今日は、巾木の補修01としまして、最も軽微な巾木コーナーキャップの補修の仕方をご説明します。🙋
補修の仕方と言っても・・・
最近いつの間にかよく見かけるようになった、「巾木のコーナーキャップ」が外れてしまった場合の措置ですので、大した話ではありません。😅
巾木コーナーキャップを補修するのではなく、交換したい場合は、こちら👉「巾木の種類の調べ方:MDF巾木編」をご参照ください。
まずは、巾木の種類を把握する必要があるはずですので。😉
巾木コーナーキャップの構造については、こちら👉「巾木コーナーキャップの形状と構造」でご説明しています。
「巾木コーナー部材」と呼ばれる部分の補修については、こちら👉「巾木補修02:巾木コーナー部材 編」をご覧になってみてください。👌
何かしらの拍子に外れてしまいがちな巾木コーナーキャップですし、巾木コーナーキャップ自体が破損してしまっているケースがほとんどのはずですので、本来は「補修」でなく「交換」の方が適切なのですが・・・
キャップだけを交換しようと思っても、おそらく中々、その巾木の種類(品名や品番)が把握できるものでもないと思います。😓
巾木コーナーキャップの種類が違うと形状が合いませんから、取急ぎ、体裁だけでも整える…という場合の、巾木補修の仕方になります。☝
皆さんも、この位のことはやられてるかな・・・とも思つつなのですが、たまたま先日、筆者の建売マイホームでも補修が必要になりましたし、お話したかった巾木コーナーキャップ関連の話もありましたので、その時の写真なども交えながら、筆者なりの補修の仕方をご紹介することにしました。
しつこいようですが、巾木コーナーキャップ交換の場合は、こちらこちら👉「巾木の種類の調べ方:MDF巾木編」をご参照いただければと思います。
巾木コーナーキャップとコーナー部材の種類
巾木コーナーキャップの種類はメーカーさんによって、多少の違いはあるとしても、基本的に似たようなものなのですが、巾木のコーナーを納めるための部材という意味では、このコーナーキャップ以外にも、ニュアンスの違うコーナー部材も存在しますので、この辺りについて、ザッとご説明しておきます。
今回の巾木コーナーキャップ
今回は筆者の建売マイホームでの補修になりますので、以下👇のような出隅用の巾木コーナーキャップの補修の仕方のご説明になります。
※「出隅」とは出っ張った角っちょのことです。
正面からは普段からご覧になられていると思いますので、裏側からの写真にしたのですが、これ👆でお分かりになられるものでしょうかね・・・ 💧
筆者の建売マイホームに使われている巾木は、「住友林業クレスト」という、住宅メーカー「住友林業」の子会社みたいなものだと思うのですが、そこの「ベリッシュ」というシリーズです。
このような形で、巾木の裏側に差し込まれるベロ的なものが取り付いているタイプなのですが、このベロがなく、ただ両面テープで固定するだけ・・・的な安易な巾木コーナーキャップも存在するようです。
「安易」と書きましたが、固定した方がおそらく外れにくいと思われますので、実際は「安易」と言い切れないですね。
交換などの作業は簡単でしょうから、「簡易」の方が適切な表現かも知れません。☝
取り付いている状態ですと、周知の通りかと思うのですが・・・
以下👇のような外観です。
どこのメーカーさんでも、MDF巾木を販売している場合は、コーナー処理が容易ではないことから、基本的にこのような形の巾木コーナーキャップも合わせて製造しているということになります。
ちなみに、両面テープで貼るだけの巾木コーナーキャップだと、例えば、ウッドワンさんの製品で見られましたので、楽天さんの商品リンクからご紹介するとしますと、こんな👇製品になります。
この画像だけだと、先ほどの住林クレストの巾木コーナーキャップとの違いが分かりにくいと思いますので、別の商品画像でご説明しますと、具体的な外観は以下👇のような製品のようです。
ここでお借りしている画像は、楽天さんの「建材プロ(じゅうたす)」さんというショップさんで、筆者もたまに利用するショップなのですが、色んな画像を掲載してくれているので、とても認識しやすいんです。😙
左側の写真は表面からのモノですので、あまり面白くもないのですが、右側の写真は裏側の写真で・・・
