前回・・・
だいぶ日が経ってしまいましたが、3か月半ほど前でしょうか、2020年7月頃「きのこ除去 大作戦!01」ということで、きのこ除去の可能性を探るテストのお話をさせて頂いたのですが、今日は、その続編に当たります[きのこ駆除 大作戦!02]というお話になります!
それでは✋、梅雨明け後には!と宣言していて、だいぶ遅くなってしまったのですが・・・😓
筆者の建売マイホームのウッドデッキに生えてきてしまった、ツノマタタケ系と思われるきのこを駆除(除去)するための試み第二弾、題して!「きのこ駆除 大作戦!02」です。🤗
このツノマタタケと思われるきのこのが生えてきた件については、三連載[デッキにきのこ?①/②/③]の投稿にて、ご紹介していますので、そもそも何の話じゃ!😤と思われた方は、参考までにご参照頂ければと思います。
宣言よりだいぶ遅れてのUPになりますので、以下、その経緯などをご説明しつつ、さっそく本論に入っていきます。🙏
おことわり
前回は「きのこ除去」というキーワードで進めさせて頂いたのですが、「除去」よりも「駆除」の方が適切な気がしてきましたので、今回は「きのこ駆除」というタイトルとさせて頂きます。
また、100%の結論ではないのですが、ツノマタタケ系と思われるきのこの写真を、ご専門の先生にみてもらう機会に恵まれまして、その結果、ツノマタタケではなくチャワンタケでは?との貴重なご意見を頂戴することができましたので、今回より「チャワンタケ系と思われるきのこ」として、進めさせて頂こうと思います。
・・・が、同じ意味かつ同シリーズになりますので、紛らわしくて恐縮なのですが、予めご了解いただけると幸いでございます。😌
きのこ駆除テストの経緯と前提
前投稿「きのこ除去 大作戦!01」に途中で追記したりしたのですが、「何でこんなに遅れたか?」という件について、軽くいい訳をさせて頂きつつ、今回のきのこ駆除テストで用いる塗布剤をご紹介しようと思います。
駆除テスト01後の経緯
前投稿「きのこ除去 大作戦!01」で追記した通りなのですが、梅雨明け後、降雨自体が少なかったこともあって、筆者の建売マイホームに生えてきていたチャワンタケ系と思われるきのこが、明らかに生気を失っていた👇ため、デッキ材の水分(含水率)が低下することによって、もしかするとこのまま自然消滅するのでは?😚などという淡い期待もありまして、しばらくは様子を見ていました。🧐
なぜなら、実は、この筆者の建売マイホームで起きているきのこ騒ぎについて、とあるご専門の先生のご意見を頂戴する機会に恵まれたのですが、その先生のアドバイスから察する限り、含水率がある一定のレベルまで低下するだけで、自動的に駆除できる可能性も大いにありうる😬と考えられたからです。☝
ところがっ!
9月初旬の二日ほどの連チャン降雨により、以下のように、いとも簡単に・・・
みごとに息を吹き返してしまいました。😱
倍率は違いますが、明らかに黒い点だった粒(チャワンタケ系と思われるきのこ)が、黄色っぽい粒に戻ってますよね?
