下地探しのお話・・・

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こんばんは!
今日は、石膏ボード内の壁下地を探すのに使う便利グッズ、いわゆる「下地探し」のお話をしようと思います。
※「下地センサー」も含みます。

先の投稿にて石膏ボード内に下地を入れ込むお話を書いたところなのですが、「そう言えば[下地探し]の話を書いていなかったな・・・」と思いましたので、そもそも内装DIYの基本グッズのような気がしますので、ちょっと話は前後してしまいますが、ザッとご紹介しておくことにします。

主に、筆者の手持ちの製品のご紹介のお話になるものと思います。
 

石膏ボード事情

昨今の壁や天井は、構造に関わらず、下地の上に石膏ボードを貼り、ビニールクロスで仕上げるのが当たり前になってきてしまっています。

通常の場合、壁石膏ボードは主に12.5mm厚不燃材天井石膏ボードは主に9.5mm厚準不燃材という扱いになっているため、耐火性能の観点から採用されるようになって、いつの間にかほとんどの建築で、この石膏ボードが使われるようになってしまっている訳です。


このブログでは一言に「石膏ボード」と書いてしまってはいるのですが、厚み、用途、性能などにより、実はいろんな種類があります。

最も普及していて一般的なものが、ここで書かせて頂いた「壁石膏ボードは主に12.5mm厚不燃材天井石膏ボードは主に9.5mm厚準不燃材」の二種類で、吉野石膏さんで「GB-R」と呼ばれる製品の中の一部になります。
ちなみに、「GB-R」はこの二種類とは別に、15mm厚の製品がありますので、この3つの製品が最も広く普及している製品です。

この「GB-R」の他には、防湿性の高いもの「GB-S」や、石膏内に繊維を混入して強度を増したもの「GB-F」、仕上を施す必要がない化粧石膏ボードGB-D」等々・・・
色々とありまして、さらに、これらそれぞれに厚みのバリエーションが複数ありますので、とにかく沢山になってしまい、ここだけでは説明がし切れないほどです。

本論とはあまり関係ありませんが、一言で「石膏ボード」と書いて、そのまま素通りしてしまうのもどうかと思いましたので、ザックリで恐縮なのですが補足しておきます。

正しい情報が必要、もしくは全てを把握されたい方は、以下に吉野石膏さんのカタログページへのリンクを張りますので、お手数なのですがご覧になってみてください 😪

■吉野石膏さんカタログページ■

不燃」や「準不燃」については、細かい定義はあるのですがここではあまり関係ありませんので、平たく分かりやすく書かせていただきますが、要するに、燃えにくかったり燃えなかったり・・・という性質の材料ですので、燃えてしまうベニヤなどに比べるとこの観点からは安全性の高い材料と言っても、間違いなく過言ではありません 😔

■吉野石膏さんのカタログからの引用

そんな安全性の高い材料なのですが、周知の通りの難点・・・
ビスや釘が打てない」もしくは「打っても効かない」という欠点があります。

また、石膏ボードに限った話ではないとはいえ、化粧材ではありませんので、その上にクロスなどの何かしらの仕上げを施工しなければならず、この仕上げがなされることで、ボードを留めているビスなどが完全に隠されてしまって、下地の位置がまったく分からなくなってしまうのです。

その何の痕跡もなく隠されてしまっている「下地」を探すためのアイテムとして、この投稿の主題に当たる「下地探し」が普及している流れになります。
 

下地探しの種類

実はこのブログ・・・、書き始めは特にあまり調べないで、ほぼ建築士としての経験値だけで書いています😌ので、筆者の知る限りの話になるのですが、「下地探し」の種類としては、大きく別けて二通りあります。

ひとつはお持ちの方も多いのではないかと思われ、「下地探し」と呼ばれる、完全手動のタイプ
もうひとつは、動かすのは手動で、感知は電気式(電池式)のセンサーで行う、「下地センサー」と呼ばれている半手動のタイプです。

こういう別け方ですと、プロの調査屋さんが使われるような器具ではもっと自動に近いようなものもありますね・・・
でも、DIYにはあまり関係ありませんので、ここでは「二通り」ということで進めさせていただきます。

この二通りの内、筆者が愛用している、完全手動の「下地探し」×1本と半手動の「下地センサー」×2基をご紹介していきます。
 

製品のご紹介

完全手動の「下地探し」

お持ちの方も多くいらっしゃるのではないかと思われる「下地探し」。

筆者の「下地探し」は、シンワさん「下地探し どこ太LL」という製品名で品番は「78617」という製品なのですが、どうやら廃盤のようですので、現行モデルの同等品をご紹介します。