これを見ると、ご丁寧に両面テープまで貼ってある旨や、筆者の建売マイホームの巾木コーナーキャップのような、ベロ的な部材が付いていないタイプである旨が、お分かりになられますよね?🤔
寸法的には、先👆の写真で方眼の上に載っていることで、概ねまでは把握できますし、商品ページに行くと、こんな👉画像が掲載されていますので、寸法のチェックも容易にできることになります。
※ただ、全ての商品画像が豊富なわけではないようです。
この寸法画像がないと、カタログまで見なければいけなくなりますので、あるとないでは雲泥の差がありますよね・・・ 😅
さて、いわゆる「巾木コーナーキャップ」というと、こんな👆製品が主なものになるわけですが・・・
巾木のコーナー部材としては、この手のキャップ状のモノでないタイプも色々と存在したりします。
今回の「補修」とは直接は関係ないのですが、交換される場合はザックリでも把握しておいた方がいいと思いますので、どんなコーナー部材が存在するのか?ザッとご紹介しておきます。
ザッとなのですが、種類が多いため、やや長くなる可能性がありますので、今回の巾木コーナーキャップの補修の話だけでいい方は、以下👇の飛ばすボタンより飛ばしちゃってください。🙏
巾木コーナーキャップの種類
巾木コーナーキャップとしては、どこのメーカーさんのモノでも似たようなものだとお話ししましたが、既述の通り、固定の仕方などによって、若干の違いはあります。
また、原則として、各巾木種類ごとに設定された「専用部材」になりますので、似たようなモノであっても、種類は無数に存在することになります。🤨
ここでは、巾木種類のバリエーションが最も多いと思われる、LIXIL(リクシル)さんのカタログを見てみます。
こちらの投稿でもご紹介したように、巾木はパッと見で13種類。😰
※2021年1月現在のラシッサシリーズのWEBカタログによる。
・・・が、その巾木13種類の内、以下👇の4種類と・・・
※最上段が巾木種類(形状)ごとの名称のようです。
以下👇の4種類、つまり合計8種類の巾木に対して、それぞれ巾木コーナーキャップが「入隅用」、「出隅用」の二種類ずつ設定されています。😱
出隅用だけに着目するとしても、ここで見る限り、巾木コーナーキャップも8種類あるように見え、一瞬ちょっと引いてしまうのですが、多少の互換性はあるようですので、巾木コーナーキャップ間である程度の使いまわしは効くようです。😓
ただ、仮にリクシルさんの巾木だということが分かっていても、どっちにしても、まずは巾木の種類を限定しないことには、どの巾木コーナーキャップを購入すればいいのかの判定が難しいですよね・・・ 😞
今回は補修ですので、破損したモノを使うお話なのですが、新たな巾木コーナーキャップに交換しようと思うと、この辺りを調べる必要があり、残念なことに避けて通ることはことはできません。
※もちろん全て把握できている場合は大丈夫ですが。
この巾木種類の調べ方(品名などの特定の仕方)については、冒頭からご紹介している別の投稿「巾木の種類の調べ方:MDF巾木編」の方で、ご紹介していますので、実際にお調べになられる方は、参考にして頂ければと思います。🤗
ちなみに、筆者の建売マイホームの造作材系(巾木や建具)は住友林業クレストのモノですので、バリエーションはこんなに沢山ありません。
住友林業クレストの「ベリッシュ」というシリーズのバリエーションは、この辺りでご紹介しています。
あと、これら👆の形状種類の他に色の種類もありますので、ちょっと面倒な作業になる場合があります。😖
巾木コーナー部材の種類
次にご紹介しておくのは、似たような用途ではあるのですが、純粋な巾木コーナーキャップではなく、「コーナー部材」や「見切り部材」などと呼ばれる部材です。
前項と同様、最上段に貼り付けておいた「巾木種類」に対して、縦の列の部材がその専用部材として、使える部材になっています。
この手の「巾木コーナー部材」の補修については、こちら👉「巾木補修02:巾木コーナー部材 編」を参考にしてください。👌
巾木の種類が8種類でしたので、同じく上👆が4種類、以下👇も4種類ですね。
空いているマスは、用意されている部材がないということになります。
上段の細いものは、下の二段に比べると巾木コーナーキャップに近い部材ですが、前項でご紹介したモノより、幅の狭い、本当の角だけに付けるようなタイプの、幅の狭い巾木コーナー部材。