お得意の「ハンディ顕微鏡DX RXT300Y」で拡大しますと、こんな👇弾けんばかりのプリップリに復活していました。😭
ちなみに、この👆写真を撮影したのは9/3朝。
8月の降雨は8/22と8/23だけで、その他は(ほぼ)全く雨が降りませんで、この翌日の8/24に撮影した時はまだ黒い点にしか見えなかったのですが、なぜか9/1~3朝方までの雨で一気に復活してしまった・・・という経緯です。
気象庁のデータによれば、8/22は33mm、8/23は13.5mmの降雨量。
その他は8/28に1mm降っただけみたいですね・・・ 😑
特に8/22、23は、いわゆる「ゲリラ豪雨」的な酷い雨でしたので、降雨量は相当なものだったのですが、それまでの3週間の間の無雨状態でにデッキ材の含水率が著しく下がっていて、ゲリラ豪雨くらいでは、きのこ達にとっての快適な含水率までは戻らず・・・ということなのかな、と推測しています。🧐
※気象庁による最寄りの観測所における降雨量は、9/1は1.5mm、9/2は10mm、9/3は11mmです。
その後の経緯(遅れたいい訳・・・)
その後、9月に入ると・・・
筆者の建売マイホームの建っている地域は大きな被害もなかったのですが、台風9号と10号も来たりして、前半はほぼ毎日が雨模様でした。😢
濡れている状態では塗ってもあまり意味がなさそう😒、という前回の教訓もありますので、天気予報を見ながら様子を窺がっていたわけですが、そんなある日・・・
このきのこ騒ぎに追い打ちを掛けるかのごとく、ま・さ・かの「シロアリ事件🥶」が9/12日(土)朝に勃発!🤧し・・・
シロアリを放置するわけにもいかず・・・ 😨💦
という流れで、
あっ😲!という間に、
本日(11/04)を迎えてしまった次第です。😓
駆除テストに使用する塗布剤
いい訳は百害あって一理なし!
と、高校生の時に現国の、陰では「ツッキー」と呼ばれていた、恐ろしい学年主任の先生に教わりましたが、恐縮ながら、その一理もない、いい訳も済んだところです😅ので、気を取り直しまして、ようやく本論に入りたく思います。👊
元々、手持ちの塗布剤の中から、「木部に悪影響が少なく、きのこ除去に効果がありそうなモノから順番に・・・」と宣言はしていたところでしたが、色々あって、正直なところ、手持ちのDIY用の手ぬるい塗布剤では、処理しきれない気がしてきましたので・・・😓
新たな塗布剤を選定してみることに致しました。
日が経ってしまったことにより、猶予がどんどんなくなってきてしまった、という理由に拠ります。☝
建築現場(特に木造)では名高い、吉田製油所さんの「水性クレオトップ」です!
※名高いのはクレオトップではなくて吉田製油所さんです。
筆者は二週間ほど前に「クリア」を購入したのですが、なぜか?今検索すると「クリア」が引っ掛かってきませんので、ここ👉では「ブラウン色」の商品リンクになっています。
色としては、筆者が購入した「クリア」に加え、「ライトブラウン」、「ブラック」とここでご紹介している「ブラウン」の4色で、容量としては、0.7L/2.0L/14Lという3パターンの品揃え。
特に「安いモノ!😚」ということで探していた訳でもなかったのですが、結果的に、販売価格的にはだいぶお手頃系になっているようです・・・🙃
どこかの販売店さんの謡では、有名な「キシラデコール」よりもお買い得!などとなっておりました。😅
なるべく確実にきのこ駆除ができる水性の塗布剤・・・ということで、色々と物色しながら、メーカーさん側の見解も聞いた結果、今回は最終的にこの「水性クレオトップ」に辿り着いた次第です。
ちなみに、吉田製油所さんは、こんな👇感じで実際の現場でもよく使われていますので・・・
昔から認識はしていまして、筆者が愛用しており、別の投稿でもご紹介している、優秀な撥水剤「かびZero」なんかも、実はこの吉田製油所さんの製品ですので、この類の薬剤には長けて(たけて)いて、我々の業界でも最も信頼されているメーカーさんのひとつです。👍
