図面の見方01

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今日は、図面の見方01と題しまして、筆者の建売マイホームのリフォーム前の図面を例にとりまして、図面の見方、つまり図面の読み方をご説明しようと思います。
ちなみに、筆者は建築士につき、図面と言えば建築の図面ですので、要するに建築図面の見方(読み方)です。

「図面」と言っても色々と種類があり、ひとつの投稿で全ての解説をすることはできませんので、今回は「01」ということで、まずは「図面」の内、すべての図面の元となる「平面図」を元にお話させて頂きます。

しょせん建売の、筆者のマイホームの平面図ですので、どこかの投稿でもお話しました通り、お若い設計士の方が描いた絵のようで、あいまいな部分や中途半端な表記、誤解を招く表記など・・・が多々あります。
不動産広告などに掲載されている間取り図と大差ないかもしれません。 😑

でも逆に・・・
そんな図面ですし、住宅図面ですので、建築図面に不慣れな初心者の方にも分かりやすいものと思います。😊

[210123追記]後半に「矩計図(かなばかりず)」の情報もちょっと追加しました。

また、描く人によって表現の仕方も変わってはくるものですので、いずれにしても全てをお伝えできるものではないのですが、少なくとも図面中の何が何を示しているのか?くらいの見方(読み方)はお伝えできるものと思いますので・・・

 
図面はそもそも見方分からん😤
 

などの思いをお持ちの方などは、参考にして頂ければと思います。 😌
 

なお、当解説は専門的な解説ではなく初心者の方(一般の方)向けの建築図面の見方(読み方)のご説明になります。
予めご了解をお願いできると有難いです。
 

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図面の見方ご説明に使う建築図面(平面図)の例

では、例とさせて頂く、筆者の建売マイホームのリフォーム前の当初平面図をご紹介します。

以下👇の図面画像は、別のタブで開くように設定していますので、パソコンでご覧になれていらっしゃる方は、別のタブで開いていただき、本文を横に並べてお読みいただければ、認識しやすいのではないかな・・・と思っています。 😐

スマホの場合は・・・ すみません!😞💦

スマホ歴6年ほどですが、未だに初心者の域を出られていませんので、よく分かりません・・・😭
とにかく「別のタブで開く」という形にはしてありますので、申し訳ないのですが、何かうまい方法があるようでしたら、並べて見て頂ければ幸いです。🙏

[210222]
各解説の末尾に図面画像を表示するリンク設置しました。
横に並べた方が分かりやすいと思うのですが、スマホの場合でも、すぐ図面画像に戻れるように!という、筆者なりの配慮のつもりです・・。

見やすくなってるといいのですが・・・。😓
ナンバリングの数字を記憶したまま、画像を開いていただけると、どこの話だかすぐ分かる、という形です。
画像は右上の「✖」で閉じれば、元の表示に戻りますし。

念のためですが、赤字の矢印ナンバリングについては、この図面の見方(図面の読み方)の解説用に追記したものですので、実際の建築図面には基本的に入っていません。☝

図面の見方(読み方)解説用の画像 ※筆者の建売マイホームの建築図面に解説用のナンバリングとコメントを入れた建築図面画像
■筆者の建売マイホームの建築図面(平面図)
(画像をクリックすると別のタブで拡大できます)

付番は、1F上部(北側)の中央付近
そこから、なるべく反時計回りになるようにナンバリングしているつもりです。
一部あちこちに飛んでしまっている部分もありますので、ご容赦頂けると有難いです。 🙏

 

図面の見方(読み方):建築(住宅)平面図編

早速ですが、1F上部(北側)の中央付近①から順にご説明していきます。 👊

耐力壁A:ダブル筋交の入った壁(ここでの筋交は45×90のたすき掛け)
耐力壁B:シングル筋交の入った壁(ここでの筋交は45×90)

水平方向の力を担う壁で、木造の構造においては非常に重要な役割を持っています。
床面積や見付(立面)面積などにより、必要な壁量が建築基準法で定められており、それ以上の耐力壁をバランスよく配置する必要があります。
【図面画像を表示】

柱A:通し柱(ここでは120角)

1F床下から2F天井裏まで伸びている6m程度の長い柱を指します。
この規模でも、平面が変形ですので、通常は少なくとも5~6本は入ると思います。
この建物は残念ながら、たったの3本・・・
設計者の主観によって決められてしまう場合が多いです。
【図面画像を表示】

柱B:管柱(ここでは105角)

各階の3m程度の柱。
1Fは土台から2F床梁までの長さで上階の荷重を土台から基礎へ伝える役割を担っている構造材です。
2Fは床梁からRF梁までの長さで、屋根荷重を1Fへ伝える役割を担っています。
【図面画像を表示】

階段のスタート位置:

1Fの「UP」は上りのスタート、2Fの「DN」は下りのスタート位置
【図面画像を表示】

換気扇の位置:

この図面では、1、2Fトイレの四角印(2箇所)が24時間換気扇を示し、浴室、キッチンの丸印(2箇所)が一般換気扇を示しているようです。
一般的な住宅ですと、キッチンのみ150mmの径で、その他の換気扇は100mmで計画されることが多いようです。
【図面画像を表示】