中段は、巾木とコーナー部分が一体になった、幅の広い巾木コーナー部材。
下段は、巾木のコーナーではなく、端部の見切り部材ですので、通常の納まりを考えると、あまり使われてはいない部材のような気がします。🙁
筆者の建売マイホームは、既述の通り「住友林業クレスト」の「ベリッシュ」というシリーズですので、これらのリクシルさんのモノとは根本的に違う製品なのですが、中段の幅の広いタイプの巾木コーナー部材は、以下👇の部分のように何か所か使われています。
巾木と一体になったコーナー部材ですので、通常の巾木の一般部分と同様に、隠し釘とボンドで固定されているものと思われ、今回補修しようとしている巾木コーナーキャップとは違って、外れてきたりすることは今の所ありません。
・・・と、この時は書いたところでしたが、つい先日、外れてはこないものの、補修が必要な状態になりました。😫
こちら👉「巾木補修02:巾木コーナー部材 編」でエピソードから補修の仕方までをご説明しましたので、必要に応じて、参考にしていただければと思います。👌
横(この👆写真の左側)から写すと、この👇ような見え方になります。
外れてくることもありませんし、巾木コーナーキャップに比べると、見た目はスッキリしていますでしょうかね・・・ 🙂
ただ、このタイプの巾木コーナー部材を交換しようと思うと、こちらでご紹介しているような巾木自体を剥がす作業に近い作業になりますので、それはそれでちょっと大変かもしれません。☝
あとは、既存の巾木と完全に隣り合わせになってしまうため、色合わせは完璧でないと、きっと変な感じになってしまいますね。😖
製造ロットや製造時期によって若干の色味の違いがあったりするものですので、せっかく頑張って専用の部材を調べて、色番も合わせても、完璧に合う訳ではありませんから、注意が必要かもしれません。
この観点からは、普通の巾木コーナーキャップの方が、最初っから色が少し違うという意味で、交換後の違和感はおそらく少なくなります。😅
このように、既製品のMDF巾木の場合は、今回補修しようとしている巾木コーナーキャップ以外にも、色々と部材が存在はしていますが、どれをとっても、補修でなく交換しよう・・・ということになると、新たな部材を用意しなくてはいけませんので、
どっちにしても、まずは、その巾木の種類(品名など)が、どこのメーカーの何というシリーズで、何という形状で何という色なのか?を把握しなくてはいけなくなってしまって、少々ややこしくなってしまいます。😟
本当は、交換して修理する方が健全ですので、決して交換することを諦めさせようとしている訳ではありませんよ?😅
だからこそ、巾木種類を特定するための方法論も、こちら👉「巾木の種類の調べ方:MDF巾木編」でご紹介したわけですので。👍
巾木コーナーキャップの破損状況
さて、筆者の建売マイホームでの巾木の破損状況を、まずはご紹介しておきます。🤗
おそらく、この手の破損が一番多いんじゃないかと思いますが、巾木コーナーキャップが外れてしまうという、こんな👇症状です。
写真中にもコメントを入れていますが、上の方に写っているクロスの欠損(剥がれ)は、どうしようもありませんので、今回は関係ありません。😑
写真👆中の下段の巾木に着目して頂くと、巾木コーナーキャップが外れていますので、一目瞭然ですよね。
元々は前々写真でご紹介したような形のものなのですが、イラ付きながら掃除機を掛けていたりすると、ちょっとした拍子に今回のように、割とすぐ破損してしまいます。😅
要するに、巾木出隅コーナーに付いていたはずの、巾木コーナーキャップが脱落するという破損なわけですが、先ほどの個所に戻って、破損部に近づいて見てみますと、こんな👇状態になっています。
ここも写真中にコメントを入れてある通り、実は、この巾木コーナーキャップは、巾木同士をしっかり固定したりするものではなく、(主に)切断面の汚さを容易に隠すことで施工性を上げるだけのために嵌められている部材なんです。
キッチリ固定する・・・という目的があれば、こんなに頻繁に外れるわけがありませんものね。😒
ま、それは良いとして、危うくスルーしてしまところでしたが・・・ 😅
この👆写真の下側のコメントの矢視先に着目して頂くと、何かが巾木の隙間に残っているのがお分かりになられると思います。🙂