論点がだいぶズレてしまいますので、折りたたみでご紹介します。👍
筆者の認識の範囲での話になるのですが、吉田製油所さんは、木材防腐剤、白アリ予防駆除剤、木材保護塗料、防カビ剤・・・などで、実際の建築業界でも、古くから広く浸透している印象があります。
先ほど👆の「白アリスーパーV」の画像は、数年前の現場で材料検査の際に撮影したものですので、木造の新築工事時に塗られる防腐・防蟻剤として、現場に納入されていたものです。
ネットでも購入できるのかな?と思って、差し当たってAmazonさんで検索してみたのですが、全く同じ製品は見つからず、最も近そうなのが、この👇「白アリスーパー21」でした。
いわゆる「一斗缶(いっとかん)」と呼ばれる製品のようで、たくさん入っているので、お得はお得なのですが・・・
DIYでは、このサイズはあまり使わないですよね?😓
製品ラインナップとして「15L、2.5L」の2パターンあるようですので、2.5Lならまだ使えますでしょうかね・・・
先の「白アリスーパーV」は「14L、4L、2.5L、1L」と少容量のモノもありますので、DIYでも容量的には使えるのですが、臭いが結構キツいので、住宅などでお住まいの状態のままで使うのは、あまりお勧めできません。😞
※ちなみに「一斗」は「約18kg」を指します。
この「白アリスーパー21」の方は、最低で「2.5L」ですが、リフォームなどを視野に入れ、既存の建物用ということで開発されているようで、油性でありながら臭いを抑えたタイプになっています。
・・・ですので、お住まいのままという場合はこちらの方がお勧めになっています。👌
防腐剤、防蟻剤系は木材にどの程度浸透するかによって、その効果が大きく左右されるのですが、水性に比べると油性の方が、木材への浸透が圧倒的に良好ですので、本当はなるべく油性を使った方が賢明です。
ただ、油性の場合、どうしてもキツめの臭いが出てしまいますので、悩ましいところですよね。😓
この悩みを軽くするために開発されたのが、この👆「白アリスーパー21」ということのようです。😁
また、臭いの話でいきますと、これら油性に比べて臭いが少ない水性タイプも、もちろんラインナップがありまして、この同系統の用途だと、この👈「白アリミケブロック」になるようです。
製品としては「14L、2L」と2パターンありますので、やや割高にはなると思うのですが、DIYでちょっとだけ使うなら2Lを選択することができます。
※この商品リンクは「2L」の製品へのリンクです。
ちなみに・・・☝
ここで挙げた「白アリスーパーV」、「白アリスーパー21」、「白アリミケブロック」の三つは、基本的に床下などの目につかない個所での使用を想定した製品になっていますので、塗るとこんな👇感じに薄いオレンジ色になってしまいます。
ウッドデッキなどへの塗布には不向きな防腐・防蟻剤で、あくまでもこういう👆見えなくなる下地系の部材を白アリや腐朽から守る塗布剤となりますので、ご注意願えればと思います。
だいぶ論点から逸れてきていますが・・・😩
折りたたみ内、ということで、話が脱線したまま、もう少し吉田製油所さんのご紹介をしておきます。😅
吉田製油所さんは、とにかくこの手の薬剤関係のラインナップが豊富ですので、全体像まではぜんぜん把握できていません。😓
・・・のですが、前掲の三品目のような下地に塗るタイプではなく、「ウッドデッキ」などに塗ることを想定している塗材も、もちろん取り扱いがありますので、数点ご紹介しておきます。
今回のきのこ駆除テストで塗ろうとしている「水性クレオトップ」もそうなのですが、まずは、そもそも水性ではない普通の「クレオトップ」👉があります。
「普通の・・・」とは書きましたが、要するに「油性」の製品になりますので、今回のきのこ駆除テストで使用する「水性」よりは、こちらの油性タイプの方が、おそらく主力商品ではないかな、と思います。
内容量としては、16L、2.5L、1Lの三種類のラインナップですので、DIYでも十分使える品揃えですよね。