木製建具A:開き戸
木製建具B:片引き戸
木製建具C:折戸(3尺巾の建具は2枚、その他は4枚折戸)

木製建具と表現しますが、要は内装の建具ですので、必ずしも木材で作られている建具ではありません。
正確に言うと、木質系建具と言った方が、適切かもしれません。
【図面画像を表示】

窓の位置:

番号が前後してしまいましたが、⑬で図示している部分が壁、ここで示しているのが、開口部(窓など)の表現になります。
「15020」や「06011」などの数字については、前半の三桁、つまり前者では「150~」、後者では「060~」の部分が概ねの「巾」、それ以降の数字が概ねの「高さ」を「センチ」表記で表しています。
※「150」は150センチ、「060」は60センチの意味。
【図面画像を表示】

窓やガラスの種類:

この図面では、ガラスについては、「透明ガラス」と書かれている部分が、文字通り「透明のガラス」、特に記載がないものについては「型ガラス」という表記のようです。
また、「上下」や「横滑り」などの表記については、窓の形状を示しており、特に記載のない部分については、「引違い窓」という表記になっています。
【図面画像を表示】

住宅用防災機器の位置:

15年ほど前から、消防法の方から要求されるようになった、住宅用の「火災警報器」の位置を示します。
通常の間取りですと、各「居室」と階段の下り口の天井付近に要求されます。
警報器といっても、さほど大げさなものではなく、電池式の簡易なタイプが主流です。
一般的に「10年もつ」と言われている電池を採用しているようですが、たまに電池切れを起こすことがあるようですので、何もないのに急に鳴り出したりしたら、交換が必要になります。
【図面画像を表示】

一般的な壁の表現:建具などの入っていない一般壁

⑩の項目でざっくり書きましたが、ここで図示した表記が一般的な壁の表記になります。(窓などのない、床から天井までの壁)
①②でご説明した印がある場合は、その部分だけ筋交の入った耐力壁ということになります。
【図面画像を表示】

エアコンの位置:

エアコンの室外機の位置になりますが、この建物の場合は、別途オプション扱いでしたので、どちらかというと、「エアコンの想定位置」と言った方が適切かもしれません。
【図面画像を表示】

給気口の位置:

室内に外気を取り入れるための「給気口」の位置を示します。
径としては、キッチンは150mmで、その他は100mmが一般的な径となりまして、いずれも建築基準法から要求されるものになります。
冬場など、寒さを凌ぐために塞いでしまったりする方もいらっしゃいますが、あまり芳しくはありませんし、法的には開いていることが要求されていますので、開けておいた方が健全です。
【図面画像を表示】

家具の位置:一般的に、この図のように点線で表記されます

建築工事などで作り付けとならない家具の位置。(洗濯機、食器棚、冷蔵庫など)
また、通常の図面は、床に立った腰高程度のレベルからの見下ろしの絵になりますが、これより上に設置されるもの、例えば、エアコンの室内機や、吊戸棚などについても、似たような点線表記で示されるのが一般的ですので、少し注意が必要です。
【図面画像を表示】

浴室の位置:「UB」とは「ユニットバス」の略です。

「1616」の部分はサイズを示しており、内法寸法が概ね1600(160センチ)角の大きさであることを表しています。
アパート用などですと「1014」、「1116」、「1216」など色々なサイズがありますが、住宅の場合は「1616」が一般的で、大きめのものですと「1620」や「1624」というサイズも存在します。
【図面画像を表示】

母屋下がりの範囲:

通常、RFの梁(2Fの天井裏の梁)は、6m程度の高さで水平に四周に廻しますが、北側斜線などの制限によって、一部を少し下げないといけない場合があります。
この場合に下げる範囲を「母屋下がり」と呼びます。
この図面上では、矢印の基点となっている横方向の一点鎖線の位置に通常の高さの梁が廻り、これより上(北側)は斜線の関係で、50センチほど低い位置に梁が下げられて設置されていることを示しており、結果的に一部が下がり天井になったりします。
【図面画像を表示】

出窓の位置:

「FL+1100」と書かれているのは、出窓のカウンター部分の高さです。
ちなみに、床からカウンターの天端の高さが1100mm(110センチ)という意味になります。
【図面画像を表示】

バルコニーの出寸法:

通常の木造住宅の場合、910mm(91センチ)ピッチのグリッド上に、壁や柱の「芯」が乗ってくるように設定されていますが、ここでは、バルコニー手摺の外面の位置が、この910ピッチのグリッドから、390mm(39センチ)外側の位置にある、ということを示しています。
※メーターモジュールと呼ばれる1000mm(1メートル)ピッチのグリッドで計画される木造住宅もあります。
【図面画像を表示】

図面の見方(読み方)、おすすめ解説本

図面表現の仕方については、正直なところ、描く人や会社によって、それぞれにニュアンスの違いがあります。😑

Amazonさんの商品リンク:図面の読み方がやさしくわかる本 ※建築図面の見方おすすめ解説本
■Amazonさんの商品リンク

今回は前項において、見知らぬ方によって描かれた、筆者の建売マイホームの図面の見方を、筆者目線で解釈し、ご説明したところではあるのですが、一般的な読み方の基本を詳しくお知りになりたい場合、この👉書籍が比較的分かりやすいようです。