今回は、巾木コーナーキャップの交換でなく、補修だけのお話をしようと思っていますので、直接は関係ないのですが、この巾木コーナーキャップを交換したい!といった場合には、知っておく必要のある、巾木コーナーキャップの構造部材です。
ちなみに、外れてしまった巾木コーナーキャップの方を見てみますと、こんな形になっていまして、先ほどの隙間に残っていた、何かが取り付いていたことを示唆する形跡はありますよね・・・ 🤨
これについては、本論から逸れてしまうので、補足情報として、別の投稿「巾木コーナーキャップの構造」でご説明しています。
補修でなく交換となりますと、他にも色々と面倒もあるのですが、巾木コーナーキャップを交換したい場合、もしくはお気になられる場合は、お手数なのですが・・・
数日後にはUPしますので、そちらの投稿「巾木コーナーキャップの形状と構造」の方をご参照ください。
ここでは、コメントを入れておきながら何なのですが、長文にならないためにも、この「何か」は無視して進めさせて頂きます。😅
巾木コーナーキャップの補修
本当は、巾木コーナーキャップを交換するやり方をご紹介すべきところだとは思うのですが、筆者は自宅ということもあって、どうでもいい部分は超適当ですので、今回はあくまでも「巾木コーナーキャップの補修」の仕方をご紹介します。😅
用意するもの
用意するものは、カッター、両面テープ、木工系ボンド、子バールくらいでしょうかね・・・。
※筆者は子バールは使わず先の通りドライバーでやってしまいましたが。
カッターは特に指定はありませんので、お手持ちのモノで構いません。
筆者のこれ👆のように、小学校で使うようなボロボロのカッターでも大丈夫です。👌
ここでは、両面テープとボンド、及び、工具としまして子バールについて、ザッと触れておきます。
子バール(or マイナスドライバー?)
筆者は昔から「子バール」と読んでいるのですが、正式には「平バールの小さいモノ」という呼び方になるようですね。🙄
バールと言えば「バクマ工業さん」と言ってもいいほど、現場でも圧倒的なシェアを誇っているバクマさんの子バールからご紹介します。🤗
今回は巾木を少し持ち上げる(壁から浮かす)くらいですので、もう少し短くて、簡易なヤツでもいいのですが、他のDIYでも転用が利く長さという意味で、長さは300mm(30センチ)のものを選定しました。
お持ちの方はご存じだと思うのですが、短くても重さは結構重くて、この300mmのサイズでも、420gもありますので、屋外の作業でも十分使える、しっかりした作りのバールになります。👌
また、「尾割なし」のタイプの「平バール」ですので、緑色の直部の先端が平べったい形状になっており、「尾割あり」のバールのように釘抜き用の形状にはなっていませんので、この点についてはご注意願えればと思います。
※念のためですが、朱色の曲がった方の先端は釘抜き形状です。
今回は関係ないのですが、尾割なしタイプの「平バール」のラインナップ👆としては長さ150mm~900mmまで存在していて、用途によって使い分けます。
ちなみに今回、筆者が使用しているのは、実はドライバーなのですが、たまにご紹介している、コンビニでも売っているような、6本セットとか、8本セットとかになっている、家庭用のこんな👉ドライバーです。
上述の通り、本当は子バールなどでやった方がいいのですが、巾木コーナーキャップ補修ごときに、子バールを物置まで取りに行って持ち出すのが、バカらしくて・・・ 😅
たまたま傍にあったマイナスドライバーでやってしまいました。😑💧
でも、先ほどご紹介した別の投稿「巾木コーナーキャップの形状と構造」のこの辺りでもご説明している通り、巾木自体は隠し釘などで固定されていますので、ドライバーだと余計な傷が増えたり、力が入り切らなかったりしますので、子バールでやった方が間違いなく健全です。👍
ニトムズ 超強力両面テープ
他の投稿でもご紹介しています通り、筆者イチ押しの強力両面テープは、ニトムズさんの多用途の超強力両面テープT4530という製品です。🙌
詳細については、別の投稿「DIYで可動棚を造りません?Ⅰ」のこの辺りでご確認頂きたいのですが、長さが1.5mのモノしか製品化されていないのがネックではあるものの、それを除けばデメリットの挙げようがないくらい、圧倒的に優秀な両面テープです。👍