ちなみに、この👆商品リンク(緑缶)は、いわゆる「クリア色」ですので、色が付かないタイプなのですが、やや濃いめのブラウン系に着色できる「クレオトップ」もありまして、この👉赤缶がそのブラウン色の商品リンクになります。
内容量としては、16L、7L、2.5L、1L、200L。
両方とも、おそらく2.5L缶の写真じゃないかなと思いますが、撮影の仕方のせいか・・・、ブラウン色クレオトップの方が細長く見えてしまいますね。😅
でも、以下でもう少し詳しくご紹介する「水性クレオトップ」の缶と、たぶん、基本的に同じ寸法のものだと思われます。
200Lモノがありますし、容量のバリエーションが多いみたいですので、このブラウン色が主力商品なのかもしれません。🤔
その他、本当に色々あるので、詳しくは吉田製油所さんのサイトをご覧いただいた方が間違いはないのですが・・・
前半でも触れました通り、他の投稿[撥水剤の使用感]のこの辺りでもご紹介している、筆者おすすめの優秀な撥水剤「かびZero水性防かび・撥水剤」も吉田製油所さんの製品です。
なぜかAmazonさんでは引っ掛かってきませんでしたので、楽天さんの商品リンクになるのですが、製品としてはこんな👉感じのものになります。
筆者が在庫しているのは、この商品リンクの800mlのものですので、「およそ7㎡分」とのことなのですが、大量に使う場合は「3.2L」の製品もあるようです。
DIYでは中々出番はないかもしれませんが、「およそ28㎡分」とのこと。
他社(日本特殊塗料)さんの「防水一番」と比較した時の写真になるのですが、以下の右側が「かびZero撥水剤(800ml)」になります。
ちなみに、この「かびZero撥水剤」は防腐や防蟻機能はありませんので、防カビと撥水だけになるのですが、撥水っぷり、と言いますか、水の弾きっぷりが心地よくて愛用しています。😁
また、油性ではなく水性ですので、イヤな臭いもなく、最終的にはマットな仕上げになりますので、木目を生かしたい場合でも、いい感じに仕上がります。
使用感や弾きっぷりなどの詳細については、過去の投稿でご興味ありましたら、お手数なのですが、以下のリンクよりお立ち寄り頂ければと思います。
なお、この「かびZero」シリーズも数パターンありまして、どれが何なのか?ちゃんとは把握できていないのですが・・・😓、
クロスなどに掛けるスプレータイプの「内装用」や、「木部」の下塗り用、「コンクリート面など」への下塗り用などがラインナップされているようです。
※右👉は「木部下塗り用」の商品リンクです。
水を弾く撥水機能を持つのは、この「かびZeroシリーズ」では「かびZero撥水剤」だけのようですので、この点についてはご注意ください。
吉田製油所さんは、この手の塗布剤の取扱いが豊富ですので、詳細については、吉田製油所さんのサイトの方をご覧いただければと思います。
問い合わせ窓口の方も、快く親切に色々とアドバイスをしてくれますので。👍
さて、だいぶ横道に逸れてしまいましたので、ここで水性クレオトップのご紹介に戻ります。😅
外観としましては・・・先ほどの商品リンクを開いていただくと出ていますが、こんな👇製品。
2Lですので、直径15センチ前後、高さは20センチほどの缶だったと思いますが、ちゃんとは測っていないので、多少の前後はあるかもしれません。😓
円柱形なので、保管にはちょっと場所を取る印象ですね・・・
蓋を開けてみますと、ちょっと変わった色なのですが、薄紫っぽい感じの色味の液体で、水性ということもあってか、特にキツい臭いもなく、手触り的にもさらっとした感じの、言わば、藤色の水性絵の具を使った後の筆洗いの水という感じです。😅
※正確ではないとしても触感も臭いも含めてそんな印象です。
また、細かい話はどうでもいいかもしれませんが・・・😓
化学名(一般名)としては「水性アクリル樹脂塗料」となっており、「JIS K 1571」に準拠した「防腐・防蟻剤」、かつ「JASS M-307」に準拠した「かび抵抗性」を有する塗布剤です。
