実際に問合せを入れてみて、割と印象が良かった処分業者を、不用品処分業者さんと、石処分業者さん二つに分けて、数件ずつご紹介します。😉
不用品処分業者さん2選
■エコノバさん
エコノバさんは、不用品回収の業者見積りを最大5件取ることができる!という、とても有難く便利なサイトさんです。👍
筆者は関東圏ですが、全国的なネットワークをお持ちのようですので、エコノバさんに登録されている業者さんの対応エリア内までであれば、基本的にどこでも対応可能なようですので、一度、連絡してみても損をすることはありません。
サイトで見る限り、今現在(2021年11月現在)、登録業者さんリスト上では700件ほどの回収業者さんと提携されているようでした。
不用品回収のほか、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷の片付けまで、色々な業者さんが登録されているようですし、今回の石処分においても一括見積が取れますので、非常に便利なサイトさんです。
本日(2021年11月)現在ですが、この👆ようなTOPページになりますので、都道府県/市町村/町名を選択して、依頼したい作業内容を選択するだけで、候補の業者さんが表示されます。👍
ただ、今回は石処分の話をしているところですが、石処分専門サイトではないため、作業内容の欄で「石処分」の項目はありません。😓
「不用品おかたづけ」を選択していただいて、表示された業者さん数件に対し、以下のようなページで・・・
具体的な処分内容(石処分である旨など)や個人情報などを入力し、以下の下段ボタンから送信して一括見積依頼!という流れになります。
しつこいようですが、今回の庭石や石処分騒動では結果的に依頼するところまではいかなかったのですが、その後の勧誘なども一切ありませんでしたので、とても好感の持てるサイトさんでした。
何より一括見積が取れるのは強みですよね。👏
ちなみに、今回の石処分の条件、土嚢袋30袋では、2件の見積りが届きまして、概ね4~5万ほどの金額でした。
■ECOクリーンさん
色々と調べながら見積り依頼をしていましたので、実際には順不同でしたが・・・
お次は一括見積サイトではない、ECOクリーンさんという、こちらも全国展開されている回収業者さんです。👏
今回はTOPページの「問い合わせ」リンクから問合せを入れたのですが、今落ち着いてサイトを眺めてみますと、基本は電話のようですね。🤔
筆者は意外と短気なところがありますので、惹かれたのは、最短10分で現場に到着できる!という何とも信じがたい売り文句でした。😅
おそらく一部の限られた地域だけなのだろうと思うのですが、それだけ加盟店が多いということにはなりますからね。
謡の通り、見積り対応も早くて、問い合わせメールを入れてから、2時間も掛からなかったと思います。😱
処分費用については、今回の石処分予定だった、土嚢袋30袋の写真を送ったり、細かいニュアンスはお伝えできていない状態での、概算見積もりでしたが、金額的には、回収料なども全て込み込みで、1袋1000~2000円くらいだろう・・とのご回答でした。
持ち込みでの処分はできないそうで、また、金額については重量でなく、立米単価で決まっているそうです。🤔
こちらも結果的に依頼することはなかったのですが、しつこい勧誘は一切ありませんでしたので、相談しても損はありません。👍
石系の専門業者さん2選
あとは、どこのサイトで紹介されていたのか分からなくなってしまいましたが、石専門の処分屋さんということで、二件の業者さんを紹介しておきます。
いずれも、「さすがは専門業者さん😘!」と感嘆したくなるほど、1mmの迷いも感じられないスパッとした回答で驚いてしまいました。😅
■ウィステリアガーデンさん