テープをカットするギザギザのカッターは付いていないのですが、薄手の0.4mm厚ですので、コンビニさんでも売っている、こんな👉普通の両面テープと似たような感覚で使える、使い勝手の面でも非常に使いやすい、優れた一品になります。
例えば、5mとか10m巻きだと安心して使えるので、もっと長くて同じくらいに強力なモノ・・・ということで、「激強力」などという名称の、スゴそうな別の両面テープも試したことはあるのですが、どんなスゴイ両面テープを使ってみても、今のところ、結局このT4530に戻ってきてしまいます。😅
釘やビスを使わずに、このT4530だけで棚を組んだこともあるくらいですし、15年ほどは使っていますから、極めて優秀であることは間違いありません。😤
今回は正直なところ、ここまでの接着力は必要ないかもしれませんが、巾木コーナーキャップが外れてきては、このサイトの信用に関わりますから、敢えて、このT4530をここでお勧めする次第です。
巾木コーナーキャップを巾木に固定するのに使用します。👍
Amazonさんのリンクですと、こちら👇になります。
今回は、長さ10センチほどしか使わないのですが、とにかく使いやすくって、文字通り超強力ですので、何本持っていても損をすることはありません。🤗
※ただ経年劣化はあるかもしれませんね。☝
木工用(系)のボンド
今回筆者が使用したボンドは、この👉ボンドです。
・・・が、これも手元に速乾の木工用系のボンドがこれしかなかったため、取急ぎ、この「壁クロス用」になってしまったのですが、極端な話をすると、木工系であれば何でもいいと思います。
用途としては、巾木を裏側の石膏ボードに固定するためのボンドということになります。☝
巾木裏のボードはボソボソの場合が多く、下地がボソボソのままですと、巾木も事ある毎に動くことになってしまいますから、せっかく補修しても、また外れてくることになってしまうため、下地とまとめて角を固めてしまいたい!という意図です。
ですので、手元に普通のこんな👇木工ボンドがあれば、それでも十分です。
ただ、このコニシさんの木工用ボンドは、誰もが知っているほど、ロングセラーで抜群のシェアを握る、圧倒的に優秀なボンドですから、筆者だけの偏見かも知れないのですが・・・
忘れたころにならないと固まらない印象😓がありますので、せっかち気味の筆者としては、黄色ボトルの「速乾」タイプを選びたいです。🙂
あとは、ちょっとした家具を造る時などに最近使っている、こんなボンド👇もいいかもしれません。
「強力」かつ「速乾」ということで、近所のホームセンターで大宣伝をしていたので、釣られて買ってしまったのですが、結果的に悪くなかったです。👌
ホームセンターでは、ものすごい勢いの大宣伝でしたので、その分、当時はちょっとガッカリしてしまったことを思い出しましたが、大宣伝を抜きにして、冷静になって客観的に見ると、似たような木工用ボンドと比べれば、確かに速乾でしたし、強力でもありますので、
筆者のような、普通の木工用ボンドに物足りなさを感じる方などには、おすすめできる木工用ボンドです。👍
実際の巾木コーナーキャップ補修
ようやく、具体的な巾木コーナーキャップの補修説明まで辿り着きました。😅
前置きが長くなりましたので、さっそく始めましょう👊
繰り返しになるのですが、外れてしまった巾木コーナーキャップを確認してみますと、こんな👇感じでした。
今回の補修は、この👆巾木コーナーキャップを、口の開いた巾木のコーナーに戻すだけ・・・ですので、超カンタンな補修になります。😙
まずは、巾木裏にボンドを仕込むため、以下👇の写真のようなイメージで、子バールを使って、出隅部分の巾木を開きます。
既述の通り、筆者はドライバーでやってしまいましたが、子バールの方が適切です。☝
ただ、子バールだと容易に開いてしまいますので、隠し釘から巾木抜けてしまうようなことにならぬよう、力の加減には注意してください。
補足記事「巾木コーナーキャップの形状と構造」のこの辺りでご説明した通り、隠し釘から巾木が抜けてしまうと戻すのが大変で、補修では済まなくなってしまう場合がありますので。
開き具合の確認ができたら、カッターの刃にボンドを以下👇のように取って、片方の手で、前写真のように巾木を開きながら、もう片方の手で、巾木裏の石膏ボードに厚めに塗り上げます。
※塗る方が利き腕の方がいいと思います。