成分としては、92~93%が水道水ということですので、主成分は「水」ということになりますが、そこに「アクリル酸エステル共重合体」とやらが3.4~3.7%、農薬などにも使われているとの「ヘキサコナゾール」が0.2%、同じく「ビフェントリン」が0.05%。
「2-(2-ブトキシエトキシ)エタノール」とやらが1.48%など・・・という具合です。
細かいことまでは勉強不足ですので、定かではないのですが、「アクリル酸エステル」という成分は絵具などにも使われている成分のようですので、絵具っぽく感じたのはこのせいかもしれません。
殺菌については、共に少量ですが、「ヘキサコナゾール」と「ビフェントリン」が担う、ということのようです。😕
こんな塗布剤を塗っていこうというお話なのですが、SDS(安全データシート)を取ると、「子供の手の届かないところに・・・」や「妊娠中、授乳期中は・・・」などと、色んな注意事項が書いてありますし、そもそも毒物を含みますので、ご購入を検討される場合は、ご一読いただいた上でご検討をお願いできればと思います。
- 吉田製油所さんのSDS(安全データシート)請求フォームは👉、こちら。
- 水性クレオトップの製品ページは👉、こちら。
- 具体的な防腐や防蟻性能の値は👉、こちらをご参照ください。
- 製品のパンフレット(A4×2枚)は👉、こちらからご覧になれます。
きのこ駆除テストの方法
前回「きのこ除去 大作戦!01」の「除去テストの方法」と基本的に同じなのですが、今回は「水性クレオトップ」の使用方法を読みますと、本来の用法とはニュアンスがややズレた使い方になりますので、その辺について軽く触れておきます。
缶の裏側やパンフの二枚目を見ますと、使用方法などの記載がありまして、当たり前と言えば当たり前なのですが・・・
事前に「塗装前のホコリ、汚れ、カビ等を取ってください」との前提があります。
つまり☝
安全側に考えますと、塗布前にチャワンタケ系と思われるきのこ(菌類)を除去しておいた方が、性能が発揮される可能性が高い!ということになると思います。😑
ただ、今回はあくまでも「きのこ駆除テスト」になりますので、生えているきのこを除去した後に塗布する流れにしてしまうと、クレオトップ的ではない筆者的な観点から申しますと、本来の目的からは逆に外れてしまうことになります。😩
・・・ですので、水性クレオトップ本来の用法とはややズレた形にはなってしまいますし、本来の性能を確認できない可能性もあるのですが・・・、前回同様、生えている状態のまま、そのチャワンタケ系と思われるきのこ(菌類)に対して直接塗布していきます。👊
流れというほどのものではないのですが😅、順序立てた具体的な進め方については、大変お手数なのですが、前回「きのこ除去 大作戦!01」の「除去テストの方法」の方をご参照願えればと思います。😌
※重複する文面があると、SEO上よくないみたいですので・・・。
平たく簡単に言いますと、塗って、少し存置して、成果を確認する・・・という単純な流れになります。
きのこ駆除テストを行う箇所
では、きのこ駆除テストをしてみる箇所のご紹介です。
何度か撮影していますが、水性クレオトップを実際に塗布する前日(10/24)、降雨後の写真でご紹介します。👇
前回「きのこ除去 大作戦!01」と同じ位置になりますが、この写真の位置ですので、この👆写真では近すぎて認識しにくいとは思うのですが、ちょっとしたベンチの脚の部分です。
ちなみに、当時(6/16)の段階ですと、こんな酷い状況でしたので、前きのこ駆除テストのお蔭か・・・、8月の干ばつのせいなのか・・・
だいぶ減ってきている(もしくは認識しにくくなってきている)ことは確かですよね。😯
前回は「防水一番」という、いわゆる「撥水剤」と呼ばれる「水を弾く」塗布剤を塗っていますので、薬剤の性能を確認するという目的ならば、本当は別の個所の方がいいような気がするのですが、今回の目的はあくまでも「きのこ駆除の可能性を探るテスト」になりますし、「防水一番」を最後に塗布したのは三ケ月前の7/20ですので、さほど大きな問題はなかろう・・・と判断しました。