住所がハッキリ分からないのですが、東京都内の業者さんのようで、世田谷区で毎月二回ほど定期的に「資源買取市」というエコな活動を行なっていらっしゃるようです。
基本的に石の回収は行なっておらず、持ち込みでの処分が基本となります。☝
・・・とのことだったのですが、WEBページを見ると、左上に回収もできそうなニュアンスの記載がありますので、都内など限定したエリア内なら回収にも行ける・・ということなのかもしれませんね。
石のサイズによって処分費が細かく定められてまして、今回の問い合わせでお聞きした限りですと、直径1~3センチ未満の石は税別80円/kg、3~10センチ未満の石は税別100円/kgなど・・・という感じです。
ガラに関しては、ひとつ20kg未満のモノで税別150円/kgとのこと。
※細かく書くと沢山になるため、だいぶ端折ってます。😓
月に二回ほど開催されている世田谷区で行われている「買取市」に持ち込めば、その場で計量してくれて金額も決定してくれるようです。
粒の小さいモノであれば、お手頃価格で石も処分してもらえるようですので、先の1センチ/3センチ/10センチを目安にして、分けた状態で持ち込むことが可能なら、合理的な石処分ができるということになると思います。
お気になられる方は、一度、お問い合わせを入れてみて頂ければ、きっとスパッと回答してくれるものと思います。👍
■信太商店さん
東京都渋谷区の業者さんで、対応エリアとしては、基本は関東近郊のようですが、石処分に関しては本州内であれば回収に行けるとのこと。🤗
石の回収と処分というページまで用意されていますので、石の処分には定評がある業者さんのようです。👍
金額的には、今回のザックリした「ガラを含む石ころで土嚢袋30袋」との条件で、回収に来てもらう場合の数字として税抜き42000円・・、
持ち込みでの処分の場合は税抜き24500円との回答も、1mmの迷いもなくスパッと提示していただけました。👏
※土嚢袋に20kg入れてもらえたとして・・との条件はありました。
非常に心強い印象でしたし、WEB見積りにも対応できるようですので、こちらもおすすめの石処分業者さんです。🙆
庭石や石処分の方法7:変則技で石処分
最後に、ちょっと無責任な案になるのですが、可能性としてはありうる・・というレベルの変則技をご紹介します。☝
※上手くいけば、実にスマートで画期的な石処分が可能。
今回の騒動で、実際に妹にも提案してみた作戦なのですが・・・
たまたま近所で、建物などの解体現場や宅地分譲などの開発現場がある場合、タイミングを見計らって、その業者に相談してみる、という作戦です。😬
我々建築業者は、大手さんだと話は違うかもしれないのですが、基本的に現場周辺の近隣の方にはなるべく迷惑を掛けないように・・・
もっと端的に言うと、近隣の方をなるべく刺激しないように気を使っているものです。
もっと端的に言えば、あわよくば近所で次の仕事に繋がったりしないかなぁ🙄・・・などとスケベ心も持っていたりする場合があります。😅
職人さんなどにはない感情かもしれませんが、管理職や営業職系の立場の人間であれば、そう思うのはごく自然な話ですよね。
ですので、工事前のあいさつに回ってくるくらいの近場の解体現場などの場合で、ちょうど以下👇のようにガラが積み上げられているタイミングであれば、ご自宅のお庭から出た不要な庭石や石なども、まとめて処分してもらえる可能性は大いにあります。👌
もちろんその分の処分費が増すわけですから、いくらかはお支払いしてあげる必要はありますし、すべてのケースで上手くいくとは思えないのですが・・・
少なくとも、仮に筆者が現場の責任者なら、処分する予定の数トンの内に、200~300kgくらい増えるだけであれば、快く引き受けてしまうと思います。😅
成功させるポイントとしては、職人さんでなく統括している人へ直接相談する・・というところですね。😜