建築図面に特化している内容ではありませんので、今回のような住宅平面図やその他の建築図面に表現されている内容の、直接的な理解に繋がるかどうか?については微妙な印象ではあるのですが、広い意味での「図面の読み方」の基本事項についてはキチンと解説してくれているようです。

基本から学びたい方などにはおすすめの解説本になっているようで、図書館などにも置かれているようですので、一度、立ち読みしてみてもいいかも知れません。🤗
※近郊の市3件の図書館で蔵書検索したら、いずれも「蔵書あり」でしたので。👌
 

その他、建築図面の見方(読み方)情報

建築図面の見方をご説明する記事・・・としては、まだまとめていないのですが、現状ですと例えば、こんな画像を数点掲載しているページもあります。

「天井裏の構造:RC造編」で紹介している、RC造最上階天井裏の構造例:矩計図4階部分抜粋の図面画像 ※図面の見方の参考画像
■RC造最上階天井裏の構造例:矩計図4階部分抜粋

天井裏の構造を解説する三連載の投稿なのですが、木造S造RC造の三つに分けて、いわゆる「矩計図(かなばかりず)」という建築図面を用いて、天井裏の構造に関する部分のみを解説しています。
※矩計図は「断面詳細図」みたいなモノです。

純粋な図面の見方とは逸れるのですが、例えば、この👆図の黄色い部分(天井裏)を拡大して、こんな👇風に、見方の細かい解説を入れたりもしていますし・・・

「天井裏の構造:RC造編」で紹介している、RC造最上階天井裏の構造例拡大:矩計図4階天井裏部分抜粋の図面画像 ※図面の見方の参考画像
■RC造最上階天井裏の構造例拡大:矩計図4階天井裏部分抜粋

さらに、似たような箇所の実際の写真も掲載しながら、色々と解説していますので、図面の見方とはやや方向性が逸れるとは言え、参考になるのではないかと勝手に想像しています。

お時間とご興味がありましたら、ぜひお立ち寄りください。😊

  • 第一弾天井裏構造木造編は、👉 こちら
    第三弾天井裏構造RC造編は、👉 こちら
  • 第三弾天井裏構造鉄骨造編は、👉 こちら

ちなみに、前掲の図面(矩計図)二枚は「RC造編」からの抜粋になります。☝


あとは、これも建築図面の見方とはズレるのですが・・・😓
これら👆の投稿でご紹介しているモノで、建物の構造(構成)を各工程ごとに把握する・・・という意味で、おすすめしている解説本👇があります。

商品リンク写真画像:楽天さんの建物できるまで図鑑(RC造・鉄骨造編) ※図面の見方の参考画像
■商品リンク:RC造・鉄骨造編
(Amazonさんのリンク)
商品リンク写真画像:楽天さんの建物できるまで図鑑(木造住宅編) ※図面の見方の参考画像
■商品リンク木造住宅編
(Amazonさんのリンク)

図面の見方は書いてないので、意図がズレますが、立体的な絵(アイソメ図)を使って、非常に分かりやすく各工程での、各部分の構成を解説してくれていますし、建築の専門書ではないようですので、一般の方や初心者の方にも認識しやすいはずです。👍

不慣れな初心者の方などは特に、おそらく建築図面だけを平面的に眺めて、先のような解説を見ていくだけだと、把握しにくい部分もあるかと思うのですが、三次元的なイメージで構成を確認した上で、今一度、図面に戻って頂くと、認識できる範囲が格段に上がりますので、図面の見方自体もぜんぜん変わってくるはずです。👌

年のせいか・・・、最近はあまりやらなくなりましたが、昔は模型やパースを使って、お客さんに図面の見方を三次元的に説明したりもしていましたので。😊

この解説本も、図書館の蔵書検索で、この近辺(神奈川ら辺)だと引っ掛かってきましたので、図面の見方とは違うのですが、図面を読む感覚を養う意味でも、一度ご覧になってみて頂ければと思います。🤗

ちなみに、おすすめ度合いと素晴らしさは、先の木造編この辺りで語り捲って(まくって)います。😅
 

今日のまとめ

今日は、そもそも、もっと早くに作成しておくべきでしたが・・・、
図面の見方01と題しまして、文字通り見方(みかた)、つまり図面の読み方を、筆者の建売マイホームの、リフォーム前の当初平面図を例にとりまして、簡単に解説して参りました。

本当はもう少し詳しくご説明したいところではあるのですが、あまりに細かくなってしまうと、認識しにくいかもしれない・・・などと考えまして、個人的な判断の元、あまり重要でない部分などの一部は、割愛してしまった部分もあります。😓

必要な場合は、大変お手数なのですが、コメントでも頂ければ、追補版の投稿を作成するようにしようと思ってます。

取急ぎとなりますが、ご拝読どうも有難うございました。😌
 

コメント

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