この際、塗り下げたり、ボンドの先端を隙間に差し込んでボンドを注入したりは、止めておいた方がいいです。
なぜなら、ボンドが巾木の裏でフローリング面に垂れてしまって、容易には拭き取れなくなってしまうからです。
必ず、塗り上げるようにしてください。☝
どのくらいの量を塗りたくればいいか?😳
この辺りは直観に頼るしかないのですが、要するに石膏ボードのボソボソに対して、巾木を固定したい訳ですので、固定できる量、かつフローリングに垂れてしまわない量・・・ということになります。😑
巾木裏のボードがボソボソでなく、ビシッとしている場合は、もちろん少量で大丈夫です。👌
ある程度、ボンドが入ったら、以下👇のように巾木を元の位置に戻します。
元の位置に戻すだけですので、巾木同士のコーナーがくっ付く必要は一切ありませんし、無理に押してしまうと、巾木がひん曲がって固定されてしまったり、せっかく厚めに塗ったボンドを潰してしまいますので、あくまでも元(最初)の位置に戻すだけです。
どうしても中々元の位置に戻らない場合・・・💧
巾木が隠し釘から抜けかけている可能性があります。🥵
この場合は、何とかして戻すか、巾木自体を取り外したりすることになってしまいます。😰
・・が、あいにく現状ではそこまでの作業内容までは整理できていませんので、巾木をゲンノウ(トンカチ)で叩いて、無理やり押っ付けていただくしかないですね。😓
文字通り、今書きながら思いつく対策を、ザッと書いておきます。
隠し釘自体、太くても1mm前後の太さしかありませんから、強引に叩けば曲がりますので、曲げて、そのまま納めてしまうか、やっぱり巾木を外すか・・・
巾木を外せば、この項の4枚目の写真のように、隠し釘がボード面に残りますので、これを叩いてボード面に埋めてしまうか?、この👉ようなペンチで無理やり引き抜くか?・・・という選択肢になると思います。
どっちにしても、隠し釘が残っていると巾木が平らには貼れないからですね。😓
外してしまった巾木の戻し方としては、本当は隠し釘を使うのですが、補修レベルで宜しければ、90cmピッチくらいに先ほどの両面テープT4530を縦に貼り、その間に木工ボンドを薄めに塗ってから、壁面に戻しておけば、そうそう外れることはないはずです。
※この場合、両面テープもボンドも巾木に塗ってください。
さて、ちょっと横道に逸れてしまいましたので、ちょっと足早に進めていきます。💨
巾木裏にボンドが詰め終わって、巾木を元の位置に戻しましたら、そんなに早くはボンドが硬化するわけもないのですが・・・ 😅
その隙に、今回の主役に当たる、巾木コーナーキャップの方の段取りを進めます。👊
段取りと呼べるほどの話でもなく、超強力両面テープT4530を巾木コーナーキャップ裏面に貼っていくだけ。😐
テープ幅は15mm、巾木コーナーキャップ裏面の片側の巾は12~13mmくらいだった気がしますので、ピッタリ合うはずはありませんから、当たり前ですが、はみ出した分は切り落としちゃってください。
これも当たり前ですが、はみ出さない寸法のモノであれば切り落とさないで大丈夫です。👌
ハミ出すと体裁が悪いというだけですので。(念のため)
コーナー部分については、巾木の隙間に当たる部分ですので、貼らなくてもいいですし、影響のない部分ですので、どっちでも構いません。
上の段は、筆者の建売マイホームの巾木コーナーキャップの場合、横方向に貼ると丁度いいくらいでしたので、こんな👇感じに貼って、右のはみ出しを切り落とせば、段取り完了。👌
あとは、前半でご紹介した写真のように口の空いてしまっていた、巾木コーナーに被せて、圧着します。☝
まだ、裏に詰めた木工ボンドが硬化していないはずですので、無理に形を崩さないよう、そのままの形に被せて、巾木コーナーキャップを押し付け、巾木を押さない程度に指で馴染ませれば、おおむね完了です。
最後に、横から覗き込んで、巾木コーナーキャップと巾木の面の隙間がなく、キチンと両面テープが張り付いていることを確認します。
反対側も確認して、隙間がなく、両面テープが効いているようでしたら、巾木コーナーキャップの補修作業は完了となります。👍
後日、ボンドが硬化して、キチンと巾木が固定されているか?、巾木コーナーキャップが浮いてきたりしていないか?程度は確認した方が、間違いないかもしれません。☝
外れっ放しにしてるとどうなる?