近隣あいさつに回ってきたなら、あいさつ文の下の方に書かれている会社の担当者宛に電話してみるのがベターです。👍
ただ、ガラが積み上がっているということは、近々処分予定か・・、もしくは後の工程でさらに出てくる予定のガラを待っているか・・という状態ということですので、仮に上手くいったとしても、自分の都合のいいタイミングでは処分できない可能性はあります。
この点については、ご留意いただければと思います。😉
ちなみに、妹の建売りのハス向かいにちょうど開発現場がありましたので、この作戦も具体的な検討をしていたのですが、実行に移す前に、並行して進めていた、次項の⑧土地の売主に返す作戦が成功してしまったので、試さずじまいとなってしまいました。😅
庭石や石処分の方法8:土地の売主に返す
さて、最後の石処分の方法に当たる⑧、土地の売主に返す・・という作戦です。
この処分法については、自分の積極的な意思で購入した防犯砂利や大きな庭石などの処分方法ではなく、今回の騒動のように、庭の土から不意に出てきた石ころやガラに対する方法論になります。☝
先ほどからお伝えしている通り、今回の騒動で結果的に成功を収めた方法にはなるのですが、売主さんの考え方にも拠りますし、場合によっては筋違いな要求になってしまうケースもありますので、注意が必要な方法論です。
ちょっとややこしい話も入りますが、どういう話なのか?以下👇よりご説明していきます。
品確法と石ころやガラの処分の関係
まず、品確法、つまり住宅の品質確保の促進に関する法律という法律の中に、「隠れたる瑕疵」という考え方が存在します。
「隠れたる瑕疵」とは、建売りや土地、中古住宅などの不動産を購入する際、購入する買主側から、一般的な注意力を働かせるだけでは見つけることのできなかった、見えない部分の不具合のことを指します。
細かい話をすると、購入した時点ですでに発生している不具合でなければなりませんので、購入後に発生した内部的な不具合などは関係ありません。
この「隠れたる瑕疵」が購入した不動産に存在した場合、ある一定の期間内であれば、売主側の瑕疵担保責任を問うことができる・・という、消費者側を保護してくれている規定ですね。😙
また細かい話をすると、その不具合が発見された時点から1年以内で、かつその不動産購入に係る売買契約から10年以内の場合に限ります。
平たく言いますと、例えば購入した時点で、床下の見えない部分などで既に発生していた、構造耐力上重大なシロアリ被害(隠れたる瑕疵)が発見された場合、売主の責任(瑕疵担保責任)を追及できる!ということになります。☝
さらに細かい話をすると、民法の改正があったりして分かりにくくなってしまったのですが・・・
2020年4月からは「瑕疵担保責任」という部分は、「担保責任を含めた契約不適合責任」というニュアンスに切り替わってしまいました。
意味としては同じような意味合いですし、話が逸れてしまいますので、ここでは詳細については割愛します。🙏
話が長くなりそうなのでまとめますと・・・
要するに、庭土の中に埋もれていた、大量の石ころやガラが、この「隠れたる瑕疵」に当たるのであれば、売主側の方で処分してもらうのが筋だ!ということですね。🤔
隠れたる瑕疵とは具体的にどんなものか?
では次に、具体的にどんな症状が、この「隠れたる瑕疵」というものに当たるのか?という点ですが、一般的に知られている、比較的わかりやすいものは、以下👇のような症状(不具合)です。
- 表面的に症状が現れていない雨漏り
- 床下や壁内部のシロアリ被害や腐朽
- 同じく、床下や壁内部の漏水(水漏れ)
- 土地自体の土壌汚染や埋設物
一般的には、この位しか知られていませんので、庭から出てきた石やガラが、この👆四番目の「埋設物」に当たるのか?ってところがポイントになりますよね。😳
庭土に混入している石ころやガラは「埋設物」?