※そもそもそこまで厳密な話でもありませんので。😜
なお、先ほどの写真👆だけだと、きのこ自体が見えにくいと思いますので、もう少し近づいた写真を掲載しますと、以下の写真👇になります。
先の写真👆の右側の粒々群の付近を中心に拡大したイメージです。
乾いている範囲を比較して頂くと、認識しやすいのではないかと思います。😊
粒の大きさとしては、ごく小さなもので、写真中の木目が8mmから1cmほどの巾ですので、直径0.1mm~0.5mm強くらいの粒になります。
使うもの
使うものと言っても、大したものは使いませんで、水性クレオトップと撮影機材と顕微鏡くらいです。😐
※塗るのに刷毛は使いますが・・・
基本的に前回と同じですので、前回「きのこ除去 大作戦!01」のこの辺りをご参照頂ければ、一通りの機材をご紹介しています。
ご興味ありましたら、お手数なのですがご覧になってみてください。🤗
あとは、以前使っていた、何ちゃってデジタル顕微鏡DM3と、おすすめ顕微鏡ハンディ顕微鏡DX RXT300Yに加え、新たな(実体)顕微鏡が9月頃より仲間入りしましたので、ご紹介しておきます。
新たな実体顕微鏡(2000倍)
どこかの投稿でも書いていますが、元々、1000倍くらいの画像がほしかったため、何ちゃってデジタル顕微鏡DM3を購入したわけなのですが、「1000倍」との謡があるのに、筆者の腕が悪いのか・・・😞、何をどう頑張っても100倍ほどまでしか拡大できないため、止むを得ず、普通の顕微鏡として、以下👇のモノを新たに購入しました。😅
本当はデジタル顕微鏡のちゃんとしたのが欲しかったのですが、Amazonさんの中国系のショップさんは、翻訳の仕方の問題なのか・・・、どこまでが事実なのか?たまに分かりにくくなる場合があるような気がしますし、Amazonさん自体のサポートに相談しても、100%の回答が得られませんでしたので、レンズ自体の倍率が写真でも確認できるという意味で間違えることはなかろう・・・との考えで、実体顕微鏡に甘んじた次第です。😓
もちろん数万するようなデジタル顕微鏡でしたら、行き違いも少ないとは思うのですが。😞💧
ザックリ使用感としては、専門外ですので、素人的な観点からの話になりますが、製品としてはすごくしっかりしていて、ちゃんとした顕微鏡のような気がします。
当たり前ですが、倍率が1000や2000倍となるとピント合わせは難しくて中々合わせられないのですが、操作性の上では、それ以外は特に問題は感じられません。
1点、仮にご検討いただくとした場合に、ご注意頂きたい点としては・・・
スマホでの撮影を可能とするため、スマホを固定するためのアタッチメントが付いてくるのですが、これがメーカー側でこれ用に作っているものではなく、(おそらくですが・・・)販売店側で独自に用意して、後付けしている印象があります。😔
つまり、残念ながら合わないんです!😰
※筆者のがたまたまそうだったのかは分かりません・・・
日本製だとあり得ない話なのですが、販売店さん側に連絡すると、認識はしているみたいで、それなりに親切に応対はしてくれているようには感じられるのですが、今ひとつ的を得ないまま数週間が経過し・・・
いつまで経っても代替品が届かず・・・ 🤨という状況はありました。
ただ、この手のアタッチメントは以下のような商品が売っていますので、
もし合わなければ、いくらでもありませんし、別に購入してしまえば用が足りますので、せっかちな筆者は待ちきれず、購入してしまいました。😅
その他、この顕微鏡の使い勝手や詳細については、別の投稿になるのですが、こちら👉[光学顕微鏡 2000倍のレビュー]でご紹介していますので、ご興味ありましたら、合わせてお立ち寄り頂ければと思います。🤗
きのこ駆除テストⅡ(きのこ駆除大作戦02)
さて、例によって前置きが少々長めになってしまいましたが、きのこ駆除テストの本題に入っていきます。 👊