巾木コーナーキャップはホントに外れやすいですよね・・・ 😟
今回、なるべく簡単に片づけるため、一般の方にも難しくない補修の仕方をご説明してきましたが、仮に、外れた巾木コーナーキャップを外れっ放しのままにするとうなるのか?という点も、最後の蛇足として、ご紹介しておきます。☝
別の投稿「巾木とは?[完全版]」のこの辺りでご紹介しました通り、巾木は建物全体に対しては、そもそもさほど大きな役割を担ってはいませんので、巾木コーナーキャップが外れたまま放置したからといって、建物自体には大きな被害はありません。
・・・が、体裁はあまり良くないです。😓
筆者の建売マイホームで、実際に放置している箇所をご紹介しますと、こんな👇感じになります。🥶
ここは、元の施工がガタガタだったので、何とかうまく納めようとした箇所なのですが、巾木コーナーキャップをわざわざ購入するのが面倒くさくて、DIYで巾木のトメ加工を試みまして、巾木コーナーキャップを最初から付けていない箇所です。😅
※「トメ加工」とは45度カットで突きつける加工です。
最初はそれなりにキレイに仕上がっていたので、気にしていなかったのですが、半年もしない内に、こんなにゲバゲバになってしまいました。😭
巾木コーナーキャップを使うような巾木は、そもそも「MDF巾木」という種類の巾木になりまして、これについてはこの辺りをご参照して頂きたいのですが、MDFという素材に、樹脂系の木目調シートを貼っただけのものですので、シートということもあって、面としてはそれなりに強いのですが、切り口(端部)は剝がれやすい傾向が強いんです。😞
なおかつ、トメ加工したことで、先端のMDFの厚みが限りなくゼロに近づきますので、ちょっとした衝撃でMDFが潰れて(崩れて)しまうってわけです。😅
だからこそ、逆に、巾木コーナーキャップを始めとして、色んなコーナー部材が用意されているって訳ですね。🤔
建物には大きな影響はありませんので、どうしても後回しになってしまって、放置することになってしまっていますが、あまり健全ではないですよね。
時間がある時にでも、巾木コーナーキャップを貼り付けないとダメだなぁ・・・とは思っています。😅
今日のまとめ
本日は、巾木の補修の仕方01としまして、まずは巾木コーナーキャップの超カンタンな補修の仕方をご説明して参りました。
本当は交換した方が健全なのですが、付いている巾木の種類を特定しなければ、やりようがありませんので、その手間を省くという意味で、簡単な補修方法をご紹介してみた次第です。🤗
どうしても巾木コーナーキャップを交換したい!という場合も、巾木の種類(品名や品番など)を特定できれば大きな問題はありませんので、特定できていらっしゃらない方は、先行してUPしてある別の投稿「巾木の種類の調べ方:MDF巾木編」や「巾木コーナーキャップの形状と構造」を参考にしていただき、チャレンジしてみてください。👍
簡単な補修方法のわりに、相変わらず長くなってしまって、申し訳ありませんでしたが、最後までお読みいただき、どうも有難うございました。🙏
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