結論から言うと、庭土に混入されていた石ころやガラは、いわゆる「埋設物」の定義には当てはまるのですが・・・
過去の判例などを調べてみましたら、庭土に混入されていた石ころやガラ等レベルの「埋設物」は、この「隠れたる瑕疵」にいう「埋設物」には該当しそうにありませんでした。😫
土地関係の法律にお詳しそうな「久屋総合法律事務所」さんサイトの「地中埋設物は土地の瑕疵にあたるか」というページが、とても分かりやすく解説してくれていましたので、詳細についてはご覧になってみてください。🤗
[230211追記]
この👆法律事務所さんサイトへのリンクを貼っていたのですが、ページがなくなってしまったようです。🙏
とても詳しくて面白かったのに残念です・・・ 😓
そのまま引用するのも気が引けましたので、ポイントになる部分だけを抜粋してお話ししますと・・・
裁判例においては、原則として、その土地の上に建築物を建てる上で、支障になりうる異物が地中に存在することにより、土地の外観から推測できる一般的な工事では対応できず、大掛かりな工事が必要になる場合に、土地の瑕疵が認められる・・・と述べられているそうで、
具体的な例として、地中に直径30センチ✕長さ8mの杭が30本も埋まっていたケースであっても、「隠れたる瑕疵」として認められなかった😱判例が挙げられていました。
もっとも、この場合の認められなかった理由は、杭の存在が逆に有益だと判定されたから・・とのようなので、若干ニュアンスが逸れるとは思うのですが。
ですので、実際にはケースバイケースだろうとは思うのですが、引き渡し後に、庭土に混入されていた石ころやガラに気付いた時、「隠れた埋設物」には当たるとしても・・・
ここ👆での見解を元にまとめますと、石ころやガラが混入しているくらいで、建築物を建てる行為が阻害されるわけではないため、「隠れた瑕疵」にはなり得ない・・ということかな、と思います。😟
そうは言っても、個人的には・・・ 😲
その石ころやガラを除去することによって、建物が不同沈下を起こしてしまうような、大きさ、量、位置である場合は、建築する行為を阻害はしないとしても、構造耐力上の重大な問題を引き起こす不具合として、「隠れたる瑕疵」と認められてしかるべきところだと考えられますので、何とも言い難いところではあります。😓
石ころやガラを売主に回収してもらうポイント
今回の騒動では、建売りの売主に対して、不意に庭土から出てきた、土嚢袋30袋分の石ころやガラが「隠れたる瑕疵」に当たるのでは?と理詰めで突いたわけではありません。
何しろ30袋分ですので、多めであることは間違いないのですが、前半でお話ししてきたように、個人的には、庭土に石ころやガラが混入していることについて、さほど大きな問題ではないと感じていたからです。😞
大きな問題ではないと感じてはいたものの、実際にその石処分に4~5万も掛かるなら、袋詰めすること自体にもそれなりに膨大なエネルギーが使われているはずですので、それはそれでおかしな話だよなぁ😓・・・とは思っていました。
ただ多めであることは紛れもない事実ですし、「石ころ」というより、「ガラ」が大半を占めていたため、その旨を念のため建売業者に伝えてみたら?とアドバイスしたところ、意外とあっさり回収にきてくれることになったようです。😅
「石ころ」は自然発生的に混入するとしても、前半でお話ししたように、「ガラ」については、避けがたい理由はあるとしても、人為的な産業廃棄物であり、減らそうと努力することで減らすことも可能だからですね。
おそらく、良心的で誠実な会社であったからこそ、このような流れになったのだとは思いますので、全ての売主が、今回の例のように大量の石ころやガラを快く回収に来てくれるとは限りません。☝
また、前項でお話ししたように、筋違いな主張になってしまう可能性は大いにありますので、まずは(一応)相談だけしてみるか🙄・・・くらいの姿勢で臨まれた方が、成功率がよくなるのではないのかな・・と思います。
参考になれば幸いです。🙏
今日のまとめ
今日は、庭土の中から土嚢(どのう)袋で30袋ものガラを含んだ石ころが出てきた!😱という、筆者の妹の建売りで起きた実話を元に、 お住いのお庭から出てくる、砂利や石ころ、ガラなどの処分について考えて参りました。😑
しつこいようですが、石ころやガラ、庭石や敷石などを含む石処分は、意外と悩ましい問題です。😩
今回の庭から出てきた石処分騒動で実際に当たってみた方法も含めて、思いつく限りの、可能性のある石処分方法を8選ほどご紹介してきたところですが、現時点での正しくスマートな方法は・・・
おそらく、既述の通り、有料になってしまう・・・⑥の専門処分業者に託す石処分です。😓
だいぶ長くなってしまって恐縮なのですが、石処分でお困りの方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければ幸いです。😌
本日も最後までお読みいただきまして、どうも有難うございました。🙏
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