・シンワ:下地探し どこ太 smart35mm 78586
■イーダイクさんの78586

筆者の手持ちの製品(どこ太LL)は長さ20センチ強もあるので、持ち歩きにはあまり便のいいものではなかったのですが、この製品は長さ13センチほどのようですので、「smart」との名称に偽りはなさそうです 😊

また、この手のモノは腰袋に入れて持ち歩く性格のものではありませんで、どちらかと言うとポケットに入れて持ち歩くアイテムだと思いますので、この新製品の方が使い勝手がよさそうな気がします。

ご紹介する商品としては、「メール便対応」ということで、送料がお得に済む「イーダイク」さんよりご紹介します。

シンワ測定 下地探し どこ太 Smart 78586 M

ご存知の方も多いとは思いますが、使い方は(超)カンタンです!😝
以下に取扱説明書からの抜粋も引用させていただいておりますが、簡単に言ってしまうと「壁に付けて、押して、抜くだけ」です。

※下地の有無を判定する感覚はつかむ必要があるので、
ある程度の慣れは必要かもしれません。

以下に引続きご紹介していく「下地センサー」では調べようがない狭い箇所や、壁同士の入隅付近などでも調べることが可能ですので、下地を探す際はとても重宝しますよ 😏

具体的な使い方としては、メーカーさんの取扱い説明書からの引用になりますが、まずは以下の画像をご覧ください。

気のせいかもしれませんが・・・、掲載したのはいいのですが、ちょっと認識しにくい内容ような気がしますので、筆者の旧製品「78617」で説明してみます。
※色々と汚くて申し訳ないのですが・・・ 😓


まずは通常の状態を先端側から写した写真
先端の白っぽい筒の中に針が格納されていて、先端を壁に押し付けると、柄の方向に白っぽい筒が引っ込んで、格納されている針が出てくる・・・という構造になっています。

■78617の先端からの写真(通常の状態)

この先端の白っぽい筒部分を親指で押し込んでみます。
※下の写真はまだ通常の状態です。

■先端の白っぽい筒部分を側面から(通常の状態)

押し込むと、白っぽい筒部分が引っ込んで針が出てきました。(下の図)
この針がボードに刺さっていき、下地があれば下地にぶつかって止まります。

■先端の白っぽい筒部分を親指で押し込んだ状態

要するに・・・
親指を壁と見立てて頂いて、先端を壁に押し当てることで白っぽい筒が引っ込み、中に格納されている針が出っ張ってきて壁のボードに刺さっていく・・・という形です。
刺した箇所に木やスチールなどの下地があれば、もちろんこれには針は刺りませんので、白い筒がそれ以上は引っ込まなくなって、下地があることを認識できるという製品です。

逆に、調べたい面がボードでなく、ベニヤなどの針が刺さりにくいものである場合は、針が面に入っていかないことになりますので、使えない場合もありそうです。

※針を刺した跡はほとんど分からない程度の小さい跡になります。

すみません! 🙍
何だか説明したら、さらに難しい製品のような印象になってしまいましたね・・・ 😓

実際は、とにかく(超)カンタンですし、非常に便利なお勧めアイテムですので、ぜひ使ってみてください。

半手動の「下地センサー」

建売マイホームのDIYでは正直なところ、いわゆる、この「下地センサー」はあまり使っていないのですが、本業の方で、たまに建物調査なども請けているため、調査に関するグッズは、ちょっとだけ品揃えが豊富だったりします 😫

もちろんDIYでも前掲の「下地探し」で追い切れない下地などに使ったりすることはありますので、一応ご紹介しておくことにします 😏

下地センサー①

・シンワ:下地センサーHG 78577

まずは、同じく「シンワ測定」さんの「下地センサーHG」をご紹介します。

※センサー①、②共に送料がお得な「ムラウチ」さんからのご紹介です。

お値段もお手ごろ操作性も非常にシンプルで、直感的に使えますので初めて使うときでも使いやすいです。

シンプルな分、機能は限定されていますが、浅モード深モードがあって、壁というかボードの厚みによって、使い分けることが可能です。
石膏ボードでしたら、先述の通り、厚みは通常12.5mmか9.5mm、厚くても15mmが一般的ですので、難しく考えずに、19mm厚までの「浅モード」のまま通常は使用し、反応が微妙だったりして判別がつきにくい場合のみ、ボード厚を疑って、35mm厚まで感知できる「深モード」に切り替えてみる・・・という使い方で大丈夫かと思います。