20年10/25現在の状況(before)
前日(10/24)の雨上がり直後の写真は、先ほどの写真でご紹介したところですので、翌日(10/25)の水性クレオトップを塗布する(きのこ駆除テスト)直前の、きのこ達の繁殖状態を今一度みておきましょう。👇
翌日の同時刻くらいですので、≒24時間経過後ということになるのですが、雨が降らないだけでここまで生気を失うということは、きのこ達がいかに水分を欲しているのかがお分かりになられると思います。🤔
なお、これら👆で見ると、一見、すでに死にゆくところかのように見えてしまうものと思いますので、顕微鏡で拡大した画像で確認しておきます。
いっつもそうなのですが、パッと見、災難は去ったかのようにみえても、拡大して見ると、まだぜんぜん渦中に置かれていることを思い知るんですよね。😅
200倍ほどの拡大ですので、肉眼では見えていない粒が写っているのかもしれないのですが。😓
ただ、そうは言っても、200倍ということは円の直径が0.5mmくらいの計算になりますので、やっぱり写っている粒が拡大されていることになるのか・・・🤔
いずれにしても、このベンチの脚に、ハンディ顕微鏡を直接当てて撮影していますので、肉眼では見えなくても、スマホ写真に写っていないとしても、まだまだ生命力を保っている状態で、ベンチの脚に実在していることは間違いないってことですよね。
そんなきのこ達に水性クレオトップを塗布することで、駆除ができるのか?というテストのお話ということになります。🧐
方法の所で触れました通り、殺菌性能も持ち合わせてはいるものの、そもそも水性クレオトップはきのこ駆除を目的とした塗布剤ではなく、きのを防ぐ目的の塗布剤です。
くれぐれも誤解なきよう、お願いできればと思います。
あんまりご興味はないかな・・・と思いつつなのですが、一応、塗った直後(15分ほど経過)の様子もご紹介しておきますと、以下👇のような感じになります。
個人的には、「むむ!🤨」と思ってしまったのですが、主成分が水道水だということもあってか、塗った直後は、塗る前に比べると、やや生気を取り戻して、復活気味になっておりましたので、ちょっと焦ってしまいました。😅
20年11/07現在の状況(after)
娘の七五三やらと重なってしまって、ちょっとバタバタしてしまいまして、10/25の塗布後はしばらく放置状態になってしまいまして、今回の水性クレオトップによる、きのこ駆除テストⅡの最終的な成果確認ができたのは、つい先日の11/7でした。😓
・・・が、さっそくご紹介していきましょう。🤗
赤矢視の部分👆が、まだ山吹色が残っていた部分なのですが、色味は黒っぽく変色していますよね?
もう少し近づいて撮影したのが以下👇の写真。
確かに、山吹色はほとんど見られず、他の粒と同様に、ほぼ黒に変色しているように見えます。
ただ、この写真を並べてみて気付いたのですが・・・
上の写真で見ると特に分かりやすいのですが、木の表面に皺(シワ)が寄ってきているように見えませんか?😲
10/25の時点では見られなかったはず。
これが水性クレオトップによるものなのか?もしくは黒っぽく変色したきのこ達が、このベンチの脚を腐朽させて、木が痩せてきてしまっているのか?分からないのですが、ちょっと気になりますね。😒
他の個所の症状なども考慮して総合的に考えますと、後者の可能性が高いとは思うのですが・・・
ま、とりあえず、この👆件は後日検証することとして棚上げし、ここでは、今回のきのこ駆除テストの成果を見ていきましょう。😅
顕微鏡による拡大画像で、黒い粒々(チャワンタケ系と思われるきのこ達)の状態を確認しますと、以下👇のような感じになっていました。
これらの症状が、きのこ達の死に繋がるものなのか?はよく分らないのですが、基本的に、ほとんどの粒(きのこ)は潰れてしまって、元の形状を保っていません。
色味としては、完全に黒ではないようですが、鮮明な山吹色は消え失せ、ドス黒く変色しているようです。