SHINWA/シンワ測定 下地センサー 78577 HG

大きさとしては巾7センチほど、高さは17センチ弱ですので、平面的にはスマホを少し長くした程度。
厚み方向は手でつまみやすい形状になっていて、一番厚い部分は4.5センチほどになりますので、ポケットに入れて持ち歩くのは苦しいです 😐

また、この手の「下地センサー」系は同じだと思いますが、壁に当てて壁面を上下左右にスライドさせながら、下地が入っている範囲を「ここからここまで・・・」という具合に広めに限定するというアイテムですので、前項の「下地探し」と違い、ピンポイントでその位置の下地有無を確認するというものではありません

精度的には、針刺し式の「下地探し」とさほど変わらない印象ですが、小さい穴とはいえ、壁面を針穴だらけにしてしまうようなことはありませんので、お客さんのお宅で調べるケースがある筆者の場合は、本業の方で重宝することが多く、DIYの方では、針刺し式の「下地探し」での判定が難しい時などに確認の意味で併用するようにしています。

商品詳細については、上記リンク先の「ムラウチ」さんの商品ページ下の方をご覧になってみてください。

また、この「HG 78577」については、使い方を実際の写真画像なども交えて、少し詳しく説明している投稿を用意しましたので、そちらもぜひご参照いただければと思います。🙏

  

下地センサー②

・シンワ:下地センサーEX 78657

次にご紹介する②も、同じく「シンワ測定」さんの製品、「下地センサーEX」です。

お値段的には前項の「HG」よりは若干高め機能は少し増えますので、「HG」よりはシンプルでなくなるものの、直感的には認識できる形になっていますので、筆者はそれほど迷うことはありませんでした。

「HG」より少し細かく判定したいという場合などに使っていますが、使用感は「HG」とさほど変わりませんので、「EX」も使いやすい部類だと思います 👍

大きさ的には「HG」より少し大きめの印象ですが長さ的にはほぼ同じ(若干短いです)。
巾は8センチほどありますので少し広めで、厚みは3センチほどですので、逆に「HG」よりも薄い製品になります。

SHINWA/シンワ測定 下地センサー EX 78657

持ち歩きについては、やはり基本的にポケットには入らないのですが、「HG」に比べて、平坦な製品になっておりますので、カバンなどにはすっきり納まります。 😉

機能面のお話をしますと、モードとしては、木材浅モード木材深モード金属モードの3パターン。
これに通電されている電線を感知できる「電線警告アラーム」が付いています。

木材用の「深モード」は「HG」では35mmまでの対応でしたが、この「EX」は25mmまでで、その分「金属モード」では20~40mm厚まで対応可能になっています。

機能面についての説明は言葉では長くなってしまいますので、取扱説明書からの引用になるのですが、この検知範囲の早見表と電線警告アラームの解説部分を以下に貼っておきますね 👇

■早見表と通電配線探知機能解説(説明書から引用)

[注意点A]※センサー①、②共通
機器の巾が7~8センチあって、この中心部分で感知しているようですので、壁の入隅部などギリギリ(3.5~4センチ以内)の位置については感知ができませんので、入隅部近くの調査が必要な場合は、針式の「下地探し」の方が適しています。

[注意点B]※センサー①、②共通
これら「下地センサー」は電池式ですので、電池を使います。
以下の写真の通りですが、単三でも単四でもなく・・・、なぜか四角いタイプの電池が使われていますので、念のため補足しておきます。

「HG」と「EX」の実際の電池の種類を撮影した画像
■左が「HG」で右が「EX」で、共になぜか・・・四角い電池が使われています。

その他の詳細については、上記リンク先の「ムラウチ」さんの商品ページ下の方を見てみて頂ければと思います。
 

今日のまとめ

今日は、内装DIYを考えた場合、まず問題となるのが下地の位置・・・
という意味で、内装DIYの基本とも言える、いわゆる「下地探し」や「下地センサー」のお話を、ご紹介も交えてして参りました。

記憶の限りですが、25~30年ほど前までは、「下地探し」や「下地センサー」は、まだあまり普及しておりませんでしたし、あまり精度の高いものではなく、信用できるほどのものではありませんでしたので、よく壁面を叩いて、音を聞き分けることで下地を探していたのを覚えています。

最近の製品は、基本的にどの製品もシンプルで使いやすく非常に便利ではあるのですが、個々で(単体で)みますと万能だとは言い切れない場合もありますので、状況によって使い分けることも必要かと思います。


また例によって長くなってしまいましたが、参考になれば幸いです。
では、また(機会があれば・・・)別の投稿でお会いしましょう! 🙋

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