前投稿「きのこ除去 大作戦!01」のこの章の後半でご紹介している状態に似ていますが、個人的には、今回の方がドス黒さがやや強いように感じられます。
ここ👇は、まだ元の形状を保っていますね。🤨
やや鮮明さも残ってはいますが、色味は「山吹色」ではなく、ドス黒い感じの「茶色」系になっています。
この辺りは、ほぼ完全に「黒」か「こげ茶色」に近い色味に変色し、形状はやはり完全に元の形状を保っておらず、平坦に潰れてしまっているようです。
これ👇が最後の写真になるですが、一見、別のモノ(ダンゴ虫の糞)かと思ってしまいました。😬
ただ、下部に山吹色が残っていますし、[デッキに胡麻?]という別の投稿のこの写真でご紹介しているように、ダンゴ虫の糞はもっと大きいはずですので、おそらく同じチャワンタケ系と思われるきのこが変形・変色したものと思われます。
前回の「きのこ除去 大作戦!01」での駆除テスト結果と比較すると、似たような変化ではあるものの、色味の変化が大きく感じられる結果となりました。
この「ドス黒く変色する」現象が、きのこの死に繋がる兆候なのかどうかについては、現在、並行して調査中です。
新たな事実が得られましたら、また別の投稿でご紹介するように致します。✌
あと、個人的には、途中で書いた「木肌の皺(シワ」が気になりますね・・・ 🤨
おそらく単純に腐朽が進行している・・・ということなのだろうとは思っているのですが、引続き、経過を観察しまして、新たなことが分かれば、別の形でお伝えしたく考えております。😌
今日のまとめ
今日は、[きのこ駆除 大作戦!02]と題しまして、前投稿「きのこ除去 大作戦!01」に引続き、筆者の建売マイホームのウッドデッキに繁殖しまくっている、当初ツノマタタケ系と思われた、「きのこ(菌類)」を駆除するための試み第二弾の結果をご報告して参りました。
※現在は「チャワンタケ」である可能性が高まっています。
前、駆除テストからは3か月ほど経過してしまい、遅ればせながらのご報告となりましたが、前半でいい訳させて頂いた通り、8月の干ばつにより、きのこ(菌類)達がいかに水分を欲しているのか?について、改めて再認識することができたりもしましたので、個人的には有意義な待機期間となりました。
お待たせすることになってしまった、読者の皆さんには、大変心苦しく思っておりますが、この事実を皆さんにもお伝えすることができたことについては、恐縮なのですが、大きな収穫かなとも思っています。🙏
駆除テストの結果としては、正直なところ、前回同様どっちつかずの中途半端な結果となってしまいましたが、「水性クレオトップ」を塗布することでも、きのこ駆除の観点からは、油性の「防水一番」と同様か、もしくはそれ以上の、ある程度の効果は期待できそうな結果は得られたものと思います。
ただ、やはり「ただ塗るだけ」という安易な手法では、100%の駆除には繋がらないのかな・・・という認識が強まったところでもあります。😓
また、見た目には生気を失っているかのように見えても、木材を腐朽させ続けている可能性を示唆するような兆候も見られましたので、あんまり悠長なことを言っている余裕がなくなってきていることも、重々認識しているのですが💦、今後の方針を模索していこうと思っております。🤨💧
水分を与えないことで、弱らせておいて、弱ったその隙を突いて・・・
なぁ~んてことが、都合よく上手くできれば、いいのかもしれませんけどね。😅
なお、今回は、そもそもが「水性クレオトップ」の本来の用法とは、ズレた使い方をしていますので、実際の性能の良し悪しとは、ニュアンスがズレた結果となります。
しつこいようですが、ご理解のほど、宜しくお願い致します。😔
典型的な理系脳につき、的を得ず長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、どうも有難うございました。🙏
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